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人形兵器

「天皇陛下、民間の宇宙船に装備させたレーザー主砲なのですが、掃射後にエネルギー枯渇により航行不能になる可能性が、」


「わかった、レーザーを単発掃射プログラムを作らせる。」


「それと、作戦行動中に、正体不明の人形兵器を確認したそうです。」


「あ、あーこちらで対応しよう。少し用事が出来た、車を用意してくれ、」


アニメ好きをこじらせた友人の仕業だろう、また面倒なことを、


「イワタ、イワタ グリム、」


「おお、久しぶりだな、」


その顔を見た瞬間、こちらの苦労も知らずに、笑顔で現れたそいつに、少し怒りを覚え軽く蹴る。


「おい、無言で蹴るな、おいやめろ、怖いぞお前、」


「昔の悪ふざけ、今も続けてるんだろ、」


「おお、ようやくわかってくれたか、やっぱりロボは人類のロマンだよね。」


「余の言うことは、聞いておくべきだと思うが」


「ま、まさか、連邦軍、軍事技術アクセス権利だと、い、いくらだ、いくら出せば良い?」


「映画のように、大量の人形兵器が軌道降下し、敵を蹂躙する。かっこいいとは思わないかね?」


「おお、おー良い、」


「大量生産、どうかね?」


「する~、と冗談はおいといて、まさか学生のうちに本当に国をつくるとは、昔から国欲しいって行ってたよね、」


「最低教育期間の6歳から15歳までの9年間の頃じゃないか、」


あくまで地球に限った話なのだが、60歳から80歳まで学生であり、その間政府から生活費を受け取れる。そして最低教育期間を終えると、好きなことを研究できる。

研究の内容は、科学的な事から、アニメや映画の作成及び販売、小説を書いて過ごしたり、登山や狩猟、伝統技能、そう好きなことして遊んでも良いよと言われているようなものだ。


卒業後は、何もしていない人でも、生活費位は稼げる無人食料プラントをもらえ、学生のうちの成果で無人食料プラントの規模や数は増えていく。


月で出世を目指すなら、大量のプラントを手に入れその資金で、月に移住する。


人の代わりに器械が仕事をしてくれ、周辺の星に高額で食料を売り、安く鉱物資源を手に入る地球だからこそ、「もう仕事しなくて良いから、人は文化や技能に力を注いでくれ。」と言えるのだ。


卒業後は、地球で研究を続けるのも良いし、月で野心を燃やすのも良いだろう。学生のうちに子育てを終わらせ、余生を過ごす人も少なくない、


話がそれた、彼等はその中でも、ロボアニメ好きをこじらせ、多くの新技術を発明しながら、莫大な資金と情熱で人形兵器の開発に取り込む集団だ。


「これがその代表のイワタ グリムです。」


「誰に説明してるんだよ、」


医療技術の発達のお陰で、20歳から100歳まであまり、見た目に変化はありません。


「よし、我が施設を案内しよう、」


「頼む。」


高速で降下するエレベーター、よくこんな地下を造ったなと感心する。いったいどれだけのスポンサーを手にいれたのだろうか、


「陛下、お電話です。」


「何かね?」


「台風が来た、東京、千葉、茨城、埼玉高層都市から、雨水の事でお話があるそうです。」


自然を保護するために、県1つに対し都市は1つにしようと言う計画の結果、高層都市と呼ばれる超巨大都市が作られたらしい、都市が水没しても問題ないよう設計されたはずだから、今頃大雨位でどうにかなるとは思えないが、


「余に何のようだ?」


「ええ、東京高層都市代表、ミヤヒラです。今回大量の雨水が余ったので圧縮処置を行い、それの輸送宇宙船準備を行いました。月を失った今、日本に存在する3つの宇宙港では国内の宇宙戦艦を収用する余裕はありません。赤月の宇宙港建造計画を実行するべきです。」


「計画書を提出してくれ、宇宙船の建造は進めてもかまわない。切るぞ、」


使えるな、確かに現状ダメージを受けた宇宙戦艦を修復するための施設が存在してないし、もう少し早めに計画するべきだったな。


「どうした?」


「仕事の話だ、」


「そうか、それよりついたぞ、ようこそ我等の秘密基地へ、」


こう、学生のサークルが、教室を借りてテレビや冷蔵庫を持ち込んで、騒いでいるのに近い気がするが、その規模は、


「地下10kmに建設した我等の秘密基地、表向きは新型地殻熱発電所の実験及び、生存不可能地下領域住居区画建設計画、地下食料プラント限界調査などの様々な計画を隠れ蓑に作り出してやったぜ、」


「一話で、大型の人形兵器が、重力操作により浮かび上がり、多種多様な攻撃を始めた。的な感じで戦ってたよね、」


「いやぁ~、トラック(宇宙船の名称)落ちてきたから実験に良いかなってさ、そしたら天使とか言う丁度同じぐらいの体格の敵が出てきたからさぁ、これは戦うしかないでしょ、」


「おい、」


「まあそれはおいといて、さあ見てくれ、昔のソロモンの悪魔をモチーフにした72の人形兵器、まだ53体しか出来てないけどね、」


「天使は約15m、これに対抗できる物を造ってもらいたい、ここ

にいる皆にも聞いて欲しい、彼から聞いたがここの兵器はソロモンの悪魔を当てているときいた、天使の対となる悪魔を作ろうとしているのだ、諸君が作ろうとしているのはそれだけのものだと言うことを心して欲しい、」


「「「おおおお、」」」


「天使の動画及び各観測所の観測資料及び、対天使よう特殊予算、」


「「「おおおお、」」」


「地球連邦軍の軍事技術の観覧を許可、」


「「「おおおお、」」」


「施設の拡張及び人員確保予算」


「「「おおおお、」」」


「それを、今認証させた。」


「「「えええ、おおおお、」」」


「という訳で、これまで君らが造ったものを見せてもらったが、やり直しで、まずソロモンの悪魔でも一番簡単なアンドロマリウスから作ってみよう。たしか千里眼だな、武器は片腕に巻き付いた蛇を模したものにしよう。さあ諸君、単機で世界を取れるだけの兵器を72機も作ろうとしているのだ、心してかかれ、期待している。」


「「「おおおお、」」」


「さて、イワタ君には縮退炉の…、重力炉といった方がいいか?まあこれの小型化を行おう。」


「あれの小型化はさすがに…」


「新型装甲で研究されてた液体金属を駆動部に組み込もう。」


「研究途中何だろ、」


「君がやれ、兎に角だ、基礎能力の向上させてくれ、特殊能力をつけるのはそのあとだ。頑張ってくれ、」

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