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第1話 牢獄からスタート?

「ぐ・・・」


 なんだ背中がやけに焼けるように熱いし痛い


「大丈夫ですかグレッドさま」


 目の前に目がくりくりした茶髪の坊ちゃん刈りの子供が目を潤ませて声をかけてくるが俺は今、痛みでそれどころじゃない。それになんだか力が抜けてきてるぞ


「けっ!粋がるからそんな目に合うんだよ!」


 吐き捨てるような声の方に顔を向けると無精ひげを生やしたむさいおっさんが立っていた。こいつ臭いな。何日、風呂入ってねえんだよ


 あれ?さっき俺病院にいたような・・・どういうことだ?


 ああ、思い出してきた

 よく見れば薄暗い洞窟の中に造られた牢屋みたいなところにぶち込まれたんだっけ

 そうそう俺の名前はグレッド=アルバイン。男爵家の嫡男だったな


 さっきの夢でもそんなようなこと言ってたっけ?夢・・・前世か?


 まあどっちでもいいんだが俺がこんな状況になっているのは牢屋の片隅でぼろきれまとってうずくまってる少女が連れていかれそうになってこいつにとびかかったら斬られたんだっけ


「おい!何、傷つけてやがる!頭に殺されるぞ」


「ああ、こいつ俺の足に噛みつきやがったもんでついやっちまった。とりあえず、こいつでも飲んどけ!」


 おっさんにほっぺた掴まれて飲まされたがとにかく臭い!青臭すぎる!いろんな草を混ぜ合わせて煮詰めたらこんな味になりそうな気がする。ついでにおっさん歯が黄ばんでるぞ。歯も磨け臭いぞ。草臭とおっさんの口臭がまざって・・・うげ。吐きそう・・・


「お前、吐くなよ!それで俺の酒代がパアだ!吐いたら今度こそ殺すぞ!とりあえずお前、こいつの面倒でもみとけ!」


 おっさんが俺の襟首掴むとぼっちゃん刈りの方へ放り投げて見張りもせずにどっかに行きやがった


「あいてて・・・」


 下が岩場なんだからちっとは加減しやがれ!こっちは子供だぞ

 文句を言おうとして体を起こして気がついた。さっきより痛みが引いてきたし力が少し入るぞ

草汁飲んだら傷が治ったのか?うーん。謎だ


「なあ」


「はい?」


 ああ。名前を聞こうとして思い出した。こいつは俺の乳母兄弟でアルトだ。俺と同い年で5歳だ


「俺ってどうしてここにつかまってるの?」


「え?覚えてないんですか?」


 君、5歳児なのにしっかりしてるね。ふむふむ。アルトが言うには俺の親父が治める町で攫われたらしい普段はそんなことはないのでおそらく俺の継母が関係しているのではという

 アルトおまえそんな推測までできるんなんて優秀すぎるだろ


 状況は分かった。要は人攫いにあった俺はここをアルトを連れて無事に脱出しなければならないわけか。とりあえず夢か前世で聞こえたあれは本当だったわけだ。転生って言ってたな。

ということは前世だな。あれが言ってたハードモードってのはまずはこの状況下でなんとかしろってことだな。よしやってやるぜ。あ、そういえばスキルがあるんだっけ


「なあ、アルト、この世界ってスキルとかあるの?」


「はい。ありますよ」


「それって確認できる?」


「はい。ステータスオープンって言ってみてください」


よし。アルトの言う通り確認できるみたいだな


「ステータスオープン」


グレッド=アルバイン

性別:男 年齢5歳


レベル1


HP13/40 MP10/10


STR:8

VIT:5

AGI:5

DEX:9

MAG:11


ユニークスキル:成長EX


 おお!目の前に裏が透けた青いボードみたいので出てきたぞ。なんかわからないけど楽しくなってきた。やっぱり成長EXか。どうやらあの夢は本当に前世のようだ

 って、HPが減っているな。なんだろう?

 指でボードのHPを指し示すと生命力と解説が別枠で出てきたぞ


 ふむふむ。さっき斬られたからHPが減っているのか。MPは魔力か。魔力ってなんだ?。まあ全部見てみるか

 

 STRは力の総称でVITは耐久力とAGIは敏捷性でDEXは器用さMAGは魔法威力、魔法抵抗力とあるなって魔法があるのか。なんか心が疼くな。で、最後に成長EXか。


成長EX:すべての能力値、スキルの成長を促します

    スキルの初期習得に関与します


 お?こいつは使えるか?初期習得ということは教えてもらえばそれがすぐに使えるようになるかもな


「アルトお前なにかスキル持ってるか?」


「はい。一応剣術レベル1を持っています。魔法は火魔法を持っています」


 剣術はHPも少ないし後回しだな。とりあえず火魔法を習得してみるか

 でもなんで乳母兄弟でアルトは火魔法覚えてて俺は覚えていないんだろう


「なんでお前が火魔法使えて俺が使えないんだ?」


「僕は母から教えてもらってグレッド様の身の回りの世話をするのによく使っていたからでしょうか」


 ああ、そういえばよく薪に火をつけたり蝋燭に火をつけたりしてたな


「よしなら今から火魔法を教えてくれ」


「え?でも魔法習得には魔力の使い方をおぼえなきゃいけませんから小さい火を灯すのにも1週間はかかるかもしれませんし人によっては使えない人もいますよ?」


「とりあえずそこらの常識云々はその辺にポイして教えてくれ」


「はあ・・・」


 アルトはため息交じりに仕方がないなと様子で教えてくれた

 ふむ。魔力を流す感じでイメージするのね。指先から火がでるようにほいっと!

 瞬間、俺の人差し指からガスバーナーみたいな火が噴きあがった


「うわっ!グレッド様、抑えて!」


 抑えるってどうやるんだ?コンロの火を消す感じでいいかな。あっ消えた


「よし。これでなんとかなるな」


 さすが成長EXやるな。アルトなんてめちゃくちゃ驚いてるぞ。くりくりの目が今にも落ちそうだ。でも若干疲れるな。ステータスを確認してみるか


「ステータスオープン」


グレッド=アルバイン

性別:男 年齢5歳


レベル1


HP13/40 MP8/10


STR:8

VIT:5

AGI:5

DEX:9

MAG:12


ユニークスキル:成長EX

スキル:火魔法Lv1


 なるほどね。MP減ってるわ。あ、でも火魔法はしっかり習得しているか。よしこれでなんとかなりそうだ。ん?ついでにMAGも上がってるなラッキー。

 アルトはなんでなんでと聞いてくるがお前顔近いから。童顔の女顔なんて可愛すぎだろ


 ま、これで準備はOKと。ならさっさとこんな陰気臭いところからはおさらばしますかね


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