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青空坂上 1条線 ~卒業するまで、しゃっぽーしようね!~  作者: 中村千歳
1条3丁目 昔の友達と、今の友達
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1条3丁目-9

 この電停には3人が立っているが、北行に乗るのは青木さんのみ。

「バイバイ」

「ノシ」

 挨拶を済ませ、後ろのドアから青木さんが電車に乗る。入れ替わりで前のドアから1人降りてきた。

 そのまま電車は24条49丁目を発車。電停に2人の人影を残して。

 いや、今降りた人がいるから、3人か。


 その「今降りた人」ががこちらに歩いてきた。歩幅はかなり小さめで、おどおどしている。初対面の青木さんと同じくらい。

 なんか、どっかで見た顔だな。それもかなり最近。遥のネット関係じゃなくて、対面で見たような気が。

「あの……」

 迷子か?電車の乗り方なら遥が教えられる。歩いて行くのはちょっと分からない。

「……」

 ……。

「……」

 どちらも口を開かないまま、1分くらい経過した。

「あの……どうしたんですか?」

 見かねた遥が助け船を出すが、反応なし。

「……」

 俺、もう帰っていいか?

「ちょっと待て!」

 なんか肩捕まれたんだけど。何この人怖い。

 その状態が1分以上続き、ようやく相手が口を開いた。


「中央合同庁舎って、どこですか!」

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