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私の思想を孕めおら

作者: くまたろう

今日もまた、見知らぬ誰かを孕ませた。

コミュニケーションによって思想の精子を相手にかける。

かけられた話し相手は、受精することも避妊することもできる。

たまに自分では避妊したつもりでも、知らず知らずのうちに受精してしまっていることもある。

そうして他人の思想を身籠ると、自分の中で徐々に成長していく。

そしてある一定の大きさになったときに出産する。

新しい価値観の誕生だ。

自分の中で生まれた価値観は、別の相手にも伝わる。

そうして思想の遺伝子を繋いでいくことで、人は文化を作り継承していくんだろう。

だから恐れずみんなで孕ませ合おう。

自分の生きた証を他人に託すために。

性癖開拓シリーズ第一弾

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― 新着の感想 ―
[一言] いつからだろう。コンドームの装着は当たり前のマナーであり、避妊しないなど非常識であると凝り固まった思想を抱いていた。 責任なんて取れないから。言い訳がましく本気になることを恐れ、できるだけ…
[良い点] 発想 [気になる点] 発想
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