新聞
遅くなってすいません!!
一応投稿はしますけど、色々手直ししていきます。
誤字・脱字の報告ありがとうございます
「なるほどのぉ、謎の疫病により人食い増加かぁ。」
先程倒した2体を押し入れに入っていた布で覆ってから、見つけた新聞を読んで今の現状を確認した。
その新聞を見つけてから寺の正門・裏門・通用口を閉じ、この寺に代々続く畑を見に行くと自分が即身仏になる前に比べて青々として広大になった畑をみた。
「ほぉ~今の時代は裕福なんじゃの。こんなにも畑が立派で広がってるとはの。そうじゃ、蔵はどうなってるかの?」
そう言って寺の裏手にある蔵に向かっていったが、蔵はなく変わりに一軒の小さな家が建っていた。
「ん~~?コレは何じゃ?流善寺資料館??この寺の資料が残っているのか。ちょっと見てみようかの。わしが即身仏になった後がわかるじゃろ」
流善寺資料館の中に入るとこの寺代々の住職の顔写真が並べられていてその中にも主人公の白黒写真もあった。
「こんな形でワシの写真が残るならもう少し顔を整えればよかったのぉー」
主人公が昔の思い出を振り返りつつ奥にゆっくりと向かっていった。しみじみとこの先輩は厳しかったのぉ〜と言いながら。
すると1つ大きなスペースを見つけた。また他の先輩方のことかのと思い少しウキウキしながら見に行くと。
【流善寺最後の住職が即身仏に】
「おっここはワシの資料を置いてるところか。しかし最後の住職とな?」
そしてそこの資料を見て、主人公は嘆いた。
「ワシが即身仏になった後、空襲で核爆弾が長崎・広島に落ちて、流善寺の主義を守るものがいなくなり、継ぐものが居なくて廃寺になったのを国が直したのか。もうワシの知人・親戚もだれ一人もいないのか」
主人公は流善寺に捨て子として寺の門に置かれてるのを当時の住職に拾われ育てられたので、主人公の親兄弟は流善寺に所属している者達のことであったが、兄弟子も弟弟子も戦争へ行った。
唯一主人公は子供の頃のケガが原因で握力に障害があり物をずっと握る事ができ無いので徴兵から免れてしまった。
主人公は兄弟子達に泣いてそのことを悔やみ兄弟子達に謝ったが、兄弟子達は笑い「自分たちが帰ってくるまでこの寺を守ってくれ」と言って出兵していった、しかし数週間後に役所から戦死公報が届いた。
その手紙を受け取った瞬間に膝から砕け落ち、疎開してきた子供達の手をかり立ち上がり遺髪を持って寺の墓地に埋めた。
読み方は流善寺です。
駄文ですが見てくれてありがとうございました