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怪盗の話  作者: hara
6/12

⑤クレーマーのケーキを置き引きする七世

・公園(午後)※北区立赤羽台さくら並木公園


7世が昼寝をしていると電話がかかってくる

7世『はい、』

ケーキ屋店員『あのこちらのお電話は、あの、7世さんのお電話なんでしょうか?』

7世『7世です』

ケーキ屋店員『あの依頼していた件なんですが』

7世『あの、どちらの依頼ですか?』

ケーキ屋店員『あの、ケーキの、あの、ケーキのクレームの件の』

7世『ああ、あの、町内会の?』

ケーキ屋店員『はい』

7世『はい、あの不二子さんの町内会の?』

ケーキ屋店員『はい』

7世『聞いてますよ、今ですか?』

ケーキ屋店員『そうですね、もうお見えになられて』

7世『ああ、じゃあ、いきますよ、お伺いしますんで』

ケーキ屋店員『あ、ありがとうございます』

7世『はい、もういいですよ、行きますんで全然、接客とかしてもらってて、あの話聞いてるんで、大丈夫ですよ』

電話を切り、足早に移動し始める7世


ディレクター『あのどうされたんですか?』

7世『依頼の電話がかかってきましたんで』

ディレクター『どんな依頼なんですか?』

7世『町内会の依頼ですね』

ディレクター『町内会からも依頼がくるんですね、町内会って怪盗とか使うんですね、もっと平和な、、、』

7世『まあ、普通は使わないっすね、、、その引退された先輩がお世話になってる町内会というか、所属されてる町内会なんで、そこぐらいじゃないですかね、町内会とかが怪盗使うって言うのは、、、』

ディレクター『引退されてる先輩って』

7世『あの、不二子さんっすね』

ディレクター『え、あの、女怪盗の』

7世『ちょっとあんまり時間ないんで、、』



・北赤羽駅付近(午後)

揉めている2人がいる、ケーキ屋の店員とクレーマー、

2人が移動し始めるので尾行する、

7世『ターゲットですね』

ディレクター『ターゲットって』

7世『ここで待っててもらって良いですか』尾行しながら、

ディレクター『どういう状況なんですか?』

7世『、、、』ターゲットに集中している

ディレクター『あの、、、』ついて来ようとする撮影陣

7世『いや、あの、説明してるとタイミング逃すんで』

ディレクター『、、、』

7世『あ、じゃあ、僕が撮影しますよ、』

カメラマンからカメラを取って2人に接近していく7世

カメラマンが付いてくる、

7世『おい!』

カメラマン、カメラについて説明する

カメラマン『このボタンを』

7世『ええ、あ、わかったわかった、、いやもう良いって』

カメラマン『あのう、その、ここでズームができます』

7世『わかったから』

カメラマンは7世に同行していく


・裏路地、揉めてる2人のセリフ、2人の背後からケーキボックスをひったくる7世



ケーキ屋の店員さん『すいません』

客『いや、イチゴが入ってないんだけど』客はケーキの中身を空けてケーキ屋に見せる

ケーキ屋『はい、イチゴはないです、もうしわけありません、あの同じケーキと交換します』(セリフをかませる)

客『返金して、はいレシート』

ケーキ屋『はい、では商品の代金を返金しますね、大変申しわけありませんでした、しょうしょうおまちください』

店員は去る、客はケーキを脇に置く、

その間に脇に置かれたケーキを七世は置き引きするとカメラマンにカメラを渡して隠れるように指示する

ケーキ屋の店員『ではケーキをお引き取りますね、あのお客様、ケーキは?』

客『ケーキはあれ、どこだ』

ケーキ屋の店員『あのう、ケーキがないと、代金と交換できないんですけど』

客『いや、さっきまであったんだけど』

ケーキ屋の店員『ええっと、、、あ、あれ!』

店員が指さす方向には7世がケーキボックスを持ってこそこそとしている

7世『見つかってしまったぁ』

7世が逃げ出す

客『あっ、待て!』

客が7世を追いかける


ケーキ屋の店員は7世が去っていく様子を見ている


・7世のコメント

ディレクター『あのさっきのお店、ケーキ代とかどうなるんでしょうかね』

七世『払われねえよ、ケーキが盗まれてっから』

七世『そのよく似た手口でやるんだって何かが入ってないみたいな、あの人、ちょっとガラが悪いらしくて』

ディレクター『、、、じゃあ、これ、なんかいい盗みなんですかね』

七世『まあ、依頼だから、誰かしらは得することになるよね、、、せこい依頼だよ』


~カット割る~


七世『じゃあ、ちょっと今回の依頼のターゲットです、撮影します?お宝とかじゃないんですけど』

ケーキの箱を開け、イチゴのないケーキを撮影陣に見せる七世

ディレクター『これは報酬とかはどうなるんですか?』

七世『町内会から5000円ぐらいもらえるみたいですね、不二子さんが窓口なってるんですけど』

ディレクター『あのさっき聞きそびれたんですけど不二子さんって実際におられるんですか、あの女性の有名な怪盗ですよね?三世さんと一緒に大活躍されていた』

七世『女怪盗不二子は業界じゃあ有名っすよ、実在してます、っていうか今から今回の依頼の報告しにいきますよ不二子さん、』

ディレクター『え、すごい、あのう、不二子さんのことも取材させてもらえませんか?』

七世『僕は良いですけど、、まあ不二子さんも取材とかは全然したがってるとは思うんですけど、』

ディレクター『えぇ本当ですか、ありがとうございます!』

カメラマン『これは凄いスクープになりますね!』

ディレクターとカメラマンは興奮して笑顔で喜んでいるが七世、きまずそうにしている

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