表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青空坂上 1条線 ~卒業するまで、しゃっぽーしようね!~  作者: 中村千歳
1条4丁目 もう一度、約束しよう
60/68

1条4丁目-9

 [side-AOKI]


「サッキーとミズホンの間に、何があったの?」

 高島さんのその質問に、頑張って答えてみる。


 最初の出会いは、中学1年の4月。

 中学の友達って、普通は同じ小学校から来た人と仲良くなるんだけど、私もこーやんも、小学校のときは友達がいなかったんだ。

 中学に入って1週間くらいすると、大体仲良しグループがまとまってきて、コミュ障の私は輪の中に入れなくなってきた。それはこーやんも同じだったみたい。

 私とこーやんは、コミュ障同士というか、友達がいない同士という感じで、だんだん仲良くなってきたんだ。

「5月の遠足あたりからだよな?仲良くなったのは」

 こーやんが言う通り、5月に遠足があった。行き先は原岡森林公園。飯盒炊爨の班決めで、仲良しグループに入れなかった私とこーやんが溢れた。それで無理やりに同じ班になったんだ。

 それがきっかけで、私とこーやんは友達になった。


 高校入試。こーやんは自分の実力から考えて、八幡高校を選んだ。私はこーやんと同じ高校に行きたくて、頑張って八幡高校の入試を受けた。結果は2人とも合格。高校卒業までは、こーやんと一緒に学校に通える、って思ったんだけど……。


 八幡高校の入学式の日。こーやんは、桐畑さんと一緒に帰宅した。

 私じゃなくて、桐畑さんを選んだんだ。

 当時の私には、それがすごくショックだった。


 そのショックで、次の日から学校に通えなくなって、6月に自主退学したんだ。


 私は入学初日に友達を失った。

 こーやんは入学初日に新しい友達を作った。

 何があったか知らないけど、こーやんは高島さんとも仲良くなって。


 私が失ったものを、こーやんは全て掴み取った。

 それがすごくショックだったんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ