第4話! どうやらお熱のようで
兄「妹よ」
妹「何?」
兄「熱が下がらん」
妹「一人で『必殺巣潜りΧ』なんてやるからだよ」
兄「流石に必殺技のリスクがでかすぎたな」
妹「今日は大人しくしてよね」
兄「俺はいいが、兄はどうかな」
妹「ハァ…熱が悪化して死ねばいいのに」
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兄「まぁ、暇つぶしにゲームでもするか」
兄『俺参上!!』
友1『兄キター』
友2『こんな時間に来るとは…さ、流石』
兄『ふ…俺を誰だと思っている』
『『裸装備でミラルーツにキックで勝った男』』
兄『分かってるでわないか』
兄「やっぱりゲームはゲホ…ゴホ…いいな」
数時間後
兄「次はエロゲじゃぁぁぁぁぁゴベゴハウエ」
兄「フフフ…ヤバイな…ヒロインが二人に見える…だが!!! これも新しい!!」
兄「ほ、本格的に熱が…行くぜ…必殺『学校の保険のベットで休む』
フェニックス行くぜ」
兄「ついた…ついたよ…パトラッシュ」
兄「ヤバい…な」フラフラ
「そこには元気に走り回る兄の姿が!!」
兄「てな展開を期待して保険室へ…」フラフラ
兄「『廊下は走ってはいけません』かフフフ…禁じられているものほどやりたがるものよ」
兄「必殺『兄ダッシュ』」
解説しよう兄ダッシュとは限りなく歩くような速さで走る、人生に置いて無駄な行動の1つだ
この時兄は思った。
「あっ!! これ走ってねぇ」
兄「い、意識が」フラフラ
女「あ、兄君!! 熱じゃなかったの!?」
兄(女ちゃん!! しめた!倒れた時に女ちゃんを押し倒し、ラブコメ的な展開に)フラフラ
男「女ちゃんどうした!?」
ガツン!!
兄、男の膝に顔面からぶつかり鼻血を吹き出した。
しかし、その顔はとても安らかだった。
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兄「はっ!! 夢!!」
妹「はーい、現実にようこそ」
兄「なんで保健室に!?(本来なら女ちゃんの胸の中のはず)」
妹「それはこっちのセリフだよ。なんでお兄ぃが学校にいるの? ねぇ?」
兄「もう二度とあんな事はしないよ」
妹「人の話し聞いてる?」
兄「あぁ、聞いてるさ。半分以上は右から左に行ったがな」
妹「はぁ…」
妹「で、なんで学校にいるの?」
兄「おいおい、それは『クラムボンは何で笑ったの?』って聞いてるようなものだぜ」
妹「意味わかんない…」
兄「俺もだ」
妹「とりあえず、私が学校終わるまで動かないでね」
兄「NOと言ったら?」
妹「お兄ぃのお人形さん全部フライパンで炒めるね」
兄「おK おK 怖い 怖い」
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兄「暇だ…保健室か…」
保健室
↓
レベルアップで病院
↓
医師
↓
カリスマ
↓
俺
↓
リトルマーマレード
兄「ゆしきた!!」
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兄「さてと、まずは白衣を着て…完璧だ」
DQN「しゃーす」
兄(うわ…DQNだ)
DQN「なんか、ダルいんで帰りたいッス」
兄(サボり野郎が、襟足むしってやりたい)
DQN「聞いてるんスか?」
兄「あーうん…ごめん救急車呼ぶね」
DQN「は? おうげさだし」
兄「いや、その襟足の長さがおうげさだよ、皆の襟足が長くなっても困るし」
DQN「意味わかんねーし」
兄「俺も襟足だけ伸ばす理由がわかんない。もしもし、はい、えぇ重病です。頭が」
五分後
「か、患者は」
兄「この襟足です。は、速く」
「わかりました」
DQN「待てよ!! おい!!」
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女2「失礼します」
兄「どうしました(見るがよい!!俺のスーパースマイルを)」ニパァー
説明しよう
スーパースマイルとはあまりにも眩し過ぎて、皆が眼をそらす笑みである
女2「体育で足擦りむいちゃって」
兄(あぁ、なんて痛々しい傷だ可哀想に)
兄「舐めてあげます」
女2「え? あの消毒ですよね?」ウルウル
兄(あぁ、涙目になるほど痛いなんで)
兄「いえ、ポケモンのワザと同じですよ」
女2「けっ、結構です!!」
妹「お兄ぃー大人しく……なにしてるの?」
兄(タイミングが絶妙過ぎる…まさに…フラグクラッシャー)
俺は妹の鉄拳をくらった メリメリと腹に食い込む右拳。
「かは…」
肺から全ての空気が出た。
苦しい。息が出来ない。簡単にすると
ドーン!!
「ぐはー」
帰宅後
妹「お兄ぃ…何してたの」
兄「分かってるものを尋ねるな。悪魔か?」
妹「じゃ、なんであんなことしたの?」
兄「世の中には知らない方が良いものもあるんだ」
妹「はぁ…捕まるよ…本当に」
兄「ばれなきゃ犯罪じゃない」
妹「お人形さん炒めるね」
兄「なんてお詫びをしたらよいか…本当に申し訳ございません」