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22話服と火事

一話予約を間違えると

後の全部1日ずつ直さなきゃダメとか苦行過ぎる。

と思ったら次の話も間違ってて相殺され修正不要に。

「ランクが上がったので、明日、町へ行こうと思うのだが、

何か注意することはあるか?」

とギルド員に聞いてみると、

「ん?仮面か。その格好で町へ行くのか?」

先生、町へ着ていく服がありません。

「ちょっと待ってろ…」

そういって奥へ引っ込んだギルド員がなにか持ってきた。

「ほれ、服だ」

そう言って手渡されるボロ服。当然のように古着だ。

なんかすごく奴隷っぽい。いや、囚人?

「くれるのか?」

「ああ、それはスラムの連中に配られる支給品なんだよ。」


そのわりには着ている奴を見たことが無い。

染めたり、毛皮と合わせて手直しするか。

ワイルドな服を作ればモテるかもしれない。

(オッサンの発想)


モテるということは、目立つということ、

平穏に過ごしたいということは、目立たないということ

両立しない。

敵が居るのはいいが、使われるのは御免だ。

どうしても嫌なことをさせられそうになったら

やりたいことをやってトンズラする。


「あとはそうだな…無いとは思うが、貴族には気をつけろ。

出来るだけ近づかないほうがいい。」

特にこれといったものは思いつかないみたいだな。


なんだか通り魔ぶったおして

ボロ服もらっただけな感じになってしまった。

小屋へ帰って服をいじろう。


道を戻るとなんだか焦げ臭い。

あ、これ小屋が燃えてるパターンだ。


案の定小屋は柱と骨だけになっており、周囲には数人の男達。

「マールク?」

そこに居たのはマールクたちだった。

「おお、ウォン、無事か。

小屋が燃えていると聞いて急いで来たのだがごらんの有様だ。」

干された雑草だけあって、あっという間に灰になる。

だがそれにしても速い。魔法か?

「これでは住めぬだろう。今晩はうちで泊まるか?」

マールクがホモであるという恐るべき推論が頭をよぎる。

スラムから女子供を体よく追い払い、男だけに作り変えたのだ。

ありえぬ話ではない、なんつって。

「寝るのはここで十分だ。それより犯人は?」

「燃えているのを見つけた者も、そこには誰も居なかったと。」

俺が単に火の始末をしくじった?サーモがあるのに?

「火の始末に問題はなかった。火事の理由がわからない。」

「うむ。たとえスラムで冒険者として目立ったとしても

こんなことは起こらん。

もうスラムに手を出す奴などいないはずだ。

農地になるのが確定していて領主とも和解している。」

となると、それこそ突発的な理由ということになるか?

スラムではなく俺側の理由?

はっきり言って八層のPTはすごくまともだった。

神経質そうな魔法使いも積極的に解体を手伝っていたし

帰り際も挨拶を返してくれていた。

じゃあやっぱり、盗賊の線だろうか?

大穴で槍青年と模擬戦していることへの穿った考えか?

アイツモテモテだからな。


ゆさぶり?みたいなものだろうか。

この状況で俺が盗賊の仕事を目撃していたならば、

マールクに相談するかもしれない。

そうなれば、俺が目撃していたことが確定する。

だが確定したらなんだというのか?


目撃していたかどうかを確かめたいとして、

それが誰の望みで、どちらがより都合がいいのか?

町の商会?盗賊?それを捕まえたい騎士?


情報が伝わる時間的に見て、西へ向かった商隊から

仮面の男の情報がぽろりと零れ、こちらに伝わってきたと。


俺が盗賊の仲間だと疑っていたとしても、

聞きたいなら率直に聞けばいいわけで。

ここまでする必要があるのだろうか?


盗賊は俺を見ていないのに、西へ行った商隊は俺を見ている。

そこに違和感があるわけだが、

実際には一日以上ずれているので当然と言える。

そもそも、俺の足跡は西の町には無い。

この町からすれば、町の様子を探るためにやってきた

盗賊の手先に見えるかもしれない。

「さっき道で襲われた、捕まえてギルドに引き渡した。」

そう伝えておく。

「ならばそいつがやったのかも知れんな、調べておこう。」

マールクは早速ギルドへ仲間とともに去っていった。


さて、小屋を直さないといかんな。

おれは草を刈り始めた。


朝になった。小屋が直った。干してないので青臭いが。

それにしても異世界すごいな。

魔物退治健康法のおかげか、全然疲れない。

前もほいほい建てた気がするが、それより疲れてない。

煙を焚いて小屋を燻しながら服をいじる。

品質の悪い麻のきれっぱしをつなぎ合わせただけの歪な服だ。

逆にユニークでさえある。

小屋を燻すためにすり潰して絞った草の汁に漬け込み軽く煮る。

ええ、染色とか知りませんよ。

色素の定着材って何なんでしょうね?


昼になるまで肉かじったり茶を飲んだりしながら、だらだらしよう。

そう思ったらマールクが戻ってきた。ちゃんと寝てるのか?

「もう小屋が直ったのか?はやいな。」

「草を縛るだけだからな。」

ゆっくりと煙を立ち上らせる謎の小屋と、

煮立った青臭い汁に怪訝な顔をされるが、話を続ける。

「取調べが終わった。なんでもあの男は西のアカンドで

依頼を受けて、お前さんを調査するためにここへ来たらしい。」


あ、みんな気づいてると思うけど、

もうめんどくさいから言葉は意訳しておくぞ。

大体覚えた、又は聞きながら会話しているぞ。

まわりくどいので初対面では好感度が下がるぞ。

翻訳ミスとかネタにするときは判るようにやるから

安心してくれよな!

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