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狐火!~狐少年の奮闘記~  作者: 鈴雪
第八章 朱音の怒り
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番外4 狐火 Star Dust Memory

悪ノリな内容です。

 舞さんと再開してそろそろ一年。ドタバタして賑やかな日々がずっと続いていく……そう信じていた。











この時は











 それはある日のこと、刹那がパソコンのデータを整理ていた時であった。

−−666層あるプロテクトがいとも簡単に……

 刹那は研究データが何者かによってクラッキングを受けた痕跡を発見する。。

 それを引き金に事態が急変する。

 突然の倉田家への襲撃。

 謎の敵になすすべなく打ち倒される空狐……

−−ま、舞さん……

−−空狐くん! 空狐くん!!

 そして、連れ去られる舞。

−−何なんだよこいつら!

−−人間でも、妖怪でもない?

 月狐と銀狐に襲いかかる黒い影の群れ。

−−世界はあるべき姿に戻る……邪魔しないでもらおうか!

−−ヤバいかもね……

 空狐を打ち倒した男と対峙する朱音。

−−あなたたちがしていることは正しいんですか?

−−正しい正しくないは関係ない。ただ必要なの……

 舞は『敵』と対話する。

−−破壊する。

−−なんなのこいつ?

−−邪魔するな!!

 舞を捜す空狐とアルトに立ちふさがる刹那がかつて作り上げた悪夢の兵器『RA−00』

−−あなたと一緒に戦うのは久しぶりですね。朱音さん。

−−圭一、無駄口叩かない。

 朱音に呼び出され、戦闘に参加するアルトの母圭一。

−−俺も行くか。

 そして、ついに刹那も動き出す。

 空狐は皆の助けによって敵施設に侵入に成功する。しかし……

−−倒します。

−−舞さん?!

−−あれは……私の槍?!

 空狐を待ち受けたのはイヴの槍を持った舞であった。

 その間に最深部まで侵入した刹那は敵首領と対峙する。

−−あなたが黒幕か。

−−もう遅いよ。誰にもあれは止められない。

 戦闘に参加する者たちのまえで浮上する敵本部『箱舟』

−−イヴ、最後まで……付き合ってくれる?

−−なに当たり前のこと聞いてんの?

 遥か高みで箱舟に対峙する空狐とイヴ。

−−まさか……やめろ! 空狐!! できるわけない!

 刹那が止めるが遅い。

−−破壊する!絶対に!

−−天月、全神力全力解放。アストラエア・バスター、チャージ!


 光の中に消えていく空狐……

−−ごめん。舞さん、約束守れないや……

−−空狐くーん!!


劇場版 狐火 STARDUST MEMORY

2009年秋公開未定!


「いこう……イヴ」

 そして少年は星になる。




「って、どこのガンダムだー!!」

 僕は盛大にツッコミながら跳ね起きる。そして、いつも通りの自分の部屋を見て安心した。

 とっ、そこでコンコンとドアを叩いてから舞さんが入ってきた。

 その表情はなんか心配そう。

「大声出すなんてどうしたの?」

「あっ、ごめんなさい。何でもないです」

 そう言うと、舞さんは「そうなの?」と納得してくれて部屋から出てくれた。

 あー、おかしな夢を見たー。STARDUST MEMORYって、ガンダムか? 頭頂部の狐耳をかき、尻尾をくねらせながらため息をつく。

 STARDUST MEMORYは、ジオン公国残党のアナベル・ガトーがガンダム試作二号機を奪って起こした戦役で、主人公コウ・ウラキたちは、彼らが行う『星の屑作戦』を止めるために戦う物語。

 アルトちゃんはスタイル抜群の背の高い美少女になってるし、噂に聞く圭一さんの装備がアホみたいにでかく、火薬庫のように重装備の……例えるならデンドロビウムみたいなの。

 補足としてはデンドロビウムとは『STARDUST MEMORY』に出た主人公機で、ガンダム開発計画で造られた三番目の機体の愛称。モビルスーツとモビルアーマー両方のいいところどりをしようとした野心的な機体だ。

 圭一さん自身は簡単に言ってしまえば、アルトちゃんが成長したらそうなるであろう美人で、目の色が紅くなく瑠璃色だった。

 まあ、本人は見たことないから想像するしかないんだけど。

「なんでこんな夢見たのかな?」

 僕はポリポリ耳をかきながら悩むのであった。


 そして学校で、

「聞いてくれよ空狐」

 休み時間に刹那くんがいきなりそう言ってきた。この頃刹那くんとは、前よりよく話すようになった。主にテレビや漫画だ。刹那くんは隠していた趣味はバレちゃったし、僕も話せる相手がいるのはなんかいい。

 先日舞さんにばれないようにしながらゲームも借りた。え? なんで隠すか? だって、ばれたらやばいに決まってるからじゃないですかいろいろと。

「なに?」

「昨日さ、友達にメールで同人誌のプロット送ろうとしたら、こっちじゃ届けたことになってんのに、あっちじゃ届いてないことになってたんだよ」

「ふーん」

 そんなことがあるんだ。

 僕は適当に相槌を打ちながら聞く。

 刹那くんは続ける。

「結構自信作だったのになあ。『狐火 STARDUST MEMORY』」

 ゴガン!

 気づくと、僕は机に頭を叩きつけていた。

 えっと……今なんて言ってた?

 刹那くんが訝しげに僕を見る。

「どうした?」

「いや、何でもないよ。それより、あの、刹那くん……それって?」

 ああっと刹那くんが頷く。

「お前が主人公の映画って設定の長編でな、舞さんが謎の敵に浚われて、俺たちが助けるって内容」

 それを聞いて、また机にヘッドバット。

 もしかして、今朝の夢って本当に電波受信してしまったからか? 何者だよ僕は……

 ん? そういえば、

「なんでSTARDUST MEMORY?」

「ラストでお前がお星様になりかけるから」

 ひでえ。

 その後、僕は病院に検査のために行ったことだけ明記しておく。


刹:「なあ、鈴」

鈴:「なんだ刹那?」

刹:「お前、馬鹿だろ」

鈴:「君もな。一応君が作る同人って設定なんだから」

 かなりアホな内容ですが見捨てないでください。

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