表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キープし続ける女の、末路。

作者: 沖田 楽十

正直、感情移入できるタイプの主人公ではないと思います…。。(>人<;)

 きてくうえで、【保険ほけん】って必要ひつようでしょ?



「いい加減かげんにしてくれよっ!!! 」


「………」



 怒鳴どなおとこきらい。

 結婚けっこんしたら、そうやってぐにいかりの感情かんじょうせば、此方こちらさからえないとおもってる…だろう、から。



「……わかった」


「ディコ…! 」


「…じゃあ、わかれよっか?あたしたち


「……………えっ……? 」


貴方アナタ都合つごうで、わかれるしかなくなったから、此処ここ支払しはらい、すべて貴方がはらっといてよね。…じゃあ」


「……えー、っとお……ディコ? 」



 ポカンとするおとこ無視むしして、あたしはせきつと、ままみせ出入でいぐちへとかう。それをけてきて、あたしのうでつかんで、「まだはなしわってないぞっ! 」とうしつこい男に、あたしは悲鳴ひめいげた。それにより、店内てんないにいたほとんどの人間にんげん一斉いっせいに、あたしたちへと注目ちゅうもくする。

 あたしになにかわることをしようとしてる男と被害者ひがいしゃ女性じょせい構図こうずに、はたからえるとかんがえ、わるいとおもったのか、うでからはなしてくれた。そのすきをついて、あたしはみせす。



「ディコっっ!?!!! 」



 男の呼び止める声が聞こえてきたが、聞こえないフリをして、“つぎ”の目的地もくてきちへとかってあしすすめた。


 ーー次は、大丈夫だいじょうぶだよね?





おくれて御免ごめんなさい……どれぐらいったぁ? 」



 わせ場所ばしょには、すでかれ姿すがたが。

 あやまりながら、たせてしまった時間じかんたずねると、「全然ぜんぜん、待ってないよ」とって、す彼。


 ………。

 ……………うん!


 かれこそ、あたしの運命うんめい相手あいてちがいない。あたしは、されたそのに、おのれのソレをかさねて、にぎめた。



「……ディコ」


「んー? 」



 真剣しんけんはなしなのか、声音こわねがいつもよりもひくい。緊張きんちょうしているからか、れたかれてのひらからは、あせながれているのがつたわってきて、ーー………気持きもちがわるい…っ。



「おっ…俺達おれたち……つっ…ってから……何年なんねんつっけ? 」


「………もしかして、プロポーズ? 」

「!? っ……」



 いきんで、だまおとこに、やっぱりか…とおもった。

 本来ほんらいなら、みずさずに、はなしをちゃんといてあげるのが、暗黙あんもくのルールだろう。でも、あたしは水を差していた。

 ………結婚けっこん、したくないからだ。



「じゃっ…じゃあ…! 」


わるいけど、結婚けっこんするはないから」


「ッッ………なっ…なんでだよ?おれ魅力みりょくない? 」


「……うん」



 うそは、いてない。でも、これ以上いじょうはなしたら、本当ほんとうことくちにしそうでこわい…。


 魅力みりょくかんじない部分ぶぶんは、べつだれかでおぎなってる、と。


 先程さきほどってたアイツは、それを理由りゆうに、あたしをてた。

 俺以外(いがい)オトコうなッ! って。


 だから、これ以上いじょうごとやさないために、“ほかの男でおぎなってること”は、だまっている事にした。

 そうすれば、すべてが穏便おんびんすすむか


「ッッ!? 」



 なにきたのかわからないが、ひとつだけえることは、あたま激痛げきつうはしっているという事だ。



「ディコちゃんはさぁ」



 ざま馬乗うまのりになってきたおとこに、コイツにあたまなぐられたのだと理解りかいした。



オトコはヤることしかのうがないから、ヤれないまでのあいだはいいなりに出来できるって、おもってるっしょ? 」

「…まぁ、たしかに、最初さいしょはそうだな、うん」

「でもなぁ…いくら、あたま下半身かはんしんべつものみたいな表現ひょうげんされてても……“ココロ”は、あるんだよ」

「つまり、感情かんじょうがあるワケで………ほかの男と関係カンケイってる事、気付きづいてないとでも、思った? 」

「男に浮気うわきをするな、ってもとめんなら…女側おんながわも、そのルールをまもらなきゃ、すじとおさなきゃ…だよなァっ?! 」


「ゔあ"ぁ…ッッ!!! 」



 くびげられ、いき出来できなくてくるしい…っ。

 如何どうして、あたしはこんなわされるのだろう…?


 ………。

 …………………………。

 …………………嗚呼あぁ……あたしが、わるいんだ…。


 浮気うわきをしないコト条件じょうけんで、私達は交際こうさいはじめた。

 でも…あたしは……そのごとやぶって…いろんなおとこと、関係カンケイっていって……。


 はじめてったのは、まえかれ

 彼と付き合ってて、将来しょうらいをふとかんがえたときに、不安ふあんになった。


 まま、このオトコ生涯しょうがいとも出来できるのか? って。

 自分じぶんには、もっとほか相応ふさわしい男が、いるんじゃないのか? って。



「………」



 ……うんん。さっき、おもったじゃん。


 “かれこそ、あたしの運命うんめい相手あいてちがいない”…って。


 なのに……如何どうして、浮気うわきしてしまったのだろう…?


 気付きづいたところで、すべてがおそかった。

 後悔先こうかいさきたずというべきか……あたしは、あいするおとこにより、いのち手放てばなした。

最近、こういった重めの作品を書く事が多いですが……スランプに陥りまして…。。

リハビリで、過激な内容を書いています(`・ω・´)((←⁉️

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ