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対上陸部隊

「サイトウ少佐、800メートル級十、500メートル級八十、400メートル級七百、200メートル級三百、揃いました、残りの軍用宇宙戦艦は日本各地に配備、防衛体制を整えました。」


「よろしい、諸君目標は東海部に軌道降下し、現在進行形で日本本土に上陸しようとしている。敵勢力の排除及び、赤月への進行だ、これが知的生命体の可能性を考慮して、様々な方法を用いて交渉を行ったが、複数人の怪我人を出して終わった。さて、やることはわかったかな?」


「「「了解しました。」」」


宇宙戦艦は、その巨体ゆえか、ゆっくりと動いているように見えるが、すでに音速を越えている。


目的地へと到達した艦隊は、大きく右に旋回しつつ、レーザーによる先制攻撃を行った。


「レールガンやミサイルは使うな、補給の目処がたたないからな、レーザー兵器のみで敵勢力の排除を目指せ、」


海上を航行ちゅうだった敵は、一斉に放たれたレーザーの光により炭になり、少し焦げ臭い臭いを残して消えた。


「少佐、敵浮上、砲撃来ます。」


「わかった、800メートル級、500メートル級を前に、エネルギーシールドを展開しつつ200メートル級戦艦を守れ、」


200メートル級戦艦は後ろに下がり、代わりにそれ以上の戦艦が、シールドを張りながら前に出る。


「全面に展開した戦艦を下がらせろ、」


「少佐、まだ我々の艦のシールドは健在です。」


「今回の戦いでは、一切の被害を出すつもりはない、装甲も含めて無傷で赤月に進行する。そのつもりで行動してもらおう。200メートル級、レーザー主砲一斉掃射、各戦艦は後退しつつ支援砲撃、」


大型の戦艦の隙間をすり抜けるように、前に出た200メートル級が、光の柱のようにレーザーを放ちながら前進する。海底をこがすほどの威力だ。


「500メートル級を再び前に、200メートル級のレーザー主砲が切れるぞ、敵が弾幕を張る前に盾になれ、800メートル級前進、地平線の向こうから砲撃する敵別動隊を叩く、」


「報告します。都市防衛型モノレール式移動レーザー砲の配備が終わった都市から、戦艦が移動を始めました。」


全てが機械化された日本の工業力は、平成とは比べるのもおこがましく、一日もかからず大規模軍事工場を建設し、近隣の都市からモノレールの線路を繋げ、配備を行って来た。


「サトウ少佐、私は都市防衛の任から外れた戦艦の司令官のオルド少佐だ、よく聞け、我が艦隊の戦艦による監視網により、足止めの必要はなくなった。足止めの必要はなくなった。」


「はっ、了解しました、これより第2殲滅戦に移行します。各戦艦高度を上げろ、これより衛星軌道に移動する。」


レーザーにより牽制を行いながら、敵射程圏外へと高度を上げる。


「戦闘機各戦艦より発艦、支援攻撃を掛けろ。」


第一話のように、戦闘機は降下を初め、ジグザグ飛行で随伴のドローンと共に敵へとレーザーを放つ。


だがその前に、それらの戦闘機を打ち落とそうと、砲撃を行おうとするが、その前に戦艦による支援攻撃を受け、出鼻をくじかれ、攻撃に失敗した敵を戦艦が蹂躙する。


「エネルギーチャージ、戦闘機の攻撃が終了後、一斉掃射、」


「少佐、衛星軌道上に人工物が、衛星でしょうか?」


「回収しろ、今日本の主力が本土から離れていることを知られると、この世界の知的生命体がどの様な反応を示すかわからない、ハッキングして戻しとけ、」


「了解しました。もう1つ報告です。日本より飛来した、正体不明の人形兵器が、殲滅戦に介入、敵の殲滅が完了しました。」


「人形兵器?コストパホーマンスが悪く、広大な宇宙で運用するには、移動スピードも遅く、地上では戦車の装甲と攻撃力に劣り、攻撃力も装備によって大きく上下するため、研究は中止されたはずたが…、まあいい、誤差だ、これより我々は、赤月に強襲上陸を行う。」


「「「了解しました。」」」

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