坂上駿の実力
『お前、あの剣城学園の剣術五位の坂上駿だよな?ちょっと来いよ』
男達は、駿を取り囲むと路地裏へと連れて行こうとする。
仕方なく、その言葉に応じて駿は路地裏へと足を運んでいったのだ。
『なんか、路地裏に少年が変な輩に連れ込まれてたんすよ、はい、はい。まぁ、通報だけしときました。んじゃ、俺はこれで。』
コンビニの中で、携帯電話で通報をした少年はコンビニをでる途中、地面を這って生きていた芋虫を踏み殺した。
当然かのように、踏み潰し。
その場から去っていった。
『お前を人質にすれば金とか貰えねぇかなー?』
『知らないけど、君ら金が欲しいの?』
『あぁ、俺らは金がねぇんだよ。だからくれね?お前、持ってんだろ?』
『いいよ、金渡したら消えてくれる?』
『そうはいかねぇなぁ、お前の金はもらう前提の話だぜ?』
『あー、面倒くさいなー。一回死ぬ?』
駿がそう呟いたと同時に、計9人の男達は上半身が下半身から切り離される。
無音のままに。
『君!大丈夫か!って…お前は…アトリビュートの……』
『俺のこと知ってるの?なら、分かるだろ?この状況が…さぁ!』
直後、警察官の目の前は真っ赤に染まり。意識はどこかへ消えた。
駿がその場から去った後、路地裏へと顔をだした人物がいた。
『これはこれは…無惨なやり方ですね。一刻も早く、殺さないと…ですね』
男は、独りでに呟けばどこかへ消えた。メガネをカチャリと上に上げて。
少し短めですがご謙遜を。