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一次創作物

朝と恋と。

作者: 蒼山詩乃

 朝という時間帯はいつも不思議だと思うの。

 朝独特のぼやけた光を見るとなんだか今日も一日頑張ろうと思うんだ。

 なんでだろうね? 私はバカだからよく分からないの。

 でも今日は大事な日。心の中で考えて考えて今日にすることにしたの。

 ――大好きな先輩にこの思いを告白するんだ。

 いつもドジなことをして迷惑をかけているのに、先輩は嫌な顔しないでくれるの。

 最初は申し訳ない気持ちでいっぱいだったんだけど、いつの間にか先輩を見てると胸が暑くなってどうかしているんだろうな、と思うようになった。

 でもそれが恋だと知ったのは一ヶ月前。

 私でもこの胸の熱さが恋なのかを知ったのはよく覚えていないのだけれど、そう気づいてからは先輩の近くにいるといつもより顔が赤くなっていっちゃって、そこで心配してくれた先輩が声をかけてくれたから、余計に赤くなっちゃって失神したのは恥ずかしかったなあ……。

 窓を開け、部屋にこもっていた空気を外から新鮮な空気に入れ替えて、私は深呼吸する。

 すー……はー……すー……はー……

 肺に空気を送り込むだけでもなんだか勇気が出たような気がした。

 多分、これで行ける。もしダメだったら今はしょうがない。諦めはしないけど。

 一方的な恋愛は嫌だけど、少女漫画のようなあんな終わり方ができればいいな。

 そう考えている内に私を起こしに来た母さんが私の名前を呼んだから、私は部屋から出てリビングに行った。

同好会での課題part2

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