愛恋好心という文字を使わずに恋をしていることを表現してみる
嬉しい。という言葉をあまり人に向かって感じることは私が生きていた人生の中でなかったと思う。
だが、なぜだか君の隣にいるとき、君が笑った顔を見たとき、君が泣いているとき、君が怒っているとき、どの感情でも、君のその顔が見れてとても嬉しいと思ってしまうのだ。これは、どういうことなのだろうか。
そのことを君に言ったらぼっと顔を赤くして、ばっかじゃねーのと言われた。
少し、チクリと胸に痛みが走った。
これは、なんだろうか。なぜ、痛いのか。
「痛い」
そう私が呟くと慌てて君がどこが痛いのか聞いてきた。
その反応がおかしくてふふふと笑う。
心配してくれた君が、少し拗ねる。
コロコロ変わっていく君の顔がおかしくて、楽しくて、やっぱり、嬉しくて。ああ、飽きないな。