6、誘拐犯と裏社会(前編)
シーナ「ぜ、『前回までのあらすじ』です」
シーナ「みんな勘違いしてるかもしれないですけど、ボク男ですよ」
ヒデ「ほんと、衝撃だよな。俺、未だに慣れねぇもん」
シーナ「そう言えば、何ですけど。今日はボクが大変な目に会うとか……」
ヒデ「らしいな。ま、物語が始まるぜ」
~6、誘拐犯と裏社会 (前編) ~
日がすっかり落ちた。
心細い暗闇の中。電灯が僅かに光っている。その小さな光を頼りに歩いていく。
長く続いた仕事で疲労が溜まっている。しかし、不安が体を酷使させた。周囲の気配に気を遣う。
後ろに誰かいる?
体を反転させてみたが誰もいなかった。
気のせいか。そう思って歩き直した。その時に背後から人が現れ口に布を被せる。
布から発せられる臭いが蓄積された疲労を呼び覚まし、回復させるための睡眠を強行させた。現実の世界から夢の世界へと落ちてしまったのだ。
*
誘拐事件が目につくようになった。
被害者の年齢は十から二十代の女性が狙われている。人目のつかない場所に現れ、手練た動きで攫っていく。目的は不明。攫われた人達の生死も不明。闇に隠されていた。
異災警察はその問題に関心を向けながらもどこか上の空であった。それは、この事件に対応する部署が違うため、解決のために動く必要はなかったからだ。
しかし、コラールから衝撃の事実が伝えられた。
「捜査第一課からきたんだが、最近頻発している誘拐事件は異災能力の集団が絡んでくることが分かったようだ。ここで話してるから予想できるだろうが……この一件は俺ら異災警察が担当することになった」
視線がコラールの方向へと集まる。
そんなこと予想もしてなかった。まさか異災警察に仕事を押し付けるなんて。
しかし、どのようにして誘拐犯を捕まえるか。
一人捕まえれば、後は全貌を吐かせるだけでいい。ただ、その一人をどう捕まえるのかが問題だった。
作戦会議。
机を囲んで話し合う。
ダイが声を上げた。
「相当な危険がつきまとうが囮作戦なんてのはどうだ?」
嫌だ、なんて言えない。それが嫌なら有用そうな他の作戦を挙げなければならない。
誰もその作戦以上の案が思いつかず、会議は終着してしまった。
作戦で決まったことは囮作戦をすること。
まず男女一人ずつのペアとなる。その中で女の方が夜中に路地裏や目に付きにくい場所に行き囮となる。もう一方は離れて見守る。目的の誘拐犯が攫いにきたところを男の方が捕まえる。そういうシナリオだった。
犯人はどこから現れるのか。それは数打ちゃ当たる、だ。現れそうな場所を三つ絞り、そこで行う。組めるペアが三組だったのだ。仕方ない。
まずはオパルとカヤのペア。オパルの潜在能力と強さなら安心できる。
次にヒデとルサのペア。少し不安だ。けど、何とかなりそうな気もする。喧嘩しなければいいんだけど。
最後にシーナとミドリのペア。もっとも不安そうなペア。ただ、能力で二匹の妖精を仕込ませるつもりなので実は案外不安はない。見守るのは一人ではなく三人 (匹) だからだ。
決行は金曜日の夜中。休みに入る前の日。そこが一番狙われやすいと思われるからだ。
そして、作戦が決行。
三つのペアがそれぞれの場所で作戦を実行していた。
○オパルとカヤのペア
カヤは相変わらず本を読んでいた。上から射し込むほのかな電灯を頼りに文字を読んでいく。
オパルは無関心にも地面に寝ていた。そこからではカヤは見えない。
今日は新月だ。
真っ暗闇の真夜中。
カヤに近づく一人の影。不敵な笑みを浮かべて近づいていく。
気配を消して真後ろに入り込む。
慣れた手つきで布を口元に被せよう。とした時に二つの植物がその影に絡みつく。
「なんだよっ。このっ」
男の声が闇夜に響いた。
そこに優しく囁くオパル。
「それは蔓。俺の能力で作った蔓さ。安心して。痛くはない。ただ動けないだけだからさ」
男は蔓が絡まり動けなくなっていた。
カヤが男の持つ布を手に取って、その男の口元に当てた。次の瞬間、抵抗をやめて寝てしまった。
「やっぱり眠らせるものを仕込ませていたようね。残念だけど。捕まえるわ」
オパルとカヤは無事に誘拐犯を捕まえることに成功した。
○ヒデとルサのペア
ルサは可愛い女の子を演じていた。それを、死角から見守るヒデ。その目は痛々しいものを見るようなものだった。
真っ暗闇の中、小さな光を頼りに無意味な道を歩いていく。
もう十分は経った。
一時間経った。
三時間経った。
気がついたら太陽が昇り始めていた。
鶏の鳴き声。鳥の優しい囀り。散歩をする老人たち。陽光が新鮮な気持ちを送り届けていた。
そこに近づく一人の影。
ルサは心して振り返った。
「今日は失敗だな」
その影はヒデだった。
「もう、驚かさないでよ。ビックリしたじゃん」
ヒデは「そう言えば」と切り出す。
「今思えば、ルサを攫いたい人なんているのかな? だって誰得なの?」
「ハァ?」
何も変わらず太陽は昇っていく。彼らの何も変わらない日常が始まったのであった。
○シーナとミドリのペア
真っ暗闇。ミドリは道の真ん中を歩いていた。一番目立ちやすい人目につかない場所。
ミドリを見つめるシーナ、妖精のシル君とニーちゃん。
そこに近づく影。
手練た手つき。口元に布を被せる。そこに無駄な時間はない。
ミドリは気配を感じて振り返った。しかし、誰もいなかった。
遠のいていく意識。
ずっとミドリが襲われてしまわないように見守ることに意識を向けていた。手のひらに電気をためる暇もなく夢の世界へ。
声を荒らげることもできない。少しでも抵抗を。
そう思ってポケットに触れたが、ハンカチを落とすことしか出来なかった。
もう人攫いの手中におさめられてしまった。
直感が嫌な予感にさせる。
太陽も昇って、道も明るくなった。
軽くリコーダーを吹いて二匹を近くに呼び寄せ、シーナのいる場所に行った。
そこにはシーナはおらず、彼のハンカチだけが落ちているだけだった。
「し、しまった!」
シーナは見た目は女の子に見える。実際は男でも誘拐犯は女だと見てしまうだろう。
誘拐犯はミドリではなくシーナを拐ったのだ。
考え直せば頷ける。シーナなら囚われる可能性がある。
「まさかシーちゃんの方が誘拐されるなんて────」
焦りが汗を湧かせて皮膚を浸す。
どうしようもできない。無力な自分を責めることしかできなかった。後は空に浮かぶ消えかけの星に無事を祈ることしかできなかった。
今回の件は異災警察の中に共有された。
事実を述べるのが辛かった。ずっと自分を狙うだろうと思っていた考えの甘さ。それによって誘拐して辛い目にあったシーナ。自分が情けない。
オパルとカヤの捕らえた犯人。彼からの情報が唯一の頼りだった。
彼から出た情報。それは有益であった。
そこから導き出される拠点。
そこにシーナや誘拐されてた女性たちがいる。
突入決行の日が決まった。それを行うメンバーはミドリ、ヒデ、カヤ、オパルの四人。緊張が風を靡かせる。
今から救いにいくから、無事でいて欲しい。そう思いながら突入決行に向けて戦いの準備をしていくのだった。
*
水位の上がった海。
雨がパラパラと振りゆく。
統一されたレインコート着用の人々が海沿いに建つコンビナートに降り立った。
人気のない廃屋。隠れ家として密航として絶好の場所だ。
騒ぎが起きなければ警察の目はかいくぐれる。横に連なる廃工場が廃屋をカモフラージュしていた。
この中に誘拐された被害者たちがいる。
「ちょっと、先行ってる」
オパルは地面に生やした蔓をバネにして二階の中へと進んでいった。
ミドリ、ヒデ、カヤは真正面の入口から堂々と入っていった。
*
縁下隊の若頭野村。
縁下隊は暴力団の一派だ。いわゆる、反社会的勢力。
儂はライバルである紅蓮会との抗争の際に縁下隊をまとめあげ、人望を築きあげた。そして、腕っ節の強さで不動の地位を手に入れていたはずだった。
両親は暴力団。生活そのものが争いの中にあった。お陰で力と闇を生き抜く知恵は充分にあった。
そして地位も強さも揺るがないはずだった。
あの事件が起きるまでは。
世界を襲った無数の大災害。儂はその災害に巻き込まれることはなく死ぬことはなかった。と同時に能力を得ることもなかった。
神から与えられた能力者ども。
儂は神から見放されていた。
能力を持つものによる下克上によって頭の地位は奪われた。もうあの時の権力はない。取り戻す力もない。一夜にして天地がひっくり返った。
儂は五年間。路頭を迷った。もう何も残っていない。いや、野心だけは色濃く残っていた。
地位が剥奪されてから五年後、闇の中に見つけたとある実験。その実験を経て能力を得た。そこに籍を入れつつ、人攫い稼業で金を稼ぐようになった。
落ちた人生からやり直した新たな人生。
再び落ちる訳にはいかない。敵は異災警察。彼らに人生を落とされてたまるか。
「まさか地下に施設を造ってたなんてね。まあ、さて、そこの縛られているお姐さんを解放して貰おうかな」
レインコートを着た笑顔の男性。話し方や表情、見た目を見ると少しチャラいように見える。
彼の後ろ側に現れる二つの蔓が殺気を放って睨んでくる。
儂は右手の袖を手繰りあげ殺気を放ち返した。
*
二階の部屋には人の気配がない。
それだけではなく、ここを拠点にしていたという痕跡もないように思えた。
捕らえられた犯人の一人が嘘をついたのか?
いや、本当の可能性もある。もしかしたら、目に見えない地下が拠点だったりして。場所は分かったが詳しくは分からなかった。
目につく場所をわざわざ拠点にするよりも、隠れ家として地下を造って拠点にする。
可能性はゼロではない。
オパルは地上へと戻り、廃屋の周りを確認した。建物の裏。そこに隠し通路を見つけた。予想通りだった。
ミドリら三人はまだ気づいていないだろう。来たらわかるように目印をつけてから、通路の中を進んでいった。
真っ暗な一本道をひたすら走る。かと言って真っ直ぐ行くのは単純すぎる。敵は手前に戦闘員を構えて奥に行かせないはずだ。
オパルは最初の部屋に入る。そこに待ち受けていた敵を一掃した。
その部屋で見つけた換気口。そこから近道ができそうだ。
そうして換気口から奥へ奥へと進んでいく。
ようやく捕らえられている女性を見つけた。目に見えるのは一人だけだが。
助けるためにオパルは換気口のフタを外してその部屋に降りる。
敵は一人だけだ。
サングラスをかけたスキンヘッド。臙脂色のスーツを身につけた厳つい男だった。直感からこいつはボス相当の存在だろう。
「まさか地下に施設を造ってたなんてね。まあ、さて、そこの縛られているお姐さんを解放して貰おうかな」
オパルは笑いながら心の底で敵意を向ける。
殺気と殺気が衝突して部屋の空気が揺れていた。
先に勝負を仕掛けたのはオパル。野村の背後から蔓が襲う。
その蔓に右手で触れる。触れた瞬間、蔓は凍ってしまった。
「なるほど、触れると凍るのか。【氷】の類いだね」
「そういうお前は蔓を扱う。茶髪だし【地】の類いだろ」
その通りだ。
種類は【地】である。
能力は〘蔓〙であり、蔓を地面や壁から生やし、二つの蔓を操ることができる。
彼は当てたが、オパルの方は少し違っていたらしい。
「半分正解で半分不正解。いいことを教えてやろう。儂は能力者じゃない」
意味が変わらなかった。
野村は顔色変えずに話し出す。
「儂自身は能力者ではないが、右手だけ能力者なんだよ」
よく見ると右手の皮膚と顔の皮膚の色が違う。普通ならありえないことだった。
ただ、そんなことはどうでもいい。
今は誘拐犯の主犯と思われる彼を捕まえることが優先だ。
手錠をかけるのはリスクがかかる。かける瞬間に自身の能力が使えなくなってしまうからだ。だからこそ、敵を抵抗できないようにしてからかける必要があった。
様子見する時間はもったいないな────
足元に生える蔓。その蔓をバネにして的に突っ込む。そのスピードは放たれる弓のごとく。
しかし、その速さに臆することなく右手を当てにいく野村。
体を捻って攻撃を回避したが、攻撃を当てることはできなかった。
野村の方が優位に感じる。彼は心の中で軽く見下した笑みを浮かべていた。
「残念だ。儂の攻撃は氷。そっちは植物。草が氷に弱いのは自然の摂理。相性が悪いのではないか?」
彼は近づいてきた。そこに蔓を出して応戦するがすぐさま凍らされてしまう。
植物はすぐに凍らされて使い物にならなくなってしまう。
オパルは床に蔓を出して天井を舞い、上を通じて敵から遠ざかる。
また向かってくる。だから、また蔓で応戦する。無駄な応戦。そう思われそうだ。
オパルは避けることしかできないように思われた。
相性があまりにも不利。
オパルは逃げに転じていた。
「逃げるだけか。残念だが儂には勝てないようだ。相性が悪かったことを嘆くといい」
その言葉を聞いて、言い返す。
「そう? 相性が良いのは俺の方じゃないかな」
「強がりを」
蔓で弾いて素早く動く。床と並行して進むオパル。野村の周りをひたすら移動していた。
そして。
懐に入った時には、彼は反応すらできていなかった。
床に接する腕を伸ばすことで真上に上昇する。その勢いで足蹴りを狙った。その足が顎を強く蹴り飛ばした。
「相性なんて分からない。草が氷に弱いのは単なる一例でしかないからね」
床に倒れた。しかし、すぐに立ち上がる。
「くっそ。なんだ、あの速さは。見えなかった」
「速さよりも地の利じゃないかな。最初のスピードについてこれたけど、今のは追いつけなかった。同じスピードなのにね」
最初の攻撃は真っ直ぐ進む攻撃だった。
速さは分からないけど、大体の動きは分かる。予測すれば攻撃を先読みしていけばいい。
しかし、今のは違う。
フィールドに生えた凍った蔓たち。その障害物で動きが見えにくくなった。と同時に予測することが難しくなった。そのせいで、彼の反応は遅れてしまったのだ。
蔓は二つしか操れない。その二つ以外の蔓は死してすぐさま地面に戻ってしまう。だが、凍らされてしまった死んだ蔓は戻ることなくその場に留まり続けた。野村の凍らせる能力がオパルの弱点をカバーしたのである。
後はオパルのペースだった。
近距離で蹴りまくり、攻撃を避けまくり、敵を攻めていく。
蔓を使った突進。彼は反応して右手を合わせてきたが、オパルは当たる前に真下から蔓で弾き飛ばして空中を舞った。
真上を向く野村。
そこに襲う地面から生えた蔓。
「俺は囮でした~」
蔓の攻撃を耐えた。その蔓を凍らせる。
ただ、蔓に集中を向けたためオパルの直接攻撃を避けることはできなかった。
今度は蔓が囮となったのだ。
野村は倒れた。動けなそうだ。
取り出した手錠で彼を捕らえる。無事捕まえることに成功した。
かける時に気づいた。彼の右手は義手であった。
なんか胸騒ぎがする。
ただ、そのことは胸にしまい次の行動を行っていった。
*
遅れを取った。
建物の中には誰もいない。二階建ての建物。一階も二階も誰もいなかった。オパルまでもいなかった。
つまり、ここにはいない。どこかに何か秘密があるのかもしれない。例えば隠し通路とか────
どこかに何かがあるかもしれない。
建物の裏口に進んだ時、隠し通路を見つけた。分かりやすいようにマークがしてある。オパルの計らいだろう。
その通路の中へと入り進む。
最初の部屋。幾人かの敵が倒れていた。ボロボロの敵も軽く攻撃することですぐに倒れる。
さらに次の部屋。そこからは蹴散らされた様子がなかった。
オパルはここを通過していない?
とりあえず、ここを通過するしかない。
風が舞い、炎が舞う。
ミドリとヒデの攻撃が部屋の彼らを蹴散らした。
部屋の片隅で拍手をする男。その横でフードをきた人物がいる。
「私は人攫い仕事の起業家。横にいるのはマネージャー。この先には仕事のリーダーもいる。しかしまあ、私によって先には進めないでしょうがね」
男は手を広げる。手から出てくる白い糸。糸が部屋中に張り巡らされた。
「君たちは電線に触れたことはあるかい? 私はあるのさ。触れて死にかけたのさ。あっ、すまない、無駄話だったね。さあ糸のフィールドで戦おうか」
ヒデは片手の四本指で真っ直ぐ下ろす。
炎の刀跡が真っ直ぐ伸びた。
「ミドリ、先行っててくれ。ちょっと面倒そうな相手だからな」
早く奥にいる拐われた人達を救出しなければ。今ここで立ち止まっている訳にはいかない。
ここでの戦闘はヒデに託して進んでいく。
効率的にもここは行くしかなかった。
「分かった。後は任せたよ」
ミドリは焼けた地面を踏みつけて走っていく。
次の部屋へと進んでいった。
次の部屋で見えたのはオパルの姿だった。
「お、ミドリちゃ」
オパルの真横にふと現れる女。脇腹を肘で思いっきり打ち付けた。
続いて蹴り。蹴り。腹蹴り。
オパルは壁に打ち付けられた。勇ましい女はオパルを睨んでいた。
「オ……オパルさんっ!?」
敵だろうか。
援護しなければ。そう思ってリコーダーを吹こうと考えたが女の言葉を聞いてすぐに止めた。
「許さない。女心を弄びやがって」
なるほど。そうか。
いつものようにヤバい性癖を満たすためにこの人をからかったのか。思わず頷いてしまった。
女はミドリに気づいて、
「すみません。感情的になってしまって。仲間を蹴ってしまいました」と言った。
オパルの方を見た。少し嬉しそうな顔をしている。
「いいえ、大丈夫です。けど、まだ反省していないと思いますので、もっと蹴り飛ばして大丈夫ですよ」
そう言って、先を急いだ。
何度も蹴り音が鳴る。その度、喜ぶオパルの表情を浮かべては消して先を行った。
薄暗い部屋の中。
悪臭と消臭剤の独特な臭いが混ざった臭い。
シーナはそこで小さな檻の中に囚われていた。
売買の道具。だから、傷つける訳にはいかない。傷つかないよう縛られることはなく、抱かれることもなかった。
ただ希望の見えない暗闇の中に閉じ込められるだけ。
段々と消えていきそうな瞳のハイライト。今はまだ消えていない。仲間がきっと助けにくれている、という希望が残っていた。
その場所にミドリが辿り着く。
「シーちゃんっ! 大丈夫?」
シーナは知っていた。そこに強い敵が待ち構えていたことに。
シーナの前に立ち塞がる二人の男。
「商売の邪魔なかさせねえよ」
「私共が貴女をお傷つけなさること、どうかお許しください」
そこにいたのはヘドニックとトレッドミルだった。
人物紹介
《岡田 秀》①
(別名):カンジョン ソンジュン
身長:170cm
性別:男
年齢:19
髪色:カッパー (明るめのオレンジ系)
所属:異災警察 (6期生)
趣味:釣り、バスケ、走ること、など
特技:バスケ
特徴:明るくて気さくな感じ。よくルサと喧嘩している。賑やかな男の子。
信念:自由による平和。もっと人々が自由になればなるほど平和になるはず。
いし:ヒデナイト (清々しさ)
次話は1時間後




