永日の演習 おまけ
ほぼ台詞のみのネタメモ的小話。読まなくても支障はありません。
VSルカ、VSルミィのハルド負け試合二戦をざっくり。
ハルドがほぼ素。むしろルナ。会話が外に出ないのを良いことにネタに走ります。イメージ崩壊注意。
◎VSルカ
「“風の腕”」
風を発現させれば、
「“地よ我が楯に”」
瞬時に地面が盛り上がり楯を成す。
「“炎の瞬き”」
ならばと爆発を連鎖させたところで、
「“瑞き緑命は枯れず”」
細いつる草がルカを囲うように絡み合い。
「ちぃっ」
「もう終わり?“光よ切り裂け”」
「ああもう!」
び、と細い光線が地面を焼く。
「そーれ“切り裂け 切り裂け 切り裂け”」
「くっそ、教えるんじゃなかった!“風の腕五つ”!」
にまにまとルカが放つ光線を何とか避けて、風の刃を差し向ける。
「“地の楯五つ”フィーはともかく僕ならその内自分で思いついたけどね。」
五重の刃は丁寧に五重の石壁で防がれ。
「だろうね!“連れ行け風よ”!」
砕けた礫をルカへぶち込めばさすがに余裕の表情を崩す。
「ちっ…ほんとそれ厄介!」
「部屋の掃除から荷物の運搬までお任せ下さい、って、な!」
ガギン、と金属の噛み合う音。続けて繰り出す突きも正確に捌かれる。もう一度、と振るった杖が受け止められ、くるりと弾かれる。と思った次の瞬間にはルカの杖の先端、大きな円形を成すそれが眼前に迫る。どうにか身を引けばそれは米神を掠めていく。
「ほらね。普通の杖でだって殴れるでしょ。」
「そうですねっ!」
昔、自分の杖を選んでいた時のことだ。武器として使える杖をと提案した私に対してルカは、わざわざそんなことしなくても普通に杖で殴ればいいじゃないかと言ってのけたのだ。
「“潜みし枝根贄を捕えよ”」
「“風の尾四つ”」
足元から伸びてきた木の根を切り払う。
「“大樹の命枯れず”」
「は?」
が、切り裂いたはずのそれらは瞬く間に繋がり、いとも容易く私を拘束した。うっそやーん。
「こんなのいつの間に…」
「僕だってあの接触型爆発魔法知らなかったんだけど。」
ぎぎぎ、と右手を捻り上げられ、杖を取り落す。痛い痛い痛い!
「そこまで!勝者、ルカ・グレイスコール!」
「…杖なくても戦えたのに。」
「これ授業。実践じゃないから。」
◎VSルミィ
「…ハルド、槍。」
「うん?」
「それ槍。」
「杖だよ?」
「嘘付けぇ!そんな殺意に満ちた杖あってたまるか!」
「あるってあるって。ほら、かかっておいでー。」
「~~っ!!“ルス・エ・イスパーダ”!」
「…はい?ちょ、ま、」
「フォースは我に在りーっ!!!」
「ジェ●イの騎士かよ懐かしいな!!」
「“コンジェラレ・シューヴァ”!」
「なんで光と氷と同時発現できるの?!」
「“ライオ”!」
「詠唱が短い!」
「“テレモート”!!」
「属性!それ地属性の魔法だから!」
「…何あれバケモノ?」
「乙女に向かって何言うの怒るわよ。」
「アイツ、アチェアロだよね?何あの魔法連鎖。」
「アタシとしてはあの子にいちいちツッコミ入れてるっぽいハルドが信じられないわ。どうしてアレ処理できるの。」
「当たり前でしょ僕の妹だよ。相殺くらい無詠唱で出来る。」
「なんでアンタが胸張るの。」
「そこまで!勝者、ルミィ・エディス!」
「あ。」
「まあ案の定ね。」




