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第肆話「起動」(後編)

あれから俺たちはブーストの訓練を続けた。

合計2時間にも及ぶ結果はこうだ。


_犬崎 琴

彼女はてんでダメだった。

アーマードは背の高さに関係なく装着できるすぐれものだ。

だから背が低いからといって上手く操縦できないわけではない。

ただ単にコツを掴めてないのが原因だろう。


_宇崎 駆

彼はあれから本当に上手くなったものだ。

ただ、ブーストをかけた直後ちょっとバランスを崩してしまうのがなければ完璧になる。


_大宮 透

彼は俺と同じ30分程度でコツを掴んだ。

特に問題はない。


_如月 早苗

彼女も特に問題はない。

ただ気になるところは、訓練中、まるで睨んでいるかのようにこちらをずっと見ていたことぐらいだ。

正直言って怖いな...


_近衛 小夜

5分足らずでブーストを成し遂げたやべー奴。

もしかして俺より上手いかもしれない。

いや、まだ敗北を認めたくない...!


_東雲 今宵

このメンバーで2番目に早くブーストをできるようになった。

彼女も彼女でかなり上手そうだ。


_高岩 美月

彼女は...うん...散々だった...

ブースターを起動するまで1時間かかり、できたのはいいものの、いかんせん制御がままならない。

それでもポジティブでいられるとこは尊敬できる。


とまあこんなかんじだ。

俺も越えられないように...まあ若干越えられてるけど、頑張らないとな!



東雲「これにて1時限目を終える!各自、格納庫で武装を解除し昼食をとるように!2時限目は13時からだ!1時限目で上手く操縦できなかった者は自主練習をするように!以上、敬礼ッ!」


俺たちは格納庫で武装を解除し、廊下で美月と早苗を除くクラスメイトと話しながら食堂へと向かった。


「あー、小夜とヒロは本当に上手かったなー!」

駆が羨ましそうに言う。


「いやー...それほどでもー」

俺は人生でここまで褒められたことがなかったため、照れてしまう。


「......」

いや小夜(こいつ)はなんも言わないのかよ。


「うむ、どちらが装着者のエースになるのか見ものだな」

今宵は俺と小夜を交互に見る。


「そういう今宵さんも上手かったね、ところでミツギくんのことで気になったけど....」

透が何かききたげな様子だ。


「ん?なんだ?」


「実戦経験あるって....今までどこで戦ってたの...?」

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