第5話! まぁ、そう上手くいかないもので
兄「妹よ」
妹「何」
兄「俺は気づいた俺に足りないものが!!」
妹「ほーそれは気になるねぇー」
兄「ロマンスだ」
妹「どうしたらそうなるの?」
兄「つーわけでロマンスを探すぞ」
妹「だいたい、お兄ぃの求めるロマンスって何?」
兄「そりゃお前、トキメキだよ」
妹「変わってないし…」
兄「あれだよ ピカ ゴロゴロ的な」
妹「雷じゃん…もしかしてこ、恋とか///」
兄「いや、ない」
妹「……」
兄「よし、部活入るか!!」
妹「今から!? ダメでしょ」
兄「大丈夫だ。俺は中学時代、部活を三回しか休んだ事の無い男だ」
妹「いや、むり」
兄「そうか」
妹「うん(なんだろ?この空気)」
妹「お兄ぃ」
兄「何だ?」
妹「明日友達が泊まるの」
兄「ほぉ、つまり俺のカリスマを見せつければ良いわけだな?」
妹「いや、普通にしててよ」
兄「普通…つまり絵本を朗読しろと」
妹「アブノーマル過ぎるでしょ…」
妹「お兄ぃ」
兄「何だ?」
妹「明日友達が泊まるの」
兄「ほぉ、つまり俺のカリスマを見せつければ良いわけだな?」
妹「いや、普通にしててよ」
兄「普通…つまり絵本を朗読しろと」
妹「アブノーマル過ぎるでしょ…」
妹友1「お邪魔しますー」
兄「ようこそ、冥界に。迷い込んだ子猫ちゃん達」
妹友2「あ…はい」
妹「お兄ぃ…ちょっと」
兄「おっと、お呼びのようだ」
妹「普通にしてって言ったでしょ!!」
兄「オイオイ、俺は普通だぜ。スイートハニー」
妹「普通じゃないよ…絶対頭打ったみたいじゃん」
兄「頭のアザは神々の証だぜ!?」
妹「いいから!! 普通にして!! もう部屋から出ないで!!」
兄「また、封印か…ヤレヤレ」
妹「頭打って死んじゃえばいいのに」
妹「さっきはごめんね…」
妹友1「うん…平気」
妹友2「うん…」
兄(あのキャラは駄目かならば!!)
妹「その、晩御飯作ったから…食べる?」
妹友1 2「うん」
兄「ひゃーはー!! 晩飯だぜぇぇぇぇ」
「「!!」」
兄「今夜は焼肉かぁぁぁぁぁぁぁ!!」
妹友1「ひぃ…」
兄「俺は生で食うぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ガシ
妹友2「…」
妹「お兄ぃ!!」
兄「小娘ぇぇぇ!!何のようだぁ?」
妹「言うこと聞いてよ!!」
兄「俺は普通だぜぇぇぇぇぇぇ!!!! ふ つ う ひゃーはー」
妹「もう、いい加減にしてよ!!」ウルウル
兄「泣き落としはきかねぇぇぇぇぇぇぇぇ」
妹「お兄ぃの馬鹿!!」
兄「あのキャラもだめか…」
妹「あの、その、テレビみる?」
妹友1「うん…」
妹友2「…」
妹「あははは、おもしろいね……」
兄(行くぜ!!! 新キャラ)
兄「ぼかぁーロケット戦士パオだぞー」
妹「!!」
兄「わたあめと綿棒が大好きなんだぞー」
兄「パオー パー セリャ!!」
妹友1「い、妹ちゃん」
妹友2「私達帰るね」
妹「え!? ちょっと、ま…」
兄「何だ? 本番はこれからだぞ」
妹「…ばか…お兄ぃの馬鹿!!!」ダッ
兄「おい!!! 妹!!」
妹「お兄ぃの馬鹿!!! お兄ぃの馬鹿!!! うぇぇぇぇぇぇん」
兄「妹、おい!! 開けろよ」
妹「やだぁ…お兄ぃなんかもう、知らない」
妹友1「ねぇ…やっぱ戻ろうよ」
妹友2「でも…」
妹「やっと出来た友達なのに……うぅ…」
兄「妹よその、悪かった。お前さ友達作るの苦手だろ?
だからその、嬉しくてさ」
妹「普通にしてって言ったじゃん!!! お兄ぃのばか お兄ぃのばか」
妹友1「…」
妹友2「…」
兄「ごめんな。 馬鹿だよな俺は、結局さお前を傷つける事しか出来ない馬鹿だよな。ごめんな………」
翌朝。
兄「お、あはよう…」
妹「……」
兄(あー、やっちまった)
女「兄君どうしたの?」
兄「あ、女ちゃん…あのさ…相談いいかな…」
女「なるほどねー」
兄「どうさたらいいのかな? 俺…」
女「謝る」
兄「許してもらわなかったら?」
女「許してもらうまで謝る」
兄「女ちゃん…ありがとう後でなにかおごるよ」
女「うん。期待してるよ」
妹「あ、おはよ…」
妹友1「おはよー 妹ちゃん」
妹友2「おはよー」
妹「あのさ…い、嫌になったよね…」
妹友2「ちょっと怖かったよ」
妹「そう…だよ…ね」
妹友1「でも、なかなかいいお兄さんじゃない」
妹「え?」
妹友2「あのね、あの後家に戻ったの」
妹友1「そ れ に 私達の友情はそんな薄っぺらくないでしょ」
妹「!!」
兄「妹!!!」ダッ
妹「お兄ぃ!?」
兄「全力で謝る ごめん。本当にごめん」
妹「ど、土下座なんかしないでよ」
兄「ごめん。本当にごめん」
妹「もう、いいよお兄ぃ」
兄「本当に…いいのか?」
妹「うん。怒って無いからさ……約束して?」
兄「約束?」
妹「うん。私の言うこと……ちゃんと聞いて……ね?」
兄「それはできんな」
男(流石兄!!!)