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胃カメラ体験記

皆さんは胃カメラをした事があるだろうか。


今回は、その日の事を書こうと思う。ちょっとした笑い話だと思って気軽に読んで頂きたい。




ある日、普通に生活しているのにも関わらず嘔吐するようになった。嘔吐といっても吐瀉物(としゃぶつ)は無く胃液のみなのだが。。何をしていても気持ちが悪く、胃そのものにおいても心なしか痛くなってきたのだ。


流石に検査した方がいいかなと思い少し大きな病院に行くことにした。


医者との会話は胃カメラの実行へとトントン拍子で

進み、結果喉からの胃カメラをする事になった。


正直なところ、凄い嫌だった。


何故か?


それは、パニック障害があるのと嘔吐反射がかなり強くでてしまうからだ。


そんな私が何故胃カメラをする事にしたかと言うと、眠っている間に終わる静脈内鎮静法を用いて実施するという医者の説明からだった。


しかしながら、胃カメラに対して恐怖でしかなかった私は、薬のアレルギーやら他の病気があるかなどの問診票の”その他気になるところ”に自分の不安を文字でぶちまけた。


内容は、確かこんな感じだったと思う。


――――――――――――――――――――――――


パニック障害を持っています。嘔吐反射が強くでます。嘔吐反射においては、風邪の時医者が舌に棒を置くだけで手を叩いて振り払ってしまうほどです。なので、確実に眠らせて下さい。


――――――――――――――――――――――――


胃カメラ当日、昼から実施の為に朝食を抜き病院へ向かう。病院までの道程で2度嘔吐。確実にその嘔吐だけは、胃カメラへの恐怖からだったと思う。


病院へつき、胃カメラを実施する場所へ通された。

実施するにあたり心電図?をつけられ、自分の脈と連動してディスプレイでピッピッと音が鳴っていた。


「確実に眠らせて下さい。」


私は再度医者にそう伝えた。


「大丈夫ですよ。」


医者も色んな患者を見ているのだろう。堂々と答えてくれた。その対応で私は少し安心した。


だが、、、、、



「じゃあ、喉の麻酔をしますので口を開けて下さい。」


看護師が優しく言ってきたので、その通りに口を開けると看護師がスプレーで数回喉に麻酔薬?をかけてきた。


そこからである。。。地獄が始まったのは。。。


息が吸えない!!

このままだと死ぬ!!


喉の感覚が無いために呼吸を吸えている気がしないのだ。普通の人なら鼻から吸えばいいな!と思うのだろうが、そんな事を考えられないぐらい私はパニックに陥っていた。


ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ

ピッ ピッ ピッ ピッ ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ


物凄い早さで心電図がリズムを奏で始めた。

それと同時に医者と看護師も焦りだす。


「落ち着いて下さい。」


看護師が私に言ってくれたが、心電図のスピードは止まらない。むしろ加速していく。


私はもう失神でもするのだろうか。。と思った矢先。


「注射を打てー!!いいから眠らせろーー!」


麻酔をするまであれだけ冷静だった医者が声を荒げているのが聞こえた。


そこから私は眠ったらしく、その後の記憶は無い。


その後、友人に聞いた話だと先に眠らせてくれるところもあるらしい。次からは、そういう病院に行こうと思った。










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