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貧乳好きの元下着販売員、異世界を救済する  作者: 辛味亭
第02章 冒険者ギルド編
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110.翼人

「ラーマとは、ヴァラーハだけが結婚するのではないのですよ」


 さすがに見かねたのかシーターはウォシュボード家の話に割り込むように口を出してきました。


「一人娘の旦那様になるラーマは当然時期国王候補となります。そして、このお腹のラーマの子も」


 シーターは慈しむようにお腹に手をやります。


 何言っているんですか? 時期国王候補とかお腹の子とか何ですか? シーターに突っ込みたいです。早く2回戦目を始めたいです。気持ちよかったです。4人とも本当に気持ちよかったです。今まで我慢してたのは勿体なかったです。そうじゃないです。視線が痛いです。みんなの視線が集まっています。


「ラーマ、動きました。お腹の子が動きましたよ!」


 シーターがコンボを繋げてきました。大技連発です。ボクのHPゲージがガシガシ削られていきます。


「ラーマ大公様、お心当たりは?」


 心当たりは・・・、ありますけど。ほんの1時間前のことですよ。そんなに早く子供が出来る訳ないじゃないですか。そんなの常識じゃ・・・。あーーーここは、ボクの常識が通用する世界じゃなかったです。さすがにすぐ子供は出来ないと思いますが、万が一ということもあります。


 そして、何の前触れもなく禍々しい気配がいきなり現れました。


「ほほう、エルフの加護、いや、ハイエルフの加護か。純情そうに見えても、もう男をくわえ込んだのか」


 エルフとかハイエルフ加護って何ですか? そもそも、この翼の生えた女の人は誰ですか? こんな近く来ていたなんて全く気付きませんでした。他のことに気を取られすぎたました。


 なんか、ヤバそうな感じの女の人です。胸が大きいです。大きすぎます。話題の声優さん以上です。メロンとかスイカとかビーチボールサイズじゃないです。バランスボールです。小さいバランスボールくらいの大きさです。生活するのに大変そうな大きさです。トップは丸出しです。聖衣は隠すのを諦めたみたいです。数字の8の形になっているのがたぶん聖衣です。2つの穴から胸がでている感じです。さすがに聖衣でも、これだけの質量は支えきれないのでしょう。


 この女の人はどうやって来たのでしょう? 猫、いや虎のシキガミが反応していないということは、表や裏の出入り口を使用していません。それ以外は結界があるから入れないはずですが・・・。


 信じられません、結界が消えています。かなり高度な結界破りがあれば別なのですが、ボクに気付かせずに結界を消すなんて考えられません。シンやティコアたちの話から憶測すると、この世界に結界破りがあるわけがないのです。


 もしかして、本当にやばい状況ですか?


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