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42話試行錯誤と没

速く、正確に、最初の突進にあわせて頭を突くには。


矢避けの判定を利用して間合いに入った瞬間に

魔法使って槍で突けばいいのか?


今までは構えた方に突いて戻すだけだったトッツキだ。

魔力圏内なら燃費も悪くは無い。

それを居合いとか、制○圏とか、○とかみたいに自動照準で突く。


だが、槍は握っていれば干渉して動かない。

手放しでは弾丸を撃つのと変わらないし

重すぎてマッハ突きとはいかない。

MP全乗せならいける気がするが。

照準合わせの分初動も遅れるので突きと同時に行なう。

そうなれば少し振り回されるかもしれない。


飛べないのに振り回されるのは納得がいかないが。

恐らく天派による体への干渉にはなんらかの制限があるのだろう。

でないと住み分けにならない。

「加速」はそれを無視する分MP消費が激しいが、

それでも射程分しか動けない。


魔法を組み、イメトレする。

不意に、わからない方向から仕掛けられた攻撃に

自動対応するとなると、やはり手首がついてこない。

槍の動きに地派で手首をシンクロさせねばならない。

捩れ過ぎれば捻挫だ。

槍が旋回して自分の体に石突がブチ当てられる可能性もある。


格ゲーにおける当て身投げのように

能動的に一定時間待ち受ける形のほうがいいのかもしれない。


魔力圏は最大75センチしかないため、間合いが短い。

槍の長さは魔力圏に合わせていたため、1.2メートル。

短槍というカテゴリに入るのだろうが、短槍術はマイナーである。

槍としては短いが中央をもてば圏内ギリギリ、余裕はほとんど無い。

槍を圏内に納めていないとコストが増大するのだ。

やはり地派で運用するほうが理にかなっているということだろうか。


そう考えると、地派による武器の運用は

他者の天派による干渉に耐性があるということだろうか?

必殺の剣を天派で簡単に逸らされては存在意義が無い。

干渉出来る出来ないの基準がわかりづらい。


スラムで襲われたナイフの一突きが地派の技でなくて良かった。

あの程度であれば干渉の余地がまだあるということか。


天派による自動的なホーミング攻撃をするなら

やはり魔力圏内を飛び回る短刀とかチャクラムみたいな

もののほうが良いのだろう。

魔力にも大分余裕は出てきたが常時浮かせておくというのは

それなりにMPがかかる。

普段はどこかに収めておいて有事には発進する艦載機みたいな

仕組みで無いともたない。


だが、自分のすぐ傍で高速で刃物が動いていることを

想像してみて欲しい。

どう考えても体がすくんでしまって戦えない。

槍が干渉しては目も当てられない。


上手い考えが思いつかない。


それにしても、こんな死にそうな思いや、地道な訓練とかして

我ながら良く続くもんだ。

理由はやはり自由だからだ。


ただ強者である。

それだけで何かをねじ込める権利がある。

そうであればこそ、強くなろうという気にもなれる。


自立自立と大人は言うが、やれお歳暮だお中元だ冠婚葬祭だ介護だ

と連帯でぐるぐる巻きの雁字搦めだ。

そんな決まりは日本ぐらいだというのに

あたかも世界の決まりのようにのたまう。


この世界で守るべきは俺一人だ。

それを害する敵は全力でねじ伏せれば良い。

負ければ死ぬ。トンヅラこけるなら全力でこく。

それで犯罪者のレッテルが貼られようとそんなものもどうでも良い。

俺の大事なだれかに迷惑がかかることはない。自由だ。


多数の他者に否定されることも許容できる状態でいられる。

誰も居ない何も言われない所があり、生きていられる。

だから俺はこうしてやっていけている。


何かが起これば、それにどんな正当性や仕方なさがあっても

悪人は自分に都合のよいように曲解して声高に吹聴する。

それを証拠をそろえて一々訂正などしていてはキリが無い。

裁判制度はその時間的労力的問題によって既に麻痺している。

問題に対する公文書発行装置だ。それによって利鞘を得る商売だ。


だから、自己の裁量の元に他者と戦って良い世界を望んでいた。

相手の論拠がどこの何であろうとブッ殺せば黙る。静かになる。

日本でそんなことになれば真っ先に俺は死ぬだろう。

それでも、気に食わないものを拒否できず、鬱屈していたくない。

組織を作って、力を束ねてやっと意見をねじ込める。

そんな世界は面倒臭過ぎた。


それから、殆どアルバイト、自営業じみている冒険者だが、

自分でやりたいことやって稼いで食う飯は美味い。

働かずに食う飯も美味いが、

嫌々働いて稼いで食う飯は美味いんだろうか?

制限された昼食代を握り締めた既婚サラリーマンの気持ちは謎だ。

セックスした責任というにはあまりにも重い。


魔法をいじるのも面白くてたまらない。

この世界の人間がこんな面白いものを放置しているのはなぜか。

たとえば数学や化学。

考えれば考えるほどいろんなことがわかり、応用できる。

とても価値の有る「力」だ。

なのに実際の日常でそれを面白がって日夜没頭する人間は少ない。

難易度が高いのもあるが、それを補って余りある価値があるのにだ。


そんなことより毎日の日常的な仕事や雑事の方が大事だからだ。

いや、大事だと思っているからだ。

中途半端に修めたってあまり意味はない。出来る人に任せれば良い。


グダグダしたが結局良い案は一つも思い浮かばない。

修練あるのみか。


今回のダンジョンでは結構沢山魔物を倒した。

しかも60センチ台の魔石持ちをだ。

これならかなりの肉体的進化も期待できるかもしれない。

もうどうにでもなーれという気もする。抵抗は無意味だ。

魔法が何なのかわからん以上頼るほかない。


それから外と内の力があるということは、

絶対にそれらを融合した技法が存在するはずだ。

これはもうテンプレ中のテンプレであり決まりごととしか言えない。

オッサン的には○イク□ッサーのイメージ。

何度歌を聞いても弟のほうが強そう。

今のところ、うまくいかない。


体内魔石がある利点とかも良くわからない。

わからないことだらけなのは変わらないが、

知らなくても生活できる。なら知る必要は無い。

日本の外交とか気にして生活してる奴もほぼ居ない。

せいぜい株とFXの影響しか見てないだろう。


そろそろ考えるのも止めにして、

ただ漫然と冒険者してればいいのかもしれない。

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