第13話 旅もいいけど魔法も検証するよ?
いつも読んでいただきありがとうございます
拝啓、皆様、俺は今オルナマイト領に向けて馬車について歩いています
なんてね。なんでも領都のオルナマイトまでは約10日かかるんだって
アルトとエルーナはって?
ちゃんと前にエルーナ後ろにアルトって感じでいるよ
エルーナは町で着替えをしちゃってもう毛皮じゃないからチラッとはないからね。残念!
まあでも美人さんだしズボンに丈の長いシャツ皮鎧の出で立ちだから花があっていいんじゃない?
当然、俺とアルトも街で買った冒険者装備を身につけて恰好だけは一丁前だな
武器は買い直して俺とアルトはショートソードをエレーナはダガーを買って持ってるよ
エレーナは弓と魔法で戦って近距離戦になったらダガーなんだって
剣持ってたじゃんて思うかもしれないけどあれ少し大きすぎたからさっきの街で売っちゃったよ。手入れだけはしてあったからそこそこの値段で売れて新しい装備の足しにはなったね
護衛の冒険者のおっちゃんに付いてきてもらったから子供とエルフでも買い物はできたのはありがたかったよ
ところでなんで徒歩かって?
もう貴族じゃないんだし馬車は変でしょ?
それにランバスさんに護衛を頼まれたからね
衣食住付きで一日銀貨1枚だって。だいたい1日1万円かな。でも衣食住付きだからありがたいお仕事です
5歳児にって思うかもしれないけど一応、ウェザーモンキー撃退の実績もあるからそこは気にしないで。労監がうるさいって?異世界だから大丈夫!
ただね。ランバスさんの本当の目的は護衛もだけどおそらくユレアの話し相手だと思うんだよ。ランバスさんに馬車でと勧められたしユレアも喜んでくれてたんだ
でもさ、ようやくゆっくり異世界を見て回れる機会じゃない
外を歩いていくって言ったらユレアが泣きそうになったからなだめてたら夜一緒に寝ることを条件にようやく許可された感じ?
おいおい同衾かよと思うかもしれないけど5歳児だからね!
色気なんてないないよ~
同衾なんて勘弁なんだけどそれでもいろいろ楽しみたいのよ
それと、もう一つ魔法の習得の為かな
「よう、坊主、あそこに暴れ鳥がいるから狙ってみろよ」
冒険者のおっちゃんの言う場所をみてみると少し離れた場所にダチョウみたいな鳥がいるな
とさかがついてて鶏とガチョウを混ぜたみたいで違和感満載だわ
まあ、とりあえず指を拳銃のようにして狙って・・・指先から発射!
「ファイアーニードル!」
「グエッ!」
<レベルが上がりました>
よし!見事、頭に命中!レベルがあがったね
ちなみに指先を吹く仕草は忘れない。これ鉄則
「坊主、やるようになったな。魔法を教えて間もないのに一撃で仕留めれるようになるとはな」
ふふふ。そうでしょ
ちなみにこのおっちゃん、ダンパさん33歳、独身。ただし女にもてるから家庭は持ちたくないらしい。年くって誰からも相手にされなくなっても知らないぜ?
もてるうちが花よ?もて期はすぎてからきずくもんだよ
前世では俺の知らないうちに勝手に過ぎていなくなっちゃったけど・・・
あぁ、目から汗がとまらない。泣いてないからね!
とりあえずその話は置いておいてダンパさん。いろいろな知識を持ってて歩きながら俺たちに教えてくれるからほんと助かる
野草から魔物から魔法まで幅広く知ってるのよ。さすがもてる男は違うねって褒めたら調子にのって余計にいろいろ教えてくれるから本当に助かる
ちなみに暴れどりは食べるとうまいらしいんだけど今は護衛中だから放置かな
「しかし、坊主のその指の形はなんだ?それに無詠唱とはほんとすげーな」
指についてはロマンだよ!男子諸君はわかるでしょ?
ちなみに今の俺のステータスはこれ
レベル12
HP240/240 MP93/101
STR:41
VIT:47
AGI:56
DEX:65
MAG:80
ユニークスキル:成長EX
スキル:火魔法Lv4 風魔法Lv3
長距離疾走 悪路走行 夜目
こんな感じかな。そうそうこの魔法レベルについて今までよくわからなかったんだけどエルーナに聞いたらその系統の魔法を使えば使うほど上がっていくものでレベルごとに使える魔法が違うみたい
このスキルレベル、必要なレベルに到達してないと魔法を正しく詠唱しても発動しないか大量の魔力と引き換えに類似の同レベル帯の魔法に置き換わるんだって
どうやって覚えるのか聞いたら人から魔法を教えてもらうのと魔法書で覚えるのと2種類あるらしい。まあ、使えるようになると詠唱に魔力が込められるようになるからわかるんだそうな
んでもってさっき使ったファイアーニードル、実は元の原型はファイアーボールって言ってレベル2の火魔法なんだ。それをいま自分でアレンジして使ってる感じね
なんでアレンジできるかって?
多分スキルレベルが多大に影響してると思うんだ
最初にガスバーナー使ったのだって元は灯の魔法だからね
あれはただ偶然魔力を込め過ぎて発動しただけなんだけどそれを思い出してアレンジしてみたらできちゃったのよ。この世界そこらへん結構アバウトでほんと助かるわー
アレンジして使ったときはダンパのおっちゃんびびってたけどね
しかも無詠唱だし
それでも一番最初はダンパのおっちゃんにきちんと詠唱付きで教えてもらったけどな
基本大事これ大切よ?
それでも詠唱ありかなしかで言ったらなしだな
ってことでさっきから詠唱なしで試してるんだけど使えば使うほど魔力が無駄なく込めれてる感触はあるから詠唱無しでもいけることは間違いないね
エルーナに教えたら嘘つき呼ばわりされたけどそのあと無詠唱で頑張ろうとしてたから考えるところもあったみたいだね
てかそれ見てたら、にやつくなって殴られた。理不尽だ・・・
てなことで時々みかける鳥やら犬やら人っぽいなにかをダンパのおっちゃんの指示のもとさっきから人差し指でバンバンしてたらレベルがあがったってわけよ
「しかし、お前さん器用だな。普通は魔法使うのに練習を重ねても使えん奴もいるのに一発で出来るとはな」
ダンパさんそれよく言われます。でも成長EX先生のおかげだからね
「うーん。その年でそれだけ使えるなら将来は宮廷魔術師を目指せるんじゃないのか?」
なにそれ?
「知らんのか?どの国でもお抱え魔術師っているからな。そいつらだよ。金回りもいいし一生安泰だぞ?」
うーん・・・。あんまり興味が持てないな
「なんだよ。まだちっせえんだから夢もてよ夢。見た目も良いんだし将来安泰となりゃ女がいっぱい寄ってくるぜ?」
えっ?俺って見た目いいの?
てかエルーナそこで後ろを見て笑うなよ。傷つくよ?
お?馬車が止まったね。そろそろ休憩かな
「アルト様、どうやら休憩のようですね」
そうみたいだね。ランバスさんが手招きしてるしたぶんお嬢様が呼んでるし行ってくるかな
「おう。またあとでな」
「グレッド様行ってらっしゃいませ」
「はあ、あのお嬢様もあんたのどこがいいのよ・・・」
もうエルーナの言葉は右から左、右から左よー。さて行ってきますかね。
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