単純な怖さ

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：単純な怖さ

私が住んでるこのアパートの界隈では、

最近、泥棒が繁殖していると言う。

「う〜こわいこわい、戸締りしっかりしとかなきゃ」

女子なら誰でもそう思うだろう。いや男の人も同じだ。

私は人一倍そういうのに怖がりで、

今住んでるアパートもかなり

セキュリティがしっかりしており、

それまで住んでた簡易アパートや普通のアパートを

4つ5つ引っ越してきた。

とにかく安住できる家、これが欲しかったのだ。

そんなある夜のことだった。

キャスター「G町の民家に何者かが侵入したとみられ…」

「…え、G町ってったら、ここからすぐじゃない」

私の住んでるアパート、

ここからすぐの家に泥棒が侵入し、

金品が奪われた上、その家の持ち主まで殺害されたと言う。

「うそでしょ…」

恐怖が極度に達したのを知り、

私はさらにセキュリティを盤石にした。

鍵を全て二重ロックに付け替え、

管理人さんにとりあえず連絡し

チェーンもさらに丈夫なものに付け替えた。

とりあえず出来る事はしておいたのだ。

それから又ある日の夜。

「え…！？」

玄関のドアがガチャリ…ガチャリと勝手に回ってた。

「ど、泥棒！？」

私は気が気じゃなくなりすぐ警察に電話。

管理人にもすぐ来てもらい、辺りを調べてもらった。

でも先に逃げたのか。

特に誰も居らず、

そこに誰か居た痕跡も見つからなかった。

とりあえず見回り強化で事無きを終えたが、

その翌日の夜も…

ガチャリ…ガチャリ…ドアノブが勝手に回ってる。

「な、何なのよちょっと…」

でも何度警察を呼んだり管理人を呼んだりしても、

犯人がそこに居たと言う形跡が見つからない。

「本当にそんな事があったんですか？」

と逆に質問される始末。

仕方なく、何とか日常に返ろうとしたのだが、

お風呂に入っていた時。

「ん、…え、えぇ？！ちょっと…」

今度はお風呂のドアノブが勝手に回り始めた。

もう恐怖の絶頂。

「や、やめて…やめて…イヤ…！」

精一杯、渾身の力を込めて、

ドアが開かないように何とか踏ん張った。すると…

謎の声「チッ…！」

と向こうで舌打ちしたような声が聞こえ、

それからドアノブは緩まり、謎の存在は

その謎の声と共に消えてくれたようだ。

「ハァハァ…な、何なのよ…これ…」

でもあとから思い返すと不思議に思う。

お風呂場のドアはガラス越しの半透明。

あのとき夢中だったから

はっきりとはよくわからなかったが、

そのドア向こうに人影を見た記憶が無い。

ドアノブだけが勝手に回ってたようで、

そしてあの声が聞こえ、

その声と共に向こうの気配が消え去った…

これだけの記憶と感触しか無く、

そこに誰か居た…

と言うはっきりとした記憶が1つも無かったのだ。

（※）これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ！

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください＾＾

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=1m4T0hwKfSk

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬