帰って来た夫婦漫才(666文字お題消化編)
沢木先生のお題に基づくお話を漫才形式でお送り致します。
借りたお題は、
化粧、ほんとうにあった事、100円ショップ、レモネード、虫歯治療、青いジャージ、ラジオ体操、微熱、質問箱、スクールゾーン
です。
「どうもどうも、イケメン漫才師のリッキーでーす」
「どうもどうも、美少女漫才師のりったんでーす」
「二人合わせて大嘘吐きでーす」
「身ィも蓋もない事言いないな」
「仕方ないですよ、ホントなんですから」
「嘘吐きはあんただけや。ウチは嘘はよう言わん」
「それがそもそも嘘ですよね」
「じゃかましい!」
「あんまり熱くなるとお化粧が崩壊しますよ」
「人の化粧を壁みたいに言うな、ドアホ!」
「似たようなモンでしょ、化粧すると体重が十キロ増えるんだから」
「そんなアホな事あるか!」
「ホントなんですよ、皆さん」
「嘘に嘘を重ねるな、スカポンタン!」
「まあ、貴女の特殊メイクの話はそれくらいにして」
「誰がハリウッドや!」
「そこまで大したもんじゃないでしょ」
「うるさいわい!」
「この間、100円ショップに行ったんですよ」
「ほお、さよか」
「そのショップの前はスクールゾーンで、小学生がたくさん通るんですよね」
「季節的にまずい事言うな、アホ!」
「僕が小学生の話すると怒りますね」
「当たり前や」
「嫉妬してるんでしょ? 小学生と張り合っても負けますよ」
「誰が張り合うか、泥ガメ! あんたの性癖を心配してるんや」
「ああ、休みの日に青いジャージを着てレモネード飲みながらラジオ体操する事ですか?」
「そんな気色の悪い事もしとるんか!?」
「日課ですから」
「爽やかなフリして言うな、変態!」
「僕は変態じゃないですよ。虫歯の治療をすると微熱が出ますから」
「どういう意味じゃい!?」
「この紙に必要事項を記入して質問箱に入れてください」
「余計意味不明じゃ! やめさせてもらうわ!」
「失礼しました」
お粗末なのは百も承知です(ムフ)。