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滅びの時

「これは人が、星を捨てるための通過儀礼のようなものだ。」


後の歴史学者はこう語ったと言う。


「地球連邦による圧政、搾取に抵抗し自由を取り戻すための、革命である。一握りのエリートが、地球を汚している。我々はもう……」


この日、太平洋に輸送トラックが落とされた。大型の輸送車両の名前を受け継いだこの輸送宇宙船は、小惑星をまるごと加工して作られており、記録によれば、月の三分の一ほどの大きさだったと言う。やがて地球連邦の攻撃により直径十キロほどの大きさになりながらも、地球に落ちた。


だだ、落下地点が大きくそれ、日本に墜ちてしまったのだが。


何処に落ちても無理だと判断した連邦軍は、あえて大都市東京に隕石を誘き寄せ、全力で撃退する他無いと判断、数多くの宇宙戦艦を派遣し全ての主砲がトラック(宇宙船の名称)を向いた、そこに奴が現れた。


いや顕現したと言うべきか、かつてヨーロッパの方で信仰されていた神に成り代わり、信仰を手に入れていた化け物を。


奴は、もちろん本物の神ではないが、あえてこう呼ぶことにする。聖書の神と。


奴は目的を語った。


奴の目的は地球その物を侵攻の対象とし、本物の神に成るのだと言う。だが問題はその方法出会ったあった。要は地球を辺境の一惑星に落とし、元のような栄華を求める地球人の願いを利用して一つの宗教としてしまうのだと言う。


「つまりだな、ここでこの事件を阻止されては困るのだよ。」


SFと神話の戦いであった。解明できない転移技術により現れた天使の群れが、こちらの戦闘機と戦闘を開始した。宇宙まで上昇した戦闘機が、重力を利用し降下を初め、ジグザグ飛行で随伴のドローンと共に天使へとレーザーを放つ。

宇宙戦艦の砲門が目標を捕捉し、レールガンの連射を始める。数十トンの弾丸が、毎秒九万発て天使へと襲いかかる。

大型の人形兵器が、重力操作により浮かび上がり、多種多様な攻撃を始めた。


数多の兵器が、神を名乗る愚か者を滅ぼさんと、これまでの人類がつちかった全ての技術を用いて、地球その物の権威を失墜させんとする愚か者に、全ての国が牙を向いた。


時間兵器により、日本に迫るトラック(宇宙船の名称)に対する時間的有余は十分にあった。だが天使の力は人類の想定を越えていた。


この日東京を中心に千キロ先までの人間は即死し、地球を大災害が襲った。

気分で一話だけ書いてしまいました。日本転移もののマンガを読んでいたら、ついに日本もトラックにひかれたかと言う感想を見てつい書きました。読む人がいてくれたら続きを書きます。

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