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第2話,チュートリアルの呪いとメタモルフォーゼ!

 16回目のダンジョンへ入る。今回もいつもと変わらず、チュートリアル一階層から。


「チュートリアルへようこそ!」


 アナウンスと共に扉が開く。入り口付近ではいつもの通り、スライム達が待機している。


「「プギャーッ!!」」


 俺に気付き、襲いかかってくるスライム達。チュートリアルクリア後にもらった剣を構える。何故か、クリア後の報酬はそのままだったので、今、装備は剣、盾、鎧、兜とチュートリアル仕様みたいだが、全てある。


「この剣も5本あるんだよなー」


 そう呟きながら軽く剣を振ると、スライム達が次々に倒れていく。攻撃パターンもほぼ一緒なので、最初に飛びかかってくるスライムを見るだけで、後のスライムの行動は分かる。バタバタと倒れるスライム達。


 流石にスライムは飽きたな。簡単すぎる。何だか、可哀想とすら思うようになってきた。


 一階層はスライムのみなので、クリア時間は約一時間だ。そうやって、約一週間かけてダンジョンをクリアしていく。チュートリアル30階層(最終階層)に居る、インキュバスを倒し、今回もチュートリアルをクリアした。


 そういや、ステータスってどうなってるんだろ?


 最初に見た以来、チュートリアルばっかりしてたから見ていなかった。17回目のダンジョンに入り、


「チュートリアルへようこそ!」


 というアナウンスを聞き、やっぱりかと思いながら、待った無しのスライムを倒す。その後、ステータスを開いてみる。


「ステータスオープン!!」


 目の前にステータス画面が現れる。


 名:栗花落優

 年齢:16

 職業:学生

 状態:呪い(ループ)

 場所:チュートリアル(個別)一階層


 level:29/99


 ――ステータス――


 HP:200/200

 MP:150/150


 攻撃力:???

 魔法攻撃力:???

 防御力:???

 魔法防御力:???

 回避率:???

 命中率:???

 運:???


 呪い解除方法:???

 チュートリアルクリア回数:16

 装備:チュートの剣、チュートの盾、チュートの鎧、チュートの兜、チュートのブーツ


 スキル:武器合成、???(level 30で解放)、???


 ん? 状態、呪いっ!? ってどういうこと? まさか、これがチュートリアル終わらない原因? ステータスもほぼ分かんないし。しかし、レベル29まで行ってたんだな、チュートリアルも無駄じゃなかったんだ。けど、これからどうしよう?


「「プギャー!」」


 ステータスを閉じ、考えながら歩いてると、またスライム達が襲ってきた。軽く剣を振り、倒す。それの繰り返しで二階層に着いた時、突然身体が光り、アナウンスが聞こえた。


「おめでとうございます! level、30到達です。新たなスキルが使用可能になります」


 今までアナウンスなんて無かったのに、突然何だ? まぁ良いや、スキル見てみよ。


 スキル:武器合成、メタモルフォーゼ、???


「メタモルフォーゼってなんだよーっ!!」


 思わず叫ぶと、


「スキル表示変更しました」


 とのアナウンスが流れた。もう一度見てみると、


 スキル:武器合成、メタモルフォーゼ(変身:発動時、メタモルフォーゼ、今まで倒した魔物の能力コピー及び変身可能、その他:姿変化)、???(level 35で解放)


 変身出来るのか。早速試してみることにした。


「メタモルフォーゼ!」


 唱えると、頭の中に思い描いた魔物になれるらしい。今はスライムだ。声が聞こえる。このスライム達なのか?


「こいつ、来るの何度目だ?」


「何だ? 俺たちに変身しやがったぞ?」


「よし、みんなでかかれー!」


 やっぱりスライム達の声、なのか? どうやら変身した魔物の言葉も分かるらしい。って、スライム達が襲ってくる。逃げなきゃっ! ……ってあれ? 数匹乗られたけど、痛くない。ノーダメージ。けど、重い。元に戻るか。


「解除!」


 声と共に、人の姿に戻る。俺の上に乗っていたスライムが床に落ちる。


「わーっ!!」

「あ、あいつ人間に戻ったぞ!」

「逃げろーっ!」


 あれ? スライム達の言ってることが分かる。効果か? 逃げ遅れたスライムを掴んで話しかけてみる。


「スライムくん? 俺の話してる事分かる?」


 すると、スライムくん? は怒りながら話す。


「分かるけどさ、お前さ、何回来るんだよ? で、何回俺たちの仲間を倒したんだよ!! それと、俺の名前はスラキーだっ!」


 そう、だよな。スライムからしたら俺は敵、仲間をいっぱい傷付けた奴だよな。


「ご、ごめん、ね。怒るのも無理ないよな? 進む為とはいえ、何度も君たちを倒したんだもんな。えと、スラキー?」


 素直に謝ると、スラキーは少し驚いた表情をしながら見つめてくる。


「お、おう。分かれば良いんだよ。俺たちも入ってきた奴には攻撃するしかないからな。っとお前、何回ここ来てるんだ? ()()に来るのはお前位だぞ?」


 そうだよな。こいつら(スライム達)だって不思議に思うよな? 俺だってこんなに何度も来たくないんだけど。


「じゅ、17回目だ。俺は何故かこのチュートリアルをループする呪いにかかっている」


 それを聞いたスライムはニヤッと笑う。


「そうか、呪いなのか? ははっ! お前も大変だな? ああ、だからか」


「何だ? スラキー、何か知ってるのか?」


「い、いや知らないよーっ!」


 そう言うと、スラキーは俺を置いて去ってしまった。


「な、何だよ。気になるじゃないかー!!」


 叫ぶが、誰も(スライムも)居ない。


 まぁ、いいか。ちょっと他にも試すか。


「メタモルフォーゼ!」


 すると、髪の色が黒からシルバーに変わり、目も赤茶色くなった。髪型も変わっている。


 思った通りだ! 自分の姿だと恥ずかしいし、バレたくないから悩んでたけど、この姿なら配信できるかも!


 俺は次の休みからダンジョン配信することに決めたのだった――――










猫兎彩愛(ねこうさあやめ)です☆

ご覧いただきありがとうございます。


――――


主人公は陰キャと言われてますが、実は配信もしたいし、ちょっと目立ちたい君です( *´艸)

姿を変えられるスキルを手に入れた主人公!次回から配信開始です!


――――


感想、下の☆での評価、レビュー等で応援して下さると励みになります☆


よろしくお願い致します<(_ _*)>★

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