プロローグ
PCで書いてるので読みにくかったりするのは許して
過去に「俺はもう小説書かない」って言ってた?
あれは嘘だ。
とある夜。仕事で疲れた体を動かし、電車に駆け込む。
今日は僕イチ押しの焼き鳥屋で、久しぶりに小学校と中学校時代すごく仲の良かった4人で集まる日だ。
電車を降り、久々の友との邂逅が待ち遠しくて、歩く足が思わず速くなる。
そうして待ち合わせの焼き鳥屋の前に着くと、もう二人来ていた。
「やーやー添人くん久しぶりー!!元気してた?」
「久しぶりだな添人!!!相変わらずそうで安心したぜ!!!!」
「久しぶり!夏帆も隆真も元気そうだね!!」
昔と同じ調子で話しかけてくれる二人に、ついつい昔を思い出してしまう。
「悠斗はまだ来てないみたいだな…」
「あ、メッセージ来たよ。数分遅れるって。」
「そっか、じゃあ、先にお店入っちゃおうか。」
「さんせーい!!!!私添人くんのおすすめの焼き鳥って
どんなのか気になるんだよねー!!!!」
「お前本当に食べること好きだよな…そのうち太…へぶっ!!!!!」
あ、隆真が夏帆にしばかれた。デリカシーないなぁお前。
しばかれて当然だぞ。
ぎゃあぎゃあ言い合いする二人をよそに、店に入り、
予約の確認をして席に案内してもらう。
喧嘩ばっかだった二人も席について焼き鳥と酒をならべれば目を輝かせて
料理に舌鼓を打つ。
そして会話の内容はやがて昔話へと移り変わっていった。
「そういえば俺らがまじで仲良くなったのって、あの件だよな~。」
「ちょっと。それの話もうしないってみんなで決めたでしょ。」
「は~?なんだよ。ちょっと話に出しただけじゃん。内容出してないし。」
「やめたほうがいいっていったのはあんたでしょ!!!!」
この二人はまた喧嘩を始めてしまった。
僕はそれをBGMに過去のことを思い返すことにした。
これは僕が小学校6年生だった時の秋ごろの出来事。
その年、僕はクラスの新聞係をしていた。
何かを調べてまとめて周りに見せて、楽しんでもらえることは好きだったから、
消えがちなこの係は僕だけで続いていた。
その日は何かと無気力で、
やりたいことが見当たらなかった。
退屈な授業も乗り切ってなんとなく襲ってくる虚無感で
ぼーっとする昼休みだった。
学校でもけだるげな空気が払拭できず、
僕は机に突っ伏し、そのまま近くで話している男子の話を聞く。
はぁ~。何かネタになりそうな面白い話は…
「僕の友人の話によると廃校舎にある小さな社が、
異世界につながっているらしい。」
ん?
「なにそれ!!!まじやべー!!!!!放課後行ってみようぜ!!!!!!」
「おい。廃校舎は立ち入り禁止だ。
もうすこし校則を破ることに抵抗を覚えたまえ。
でも、まあ…少し僕も興味をそそられたから、僕もついていっていいか?」
「もっちろんだ!!!一緒にいこうぜ!!!!!」
オカルトネタだ!!!!
オカルトネタを乗せた新聞は人気になる。
学校でも割と日常に暇をしている人間は多いのだ。
これはこのどうしようもない暇をスクープに変える大チャンスだ。
「あの、僕もついていっていい?」
「もちろん!!一緒に行こうぜ!!」
「ん?添人くんか。もちろんいいぞ。」
「やった!ありがとう、二人とも!」
彼らに同行を許可してもらえて僕は舞い上がった。
しかし、この時点では僕は想定していなかった。
まさかこのオカルトが本当だったなんてことも、
それでとんでもない目に合うなんてことも。
続きは気が向いたら書く。(書く書く詐欺)
期待しないでちょ