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あやかし横丁  作者: 社 那月
3/7

九尾さんに揺られてついたのは、そこそこきれいな神社だった。


「神社...!」


「...ついてこい。」


結構怖い声で言われたため、多少びくびくしながらついていく。


それでついていくと、ふと立ち止まり、いきなり肩をつかまれ、壁に打ち付けられた。


「いッ!?」


痛みで顔をゆがめると、九尾さんが怖い顔で私をにらむ。


「...お前、何者だ。」


「...え、普通の女の子ですけど...」


即答で答えると、さらに睨まれた。


「嘘をつくな。人間はここには来れないはずだ。」


いや、そんなこと言われても...


「嘘はついてないです!」


「......」


「......?」


なぜか、じっと見つめられた。


それから、笑われた。


「えっ!?あの!?」


なぜ笑われているんだろう...


「お前、おもしろいな。」


なんで!?


そして、九尾さんは私に究極の二択を迫った。


「...気に入った、選べ人間、ここで死ぬか...、俺の嫁になるか。」


えっ、嫁?


「...はい?」


嫁?え、あのつまりそれって私と九尾さんが...!


「よし、はいと言ったな。」


「えええええ!?」


もう決定!?


「ちょ、ちょっと待ってください!」


「なんだ。」


たまらず、待ったをかけた。


かといって、なんといえば...


あっ!!


「か、考えさせてください!」


これなら、殺されることはまずないだろう。


「......フン、いいだろう、ただし、ここから逃げないことが条件だ。」


「あ、ありがとうございます!」


こうして、私は九尾様の嫁候補(という名の世話ががり)になったのだった...



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