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第2話! 盗まれた体操服!

妹「お兄ぃー 遅刻するよぉー」

 

兄「あと五分、五分だけでいい…」

 

妹「んじゃ、お兄ぃのお人形さん壊しちゃうよー」

 

兄「あぁあああ!! 止めて! 羽入たんはやめてぇぇぇぇ!!」

 

数分後

 

兄「たく、最悪な目覚めだ」

 

妹「お兄ぃが悪いんでしょ? だいたい、お人形さんなんか集めて何が楽しいの?」

 

兄「楽しいんじゃない、幸せなんだ」

 

妹「…」



兄「おはよー 諸君!!」

 

「「…………………」」 

兄「どうした?」


 

男「盗難があったみたいだ」ヒソヒソ

 

兄「何が盗まれたんだ?」

 

男「女ちゃんの体操服だよ」ヒソヒソ

 

兄「ほう、ハーフパンツがいいとは…変わり者だ」

 

兄(ん!? 体操服……犯人俺だー!!!!)


時は2日前の放課後

 

男「おい!! 兄!!俺はかえるぞ!」

 

兄「もうすぐでジーンを倒せるんだ!! 先に帰れ」 


男「はいよ…」

 

兄「しゃー!!! 勝った!!!」

ガタ

 

兄「やば…牛乳こぼしちまった…放置したら臭いが半端ねーぞ…なんか拭くもの…た、体操服か…洗って返せばいいよな」フキフキ



兄(ヤバい…どうするか…そうだ!! こっそり後で返そう)

 

先生「えー事件の事で知ってる事があればここに書いて下さい」

 

兄(まぁ、これは適当に書いてっと)

 

私は見た。

荒野に咲く一輪の花を。たくましく、美しく咲く花を見て

私は一人、涙を流した。 


こんなもんだな




兄「さてとりあえず女に体操服を返さなければ… 洗ってあるな。牛乳の香りはナッシングだ。だが、洗剤の匂いがついちまってる。もしばれたら」 

 

女『これは…兄の香り!!貴様!!!』

 

兄『俺では無い!! 信じてくれよ!!』

 

女『ふん、言い訳無用』 


兄「ヤバい 」


兄「だが俺は香水なんか持ってないし…ファブリーズが良い匂いだから服にかけるぐらいだしな…」

 

兄「妹がいるではないか!!うはwww 俺天才www」



兄「妹よ」

 

妹「…何…」

 

兄「あの…さ、香水貸して」

 

妹「なんで?」

 

兄「その、あの匂い好きだから…(体操着盗んだとか死んでも言えない)」

 

妹「え!? その本当?//」 

 

兄「あぁ、大好きだぜ」 

 

妹「うんか、貸してあげるね//」

 

兄「ありがとな」



兄「俺カリスマじゃね?」

 

兄「行くぜ!!! 香水ストリュウーム!!!!」ビチャ

 

兄「ふっ…なんてこった…半分以上出しちまった。」

 

兄「しかも、香水の成分的な何かが固まってアレぶっかけたみたいだぜ…」

 

兄「しかし!!! 俺のカリスマによってカバー!!」



兄(まずは香水を返すか)

 

兄「妹よ」

 

妹「な、何///」

 

兄「香水、ありがとな」  


妹「う、うん……なんで半分以上ないの?」

 

兄「その、あの、飲んだ」

 

妹「はぁ?」

 

兄「お前の味がしたぜ!!」

 

妹「そのまま死んじゃえばいいのに」

 

兄(これもカリスマの定め)





兄「さて、あとは体操服を鞄に…待てよ!!」

 

体操服を鞄に入れて持って行く

先生「これから授業を…始めません はい!!!持ち物けんさぁぁぁぁぁ」

「「兄の鞄から!!!」」

クラムボンは笑ったよ

 

兄「て、てぇーへんだぁ」



兄「ど、どうするよ。そうだ!!! 女ちゃんは運動部だ 俺は家に帰る部活」 

 

兄「俺がソッコーで帰って机の上に置いとけば大丈夫だ」

 

兄「流石カリスマ。自分が怖い、怖い」



そして学校。

 

兄「ヤバい」

 

男「どうした?」

 

兄「弁当忘れた」

 

男「しょうがねぇーな。ほら、パンやるよ」

 

兄「忍びねぇーなw」

 

男「構わんよw」

 

兄(作戦決行までまだあるな)




そして放課後。

 

兄「よし、ソッコーで帰る。 力を貸してくれ!!! チャリRX改450」

 

爽快な加速力

緩やかなハンドルグリップ

まさに、自転車会のエンペラー(皇帝)!!!

 

15分後

 

兄「つ、ついた。体操服セットオン!!! コーラチャージ完了!!行くぜレッドフェニックス」

 

(兄は登校用とプライベート用の自転車を持っています)


波のような加速力。

風のようなハンドルグリップ。

まさに、自転車会のフェニックス(不死鳥)!!



兄「学校到着…」

 

ありがとうエンペラー

ありがとうフェニックス帰りはタクシーで帰ります。

 

兄「後は体操服を返して…!!!!!」

 

兄「鍵がかかっているだと!?」

 

そう、現実は甘く無い

屋上は鍵がかかっていて「一緒にお弁当食べよ//」なんて事も無ければ

教室に美少女が一人でいる事も無いのだ。

 

兄「だから…だから三次元は嫌いなんだ!!」



帰宅後

 

兄「…ただいま…」

 

妹「お帰りー あれ?自転車は?」

 

兄「奴等は死んだ。もういない」

 

妹「へ、へぇー」

 

兄「妹よ」

 

妹「な、何」

 

兄「飯になったら呼んでくれ」

 

妹「うん(あれ?普通だ)」






兄「大切なものを無くしちまった…」

 

エンペラー

ブックオフで立ち読み中に盗難。

 

フェニックス

学校に置いてがれる。

 

エーミール

そうか、つまり君はそういう奴だったのか!!

 

兄「しかし、いつまでもクヨクヨしてられん!!! 俺の心はダイヤモンドのように強く、それゆえ衝撃に弱いのだからな」

 

兄「しかし、体操服どうするか…はっ!!! 名案だ!!!」

 

女ちゃんを尾行。

家を覚える。

体操服を宅急便で輸送。

クリリンの事かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

兄「俺はもしかしたら、芥川龍之介の生まれかわりかもな……」

 

妹「お兄ぃーご飯だよ」 


兄「1500秒で行くぜ!!」



兄「俺参上!!! あれ?父さんと母さんは?」

 

妹「今日は帰って来ないって」

 

兄(両親が居なくて二人っきり。


そう、俺に『妹』ではなく『義妹』がいたら

「あのね、兄さん。昔から好きだったの///」

っと言った王道フラグが立つだろう。

しかし、俺には血の繋がった妹しかいない。

血の繋がった生意気な妹など近所の直産販売店で売りさばきたいぐらいだ500円でだ!!!)


妹「どうしたの?」

 

兄「いや、どうしたと思う?」

 

妹「うわ、ウザ」

 

兄(これが現実)

 

兄「ん!? 今日のカレーいつもと違う味だな。」

 

妹「おいしい…かな?」 


兄「花言葉でクレオメだ」

 

妹「なにそれ?」

 

兄「思ったほど悪くない まぁ、うまいぞ」

 

妹「あのねそれ、私が作ったんだ」

 

兄(妹よやっぱ250円で売るよ)


その時僕は見たんだ。

夏の日射しが照りつける公園で。

純白のパンツを

※上の文は全く関係ありませんが兄の願望です※ 

放課後。

 

兄「やっとこの時が来た。俺はこの日の為に全身真っ黒の服装にした!!

これで怪しまれまい」

 

女「じゃぁねー」

 

兄(来た!!! 女ちゃん!! フフフ…不死鳥の如く復活したフェニックスで尾行するぜ)

 

女「…」テクテク

 

兄(畜生、まさかフェニックスを押して歩く事になるとは…不覚!!)

 

女「…」テクテク

 

兄「…」テクテク


女「…」テクテク

 

兄「…」テクテク

 

女「…」ピタッ

 

兄「…」ピタッ ハァハァハァ

 

兄(ハァハァハァ、マスクしてるから呼吸が)

 

女「…」ダッ

 

兄(なっ!!走った!! 出番だ!!フェニックス!!)




女(怖いよぉ)ダダダ

 

兄(は、速いぜ)ハァハァハァ  


兄「お!! あれが家か

場所を書いてっと。

後は輸送すればおK!!」

 

数日後

 

兄「おはよー 諸君!!」

 

「「……………」」

 

兄「今度はどうした?」  


男「なんか女ちゃんが変な男に追いかけられたらしい。その後家にこの前盗まれた体操服が送られて来たんだと」

 

兄「な!!! 酷いなそれは」

 

男「しかも、あれがぶっかけてたらしいぜ」

 

兄「変態は怖いな」

 

兄(……犯人俺だー」)



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