きみの声をおぼえてる
音に“色”が見える少女・澪は、
声の多い世界のなかで、静かに息をひそめて生きていた。
それでも忘れられないのは、幼い日のある一言。
泣いていた自分にかけられた、まぶしくやさしい“金色”の声。
ある日、ふと耳にした音が、その記憶とまったく同じ色に見えた。
澪は、その色の先にある“誰か”を探しに出かける。
音の色、静かな風景、声のない会話。
少しずつふたたび響きはじめる、世界と心の音。
――これは、言葉にならなかった想いが、それでも届いていく物語。
声の多い世界のなかで、静かに息をひそめて生きていた。
それでも忘れられないのは、幼い日のある一言。
泣いていた自分にかけられた、まぶしくやさしい“金色”の声。
ある日、ふと耳にした音が、その記憶とまったく同じ色に見えた。
澪は、その色の先にある“誰か”を探しに出かける。
音の色、静かな風景、声のない会話。
少しずつふたたび響きはじめる、世界と心の音。
――これは、言葉にならなかった想いが、それでも届いていく物語。