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貧乳好きの元下着販売員、異世界を救済する  作者: 辛味亭
第00章 プロローグ 出会い
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03.パラメータ

2015/11/09 主人公の性格を変更、それに伴っていろいろ修正

「右手の親指と左手の人差し指、左手の親指と右手の人差し指をくっつけて四角を作るんじゃ」


「こうですか?」


 お爺さんの言う通りに絵描きやカメラマンが風景を切り取って見るような四角を指で作りました。


「そうじゃ。そして指を放しながら四角を大きくしていくんじゃ」


 指を放した途端、四角で囲まれた部分が輝き出しました。そしてマンガやアニメで見たことがあるような空中ディスプレイが現れました。


「凄いです」


 感動し過ぎて、思ったことをそのまま口に出しちゃいました。空中ディスプレイは架空のものはいくらでも見たことがありますが本物を見るとこれほど感動するとは思いませんでした。

 

 現在、空中ディスプレイには、ステータス、スキル、アイテムの3つのメニューが表示されています。


「ステータスをタッチしてくれんか」


 言われた通りにタッチしてみました。本当に凄いです、きちんとタッチした感覚があります。色々試してみたい気がしますが、いつでも確認できそうだったから今は我慢しておきます...。そして切り替わった画面を見るとステータスが表示されていました。


RACE:HUMAN

LEVEL:1

HP:10 MP:100

STR:1

DEX:999

VIT:10

AGI:999

INT:30

MND:30

CHR:999


 お父様から受け継いだ【乙女流:合気術】は、力を使わずに相手に勝つがモットーですからSTR1で十分なんです! 俺TUEEEE系じゃなくて、ボクHAEEEE、ボクKIYOOOO系なんです。


 お母様から受け継いだのは容姿と【乙女流:陰陽術】です。容姿がいいから結構合コンに誘われました。男が女より2人多く集まって男同士でグループを作って話しをし、女同士グループを作ってやけ食いするのが合コンですよね? 男同士で話すなら女を呼ぶのが不思議だと思っていました。女のやけ食い見ても面白く無いです。あとが怖いです。飲み食いがタダにならなかったら絶対参加していません。

 

 あと【乙女流:陰陽術】は極めるまで習えませんでした。だから熟練度的にはたぶんこのパラメータくらいです。


 上限値っぽいのがあるのが気になるけど、見る限り問題なさそうなパラメータでした。


「ちゃんとスキルにあった素晴らしいチートパラメーターです。さすが、お爺さんいい仕事してます」


「いや、坊主の能力をパラメーター化しただけで、他は何もしとらんのじゃ。逆にこのままだと今まで通りに動けんじゃろうて。とりあえずパラメーターの上限値を設定し直すから、パラメーターに影響がある聖衣から、今まで着ていた服に着替えてくれんかのう」


 目の前に服が現れる。言われた通りに着替えることにする。


【乙女流:接客術:早着替え】


 なんですかこれは、爆発しやがれです。身体や手足がボクのモノじゃない感じがします。手足に鉛を付けているようです。着替えなんて0秒で済むのにむちゃくちゃ時間がかかりました。AGI、DEXがパラメーターだと上限値みたいですが、全然足りていません。


「お爺さん、これ何とかできませんか? さすがにこの状態だと何もできません」


「想定外じゃが、何とかしてやる。2倍、5倍、10倍、これでも上限値を越えてるんか...。こうなったら上限値設定なしじゃ!!」


RACE:HUMAN

LEVEL:1

HP:10 MP:100

STR:1

DEX:Err

VIT:10

AGI:Err

INT:30

MND:30

CHR:Err


「お爺さん、なんかエラーがでてますよ」


「分かっておる。ただ表示がバグっておるだけだと思うが...。坊主、身体が思うように動くか試してくれんかのう?」


【乙女流:接客術:売場把握】


 半径50m内の全ての情報を把握します。人の気配もなし、ここにはボク以外何もないのか...。とりあえず、移動の起点として現在の位置を記憶しました。


【乙女流:接客術:呼出対応】


 50m先の地点に架空のお客様の位置を設定して予備動作無しで瞬時に移動します。いつも通りに移動時間0秒、目標地点に1mmの誤差もありません。先ほどの身体の重さが嘘のようです。そして元いた位置に戻りました。


「お爺さん、問題無いみたいです」


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