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貧乳好きの元下着販売員、異世界を救済する  作者: 辛味亭
第00章 プロローグ 出会い
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15.ジ○ングル大帝

2015/11/09 主人公の性格を変更、それに伴っていろいろ修正

 2匹の馬を回収し、お姫様たちのところに移動する。そして馬からすっと下りた。


「大丈夫ですか?」


 2人の視線を感じました。向き合ってるんだからボクを見ているに決まっています。でも、それだけじゃ説明できないような感じがする視線でした。


「助かりました。ありがとうございます」

「嬢ちゃん助かったぜ」


 もう少し警戒されるかと思ったら意外とあっさりしてました。


 あ~~~なんとくわかっちゃいました。ボクを女だと思っているからです。そしてさっきの視線はボクの胸を見ていたんだ。巨乳は敵、貧乳は味方、そんな世界です。女と勘違いしてて平らなボクの胸をみれば敵だと思わないでしょう。


「あの~、勘違いしてると思いますけど。ボクは男ですよ」


「「はっ!?」」


 いきなり獣人にズボンとスパッツを降ろされました。


 普段なら避けれるんです。本当です。お姫様もそんな反応をするんだなぁっと思っていたのと、さっきから頭の中でリピートしているセリフのせいで反応できませんでした。


 だってこの獣人、まっちょで顔がライオンなんですよ。


     『お前それサバンナでも同じ事言えんの?』


 って、セリフを言わせてみたいですよね? 笑いを抑えるだけでも大変なのに、さっきからボクの頭の中で何回もリピートされているんです。


     『それっておかしくねぇ? だって、ここ日本じゃん』


 それに、このセリフで返せないんです。こんな考えが頭の中でぐるぐるしてる状態でまともな反応できますか? できないですよね? 爆発しやがれです。


 お姫様を見ると見ないように手で顔を隠してる。って、指が開いちゃってます。目線が下に行ってるのが分かっちゃいます。瞬きもせずじっ~~~~~~~~と見ちゃってます。


 お爺さんに報告するために空中で状況を見ていたがるだもいつのまにか地上に降りてきていてボクのを見ています。


「これ何?」


 慌てて、ズボンとスパッツを穿く。


「大丈夫です。見えてませんから。本当に見てませんから」


 何が大丈夫か分かりませんが、かわいた笑いしかでませんでした。


「(あんな大きいのが...)」


 ぼそぼそって声が聞こえるような気がしますが...。


 そして現況の原因の獣人はまっしろになっていました。


 あなたはジ○ングル大帝ですか!? 爆発しやがれです。


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