幕間 演習1
長らく更新停止していましたがぼちぼち続けていこうと思います。
今回はストーリーに関係ありません。
1942/4/12 高知沖32km
「これより、連合艦隊第二艦隊水雷戦隊と第八艦隊重水雷戦隊の演習を開始する。
演習目的は第二水雷戦隊に第八重水雷戦隊の戦闘力を理解させることである。」
第二水雷戦隊旗艦 神通 戦闘室
「第八艦隊とか言う艦隊が本当に存在していたとはな。」
「その存在すら不明だった艦隊です。我々二水戦より強いはずありません。良くて四水戦以上ってところでしょう。」
「私もそう思う。だからといって慢心は許されない。我々二水戦は全力を持って敵を叩き潰す。」
「「了解!」」
第八水雷戦隊旗艦 伊号350番攻撃潜水艦戦闘艦橋
「我々第八水雷戦隊は連合艦隊水雷戦隊の中では新参者だ。したがって、先輩である第二水雷戦隊はこちらをナメているだろう。しかし、彼らは、獅子はウサギを狩るときも全力を出す様に本気で向かって来るだろう。」
「歴戦の二水戦の本気を叩き潰すことで我々の最強を証明するのですね。」
「そういうことだ。今回の作戦を説明する。目標は二水戦全艦に撃沈判定を与えることだ。まず、356が6発の通常魚雷で相手の気を引くとともに油断させ、その後350、352が静音有線で確実に足を奪う。それで相手が降伏したらそこで終わりだが、降伏しなかった場合、浮上し105mm速射高角砲の模擬弾を用いた水上砲戦にはいる。流れは理解できたか?」
「了解いたしました。音紋通信で艦隊各艦に伝えました。特殊暗号なので気取られることはありません。」
「よろしい。では1300より作戦開始だ。」