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あやかし横丁  作者: 社 那月
7/7

テストや色々なスランプで投稿が遅れました。

すみませんでした。



カァカァと、カラスの鳴き声が聞こえる。


ここは鞍馬山。この山の頂点辺りに、翼さんがいるらしい。


だが、気を付けろとはどういう事だろうか。


と、いうより…


「…大丈夫か?」


「…大丈夫…、じゃないかも…」


私は、鞍馬山を舐めていたかもしれない。


いや、完全に舐めていた。


「この山キッツ…!」


道は凸凹が激しく、障害物もかなりある。


それを座敷くん達は息一つ切れていない。


妖怪ってすごい…


それと、何処からか音が…?


「危ない!!」


座敷くんに押されて転ぶ。


そして頭を何かが掠った。


あまりの驚きに声を出せないでいると、次々と妖怪が出てくる。


「…鞍馬山のものでは無いな、誰だ。」


暁さんがいう。


すると敵はいう。


「お前に様はない。質問に答える義理もない。」


私はまだ頭が混乱していたが、これだけはわかった。


ここにいる見知らぬ妖怪は、みんな敵なのだと。


それから敵は攻撃を仕掛ける。


私は戦えないため、暁さんが守ってくれているが、それでも少しだけ辛そうだ。


『私がいるから』


一瞬だがそんな考えが過ぎる。


そして、一瞬のスキを突かれ、私が狙われる。


あぁ死ぬのかと思った時、大きく黒いものが現れたのを私は見逃さなかった。


「…無事?」


黒い羽が立派な烏天狗だった。


おそらく、この人が翼さんなのだろう。


「遅いぞ翼、何やってたんだ。」


「寝てた。」


寝てたって…、即答ですか…


「相変わらずか…、本当にお前は何考えているかわからん。」


「ありがとう。」


「褒めてない。」


こ、この妖怪不思議ちゃん…?


ミステリアスな人だな…


「翼、こいつら吹き飛ばしてくれ。」


「…了解。」


そう言って羽団扇で人扇ぎすると、途端に竜巻のような突風が吹いた。


「えっ、ちょ、わぁあああ!?」


「ったく!」


思わず吹き飛ばされた私を、暁さんが抱えてくれた。


「あ、ありがとうございます…」


そう言うと、暁さんは呆れていた。


「気を付けろと言っただろ…」


あ、このことだったんだ。


その後、何事もなく翼さんの家へと進んでいった。


敵妖怪は放置である。



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