知外放剣
えぇ…なんで?どうやって刺したんだい?
「簡単だ。メカニカルテールを使って後ろからぶっ刺したんだよ。」
あ〜なるほど?そういえば全然使わずに戦ってたね君…
刺された辺りから少しづつ光の粒子になって消えていく彼は、なんだか少し気まずそうな顔をしながら納得している。
まぁやっと復讐を果たして挙句の果てにはジャイアント・キリングだ、喜んでもいいよ?
「うるさい死ね」
辛辣ゥ〜〜悲しいね〜死ぬ~ と言うと、 まぁ、次に期待ってことで。
彼はついに光の粒子と化して溶けるように消えた。そして目の前に絢爛豪華な宝箱が現れた!
「お、宝箱か!救いようのないクズでも最期には役に立ったな。ただシーフの技能がないのにどうやって開けようかね…横から剣で上げていくか。トラウマがあるからあまり触りたくはないがあいつの発言的にもかなり強力だし無理にでも開ける価値はあるな。」
そうしてビビりながら宝箱を少しずつ開けたカロスは中身を確認する。
「魔導書?かな多分。結構レアなものが入ってるな。使ってみるとしよう。え〜と」
第一の呪文
貫け あなたが想像した通りに動くだろう
第ニの呪文 以降は第一の呪文を使用してになります
「えぇ…使いづら!まあいいか、てか魔法消費がないということは魔力は使わないのか?試してみよう。【貫け】」