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23話犯人と入町

黙ってやるのは大体誤字修正です。

話をまとめると、

西の町はアカンドというらしい。

アカンドを出た商隊が消えた。

同時期この町からアカンドへ商隊が出ていた。

その商隊が街道でお前さんを見かけていた。

アカンドには仮面の男をみかけた者はいない。

男への依頼人はハッキリしない。裏の依頼というやつだ。


「消えた商隊を目撃していたのかどうか調べ、

面倒なら殺せと言われていたらしい。」


雑な依頼だな。しかも仕事も三流。大した事無いのか?

盗賊またはその尻持ちからの依頼ってことなんだろうが。


「家捜しをして、何も無かったのでムカついて火をつけたら

激しく燃え上がって驚いて逃げた。

だがそれで余計にイラついて、思わず刺そうと思った。

と供述している。」


ほうかほうか。放火は大罪。死ぬまで鉱山奴隷だ。


「もし、俺がその商隊を見ていたとして、黙っていたらどうなる?

言う気が無いとか、たいした物は見ていないとか、

そう判断されれば放置してくれると思うか?」


「わからんが、あの男は三流だ。

大した依頼主ではないのではないか?

だが、もし賊の情報があるなら、

この町からも討伐隊を出さねばならん。」

「この町にもその旨味を吸ってる奴が居て報復される可能性は?」

「無いとは言えん。だが放置すればいつまでも尾を引くぞ?」

「叩けば叩くほど埃は出るもんだ。

戦いの泥沼と比べれば大した事無いんじゃないか?」


テンプレなら泥沼回避のため、力を示して黙らせるのはいいものの、

ギルマスに目をつけられて捕まり、貴族令嬢、武闘大会、王女様

の成り上がりコンボが発生、さらに

戦争、魔族、魔王、邪神、の英雄神話コンボ

そこから超神界バトルや、「お前が見ているのは幻だ。」とか

「~を無かったことにした」とか良くわからない概念バトルに

突入してしまう。それはいかん。

そんなめんどくさいことは当然回避する。


「俺が盗賊かどうかなんて見ればわかるだろ、

服すら持ってない。どうせ調査隊は出すんだろうから、

そういうのはそっちで何とかしてくれ。

街道歩いてただけで俺のせいにされるのは、

たまったもんじゃない。」


その調査隊が討伐の必要性が無いと判断したなら

かなり上のほうまで盗賊とぐるなのだろう。ああ、めんどくさい。

どうしてそこまでして私腹を肥やしたがるのか?

動きづらいだけだろうに。

いっそのこと盗賊は領主のお墨付きであると明文化してくれ。

資料室を閲覧したらとっととトンヅラしたほうが良いかも知れない。


「むぅ、わかった。仕方ないな。」

いまいち納得できないようだが、見ていたかどうかで

変わることも無いというのはわかったらしい。

「おっと、マールク良い物があるから渡そう。」

そう言っておれは土器の花瓶を渡した。

「花でも飾るといい。むさくるしさが少しはマシになる。」

憮然とした様子でマールクは帰っていった。


やっぱり街道を堂々と歩いたのは油断だったんかね。

道を歩けばカツアゲに遭い、こそこそすれば職質に遭う。

弱者と侮られたと思ったら、危険人物として警戒される。

不条理この上ない。隙間が狭すぎるのだ。

そんな隙間にぴったりと並んで挟まって何が楽しいのか?

子供がパンツ一丁であそびまわり、

オッサンがねえちゃんのケツを触って引っぱたかれる。

そんなおおらかさがほしい。ケツに触りたい。

感慨にふけりながら黒く染まった服に、

魔狼の毛皮を縫いつけ服が完成した。


いや、黒に染めたくて染めたんじゃないんだって。

色々やったらきもちわるいまだら色になったから

墨で染めただけだから。


なんだか厨二臭い感じの服を着込むおっさんの図を体現しつつ、

防具を身につけ槍を持つ。準備は万端だ。

「さぁ、町へいくぉあっ!?」

俺は驚いてバックステッポした。

服と皮が縮まってキュっとフィットしてきたのだ。


縮まったからと言って丈が短くはなっていない。

布と皮が適切に変形し密着している。

かと言って動きづらさは無い。

縮んだ黒布の余った皺がギッチリとして、

まるで血管が浮き出ているように見える。

元のボロ布の継ぎ接ぎ縫い目が、

あたかも黒い体を継ぎ接ぎしたかのような

極悪さを醸し出し、魔狼の毛皮が逆立つ。


これで大狼の毛皮で作ったフードを被ったら

どうなってしまうのだろうか?


ていうかこれどうやって脱ぐんでしょうか?

脱げるよね?たのむよほんと。

股間がモッコリしないような腰周りにしておいてホントよかった。

某仮面の特撮ヒーローも結構モッコリしてるよね。


町の門に着いた。門番がさっと槍を構える。

「何者だっ…ってスラムの仮面野郎か。」

この門番はスラム酒場に良く居るので、

一方的に俺のことを知っているようだ。

「凶悪な装備だな。それで町を歩くのはどうかと思うぞ?」

「すいません、これしか服もってないんです。」

素直に謝った。後で買いに行きますといって冒険者証を見せ、

ついに入町した。


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