失意の中
長い事更新して無くてすいません!!m(_ _)m
「ワシはなんでこのような状況に生き返ったんじゃろか?ワシの知人はおらず、友ももうおらぬのであろう?」
そう言って主人公は悩んだが、とりあえず布に包んでいた2人を畑の奥にある墓地に持って行ったが地面が薄い石のようなもので覆われており、埋める事ができなく、無縁仏がある場所はまだ土だったので埋め、南無阿弥陀仏と小さく唱えた。
「さてと、クヨクヨしてたらいかんじゃろし。とりあえず何をしようかのう〜」
そう言いながら本堂に戻ると、自分が汚した汚れが気になりだしたので清掃をする事にした。清掃をしていると、所々自分が知っている柱のキズ等がありキズを撫でて昔のことを思い浮かべていた。
「さてと、キレイにしたし次はどうするかのぉ〜。そうじゃ!色々とあって忘れておった!御本尊に挨拶をせねば!」
主人公は、着ていたボロボロの袈裟を新しい袈裟に着替え本堂に向かっていき、お経を唱える事にした。
流善寺の御本尊は、総本山であるのにも関わらず如来等は崇めず民の目線となって苦楽を共にするため地蔵菩薩様を崇めていた。
地蔵菩薩様の真言を唱えながら手を合わせ祈っていると、正門からドンドンと叩く音が聞こえた。そして音と共に「助けて!」という小さな声も聞こえた。主人公は急いで正門に向かっていき小門をあけた。
「ヒッ!?ゾンビ!?」
そう言って門を叩いてた子供が手に持ってたバットを持って構え主人公めがけて振り下ろした。主人公は子供の後ろから来ていた死者に気づきバットを手でいなして、死者を蹴り子供の手を引っ張って中に引き入れた。
「キャッ!?なに!?ゾンビが私を助けた??」
「あ〜混乱してるとこすまんが、状況とかを説明してほしいんじゃが」
もう一回子供が絶叫しようとしたが主人公が口を抑え、自分の口元に指をもっていきシーというサインを起こし「大丈夫かの?落ち着いたかの?」と言葉をかけると子供はめちゃくちゃ頷いたので手を離した
「えぇと助けてくれてありがとうございます?」
「いやいや子供を助けるのは大人の務じゃよ」
「ゾンビが流暢に喋ってる!?どういうこと!?」
もう一回口元に指をもっていき、シーっとサインをした。
「ふぅぅ〜、よし!落ち着いた。で?ゾンビがなんで流暢に喋って私を助けてくれたの?」
「じゃから言っておるじゃろ、子供を助けるのは大人の務めじゃと。お腹は空いてるかの?」
そう言うとキュ〜という可愛らしい音が目の前の子供からなった。
誤字・脱字等がありましたらまたご連絡下さい (⌒▽⌒)
書く意欲の燃料が足らないんじゃあぁぁ