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青空坂上 1条線 ~卒業するまで、しゃっぽーしようね!~  作者: 中村千歳
1条3丁目 昔の友達と、今の友達
51/68

1条3丁目-22

 [side-KOGAYA]


「お待たせしました」

 昇降口で待っていると、キリカが走ってきた。

 明日の陸上競技会を生徒会が手伝うことになってるから、その打ち合わせをやってたんだ。それがちょうど今終わったところ。

 いつものように八幡坂下まで歩いて、川合津駅・原岡経由東本郷駅行きに乗る。キリカはそのまま本郷市役所前まで、私は浅間前で乗り換え。


 そういや、明日の陸上競技会、新友会で来るって。

「新友会ということは、たかはるさんとおおのんさんも来るのでしょうか?」

 そうだな。あとサッキーも。

「サッキーさん、時々お名前はお聞きしますが、どんな方なのでしょうか?」

 そういやキリカは知らないんだったな。サッキーがさくらん……青木さくらだったってこと。

「サッキーさんが青木さんですか……それは本当ですか?」

 本当だ。この間新本郷で会ったから間違いない。

「それは……何と言うか複雑な気持ちになりますね」

 キリカもそうなのか。実は私もそうなんだ。

 今まで仲良くしてた奴と突然音信不通になったと思ったら、別の奴と仲良くしてて、しかもそれが知り合いだったんだからな。

「私は少し違いますが……青木さんの友達だった幸ヶ谷さんを、私が奪ってしまった形になるのでしょうか。浅間前着きましたよ」

 おっと危ない、乗り過ごすところだった。

 急いでバスを降りる。


 浅間前のバス停で、市大経由上洲中学校前行きに乗り換え。


 八幡高校出身、サッキーこと青木さくら。

 この前新本郷でかち合ったとき、さくらんはそう自己紹介した。


 そうか。

 さくらんはもう、さくらんじゃないんだ。サッキーなんだ。

 八幡高校でも上洲中学校でもなく、新本郷第三高校の一員なんだ。

 さくらんが選んだのは、私じゃなくてたかはるなんだ。


 明日の荒磯公園で、何を話そうか。

 たかはるは仲直りさせたいって言ってたけど、もしかしたら仲違いの会になるかもしれない。

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