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海魔の王  作者: ユーノ
2/9

Prologue-2

海魔の王第二話は海魔の王とは何かということについての簡単な説明です。


本編も後半に含みます。

"海魔の王"とは太平洋戦争中盤から出現するようになった日本の超大型潜水艦の総称である。

日本での名称は先端兵器搭載潜水艦桜型である。

海魔の王と名付けられた由縁は、桜型のもつ圧倒的な速力と戦闘力にある。

桜型で最も古い桜型一号艦ですらアクティブソナーを持ち雷速700ノットのロケット推進魚雷を装備。その速度は水中18ノットなのだ。

さらにその大きさは史実で戦時中最大だった伊400型を凌駕する198メートルという巨体。

一つ型の古い伊号潜水艦最後の艦はこれと同等のサイズに有線誘導魚雷を装備している。

なお、桜シリーズの潜水艦がアクティブソナーを装備しているのは索敵の為だけでなく浅瀬を避けるための防衛装置と水中での艦隊通信を行うという目的がある。

通信方法はピンをモールス信号状に発し比較的近距離の味方潜水艦同士で相互連絡をするというものである。水中での音の速さは空気中の三倍近くであるため近距離であればラグなく通信できる。

もっとも、桜シリーズの所有するソナーの精度が高いために行える所業ではあるのだが。


そして1947年現在アメリカ太平洋艦隊は海魔の王によりサンディエゴまで最前線を押し込まれているのだ。

史実では不可能だった長距離輸送も潜水艦による護衛がつくため護衛の補給なしに往復が可能なのだ。なぜなら桜シリーズは最低でも水上航続力が42000浬に達しているのだから。


さて話は本編に戻る。 


偽装重巡洋艦インディアナポリス率いるアメリカ太平洋艦隊特別任務群が遭遇したのは海魔の王と称される一連の潜水艦ではなく警戒用にハワイより500浬の地点に配備されていた四式特殊潜航艇である。水中での高速性能に優れていたためサンディエゴから出港後動きを見失っていたインディアナポリスを捜索するために派遣されていたためインディアナポリスにとって脅威であるのは変わらない。それどころか、日本艦隊全艦に居場所が伝えられたのである。


海魔の王に見つかったとばかり思っているアメリカ太平洋艦隊特別任務群はこのソナーに反応のあった物体に対する対処に追われていた。

次回は来週に投稿します。

早まる可能性もあります。

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