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私立光ヶ丘学院  作者: ひがしゆ
2章
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第五話「新しい景色」

新堂暮人視点

アイドルを嫌っていたのになんでこの学院に入ったのか、未だにわからない。中学時代を思い返したくないのに猿みたいにうるさい奴が俺の周りをうろちょろするし…




なんでアイドル科にしたのって聞かれても俺だって知りたい。俺が行きたかった高校と全く違うし平和に過ごしたかったのに…!





思い返してみれば中学3年生の冬、受験期真っ只中俺は誰も志望していなさそうな農業高校に入ろうとしていた。志願理由書もちゃんと書いて学校に送ったしもう行く気満々でいた。姉さんは相変わらず光ヶ丘を押してうるさかったけど俺のこれからの将来がかかっていたし絶対にあんなキラキラした奴らについていける気がしない



「農業高校なんて牛の乳搾りするだけじゃん!お姉ちゃんは弟のことを思って光ヶ丘学院を押してるんだよ!?」



何故姉さんが逆ギレしているのか俺はとても知りたかった。



それから押されて押されて勉強も邪魔され仕方なく私立光ヶ丘学院アイドル科に



家から遠いし東京だし人多いしひきこもれないしで俺へのデメリットしか無かった。



俺は姉さんを尊敬してるし憧れている。姉さんがそう言うなら…なんて思ってしまったけど今思うとただ洗脳されていただけなのかもしれない___





やっぱり無理だ。こんなキラキラした奴らについて行ける気がしない。今だって聖羅に振り回されている。



彼のペースに合わせていると呼吸も上がりそろそろ限界が来ていた。すると急に止まり聖羅にぶつかる



「痛ッ…なんで止まるの馬鹿」



「暮人見てみて!杏里さんが踊ってる!!かっけぇ…!!」



小声でそう言う彼の見ている場所に目をやると最近話した覚えがある紫色のキラキラしてあまり近寄りたくない杏里さんの姿があり、もう1人の赤毛の人と一緒に踊っていた。


見ていてこちらに気づかれるのも嫌だから早くここから離れようと聖羅の袖を引っ張る、が全然動かない…


聖羅はあの2人の虜になっていた。目を輝かせて俺もああなるんだといわんばかりに彼らを見ていた。



すると杏里さん?がこちらに気づき近寄ってくる。


「聖羅くんと、えっと…」

「新堂暮人です…」


もう慣れている。影が薄いからというか覚えて欲しいと思わないため名前を知られることがあまりない。



「そうそう!聖羅くんに暮人くん。俺たちに興味があるの?」



アイドルはみんな自分大好きなんだよなほら見ろ。聖羅ガツンと興味ないです!って言ってよ!ナルシストの集まりなんだよこの学校!


そう心の中で呟いたが聖羅は興味が無いはずがないのだ。


「めちゃくちゃ興味あります!!杏里さんと…」


「んぁ、俺は今宵美影。よろしくな」



もう1人の赤毛の男が近づいてきて一緒に話をしていれば名前を名乗る。


美影…なんかここの学校キラキラネームが多い…いや俺がただ単に名前をあまり知らないだけなのかもしれない。



「美影さん!俺は美波聖羅です!そんでこいつが暮人!」


「新堂暮人です…お願いします…」



世に知れ渡りたくないので名前を言うのが嫌いなのに脳天気な聖羅は直ぐに俺まで紹介する。 



「聖羅に暮人!よろしくなぁ」


ピースをし、笑顔でそう言う彼はアイドルそのものであった。



人の顔をまじまじ見ることがないが彼に魅了された。

どこかで会ったような気がした。




「君たちはユニットを組んでアイドル活動がしたいとかそういう考えはまだない?」



なんとなく察した。よくある部活勧誘だ絶対。部活動の勧誘を全て断ってきた俺がこの人に打ち勝つことが出来るのか、 いや勝つ。



「なi「あります!!!」



俺が言おうとしてたのに覆い被さるように聖羅があると言った。最悪だ。先輩の表情を見ているととてもニコニコしていてちょっと怖かった。


「あるんだね。よかったよかった。それなら美影よろしく」


「ああ!…えっと、今俺らユニットを立ち上げようと思っていたんだけど人が欲しくて踊ってると見せかけての勧誘をしてたんだけどどう?一緒にやらない?」



やっぱり勧誘だった。語彙力が少々かけている部分があるが要するに踊っていると見せかけて自分達の事を気にしている人全員を勧誘してるって訳か。よくこんな頭の悪そうな奴に元モデルの杏里さんがついていってるよね…


「そうなんですか!!でも俺ダンスとかちょっとしかやった事ないしアイドルなんてしたことないですし…」



そうだ。もっと出来ないアピールしろ!聖羅!



「でも俺達だって初心者だよ。お互い初心者なら一緒に成長出来るじゃないか。俺は聖羅達と一緒に歌って踊ってみたいな」




陰由良杏里恐るべき人間だ…、全然初心者に見えないし嘘だと知っていても聖羅が自分のことを好きだと自覚しているからこその演技をしていて聖羅を虜にしている。



「杏里さん…俺やりたいです!!ぜひ!…な!暮人!」



「ひぇッ…俺に話を振らないでよ…俺はパス」



直ぐに話を振る。変な声出ちゃったしもう最悪だ…



「無理にとは言わないしまだ俺達も君達の実力を知らない。だから毎日ここで色んなことしてるから見に来てよ。それで本当に入りたくなったら呼んで」



杏里さんの話を聞けば少し安心した。



「じゃあ毎日見に来ますね!!な!暮人」


「え…うん…」



杏里さんパワーに押されて聖羅が何を言っているのか理解していないのに返事をしてしまった。その後聖羅は笑顔で俺の手を引いて


「それじゃ明日も行きます!」



そう言っては帰宅時間になり寮へと足を運ぶ。



俺と聖羅は寮暮らしだ。部屋は違うが帰りは何故か一緒に帰っているため当たり前のように一緒に寮へと帰る毎日。


この時間はとても好きだな

久しぶりに描きました!!

いや本当に久しぶり…少し置いていたのですが書きたくなってしまい書きました!!

まだまだ書きたいことが多いので続きます!


ぜひ続きも楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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