三章終了時点での登場人物と用語集
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◯設定用語
▶︎人類王勢力
天界に対する抑止力として人間界に降りた四人の王、そのうちの一人である人類王に従う諸個人・組織の総称。
本拠地は日本であるが、その勢力範囲は東アジア以外にも東南アジアから、南アジア、中央アジア、西アジア、北アフリカ、そして欧州までと非常に広範囲にわたる。
そのはじまりはヤマト王権の時代にまで遡るとされ、歴史の表舞台にはほとんど姿を現さないものの、人類王勢力は1600年以上の永きに渡って日本社会をその実質的な支配下に置いている。
▷秦一族
人類王を始祖とする血族の総称。
現在の当主は秦氏第247代目当主秦隋賢。
基本的には秦姓の人物のみを指すが、広義的に表秦・裏秦などの傍系を含める場合もある。
秦一族の多くは長身であり、また赤い髪に赤い瞳という特異な特徴を併せ持つ。瞳と髪の赤が鮮やかな者は、『天骸』や術式に対する適性に優れている場合が多い。
秦は人類王勢力の中核をなす血族であり、その多くが組織内において重要な役割を背負っている。
▷表秦
秦一族傍系の中でも、人類王への協力に積極的な血族の派閥。後述の裏秦と比べると秦本家との血縁関係が強い傾向にある。
代表的な家は陶南家、島津家、宗家等。
▷裏秦
秦一族傍系のなかでも、人類王への協力に消極的な血族の派閥。先述の表秦と比べると秦本家との血縁関係が弱い傾向にある。
代表的な家は川勝家、赤松家、宗我部家、松下家等。
▶︎悲蒼天
人間界からの天使、天骸、異能の駆逐を目的とする対天武装戦線。
その活動範囲は東アジアを中心に、ときには中央アジアまで及ぶこともある。
悲蒼天最大の目的は天界の打倒であるが、その主な活動は堕天使の駆除と、俗世の軍隊乃至警察では対処の難しい怪異現象への対応に留まっている。
民族・国籍を問わない数千の戦闘員・工作員を抱えており、その中には擬天使や天使の構成員も多く含まれる。一見悲蒼天の掲げる反天界・反天使・反異能の理念に反するようにも思えるが、異能を駆除するには結局異能に頼らざるを得ないのが現状となっている。
他勢力との関係においては、碧軍はもちろんのこと人類王勢力とも犬猿の仲である。その一方、後藤機関との関係は良好で、ときには共同戦線を張ることも珍しくはない。
▶︎碧軍
天界麾下の秘密結社。
その構成員の多くは天界を盲目的に崇拝する狂信者であり、中には自らを天に選ばれた特別な人間だと位置付ける優勢思想の持ち主も少なくはない。
その活動範囲は世界全域に及び、戦闘員の総数は百万人ほどであるとされている。しかし、そのほとんどは汎用的な銃状の術式を扱うに過ぎず、異能に精通しているのは大司教や司祭といった指導者階級に限られる。
その存在理由上、人類王勢力・悲蒼天・後藤機関といった他の霊的勢力とは押し並べて対立状態にあり、特に悲蒼天とは恒常的に軍事的衝突を繰り広げているのが現状である。
▶︎後藤機関
帝国政府直属の対天特務機関。機関長は陸軍少将後藤信彦。表向きは大日本帝国陸軍麾下の一諜報機関とされている。
碧軍をはじめとする霊的勢力が国内に蔓延っている現状に対抗するため、2010年(平成22年)第三次木部篤衡内閣の手によって秘密裏に設立された。
人数は数百人ほどで、その構成員は『天骸』への適性が認められた陸・海・空軍軍人乃至予備役の者がほとんどである。機関の結成自体が最近の事であるため、権能を扱えるような高位の異能者は僅か数人を数えるのみである。その一方、潤沢な予算と積極的な他勢力からの人員引き抜きによって、『天骸』や術式の研究レベルについては他勢力とも引けを取らないレベルにまで発展している。
▶︎巣鴨監獄・刑務所
東京都豊島区内に設置されている収容施設。
葛飾の東京拘置所と比べると、思想犯など表沙汰にはし辛い囚人が多く収容されている傾向にあり、その地下では後藤機関によって捕縛された碧軍の人間や天使が拘禁されているという噂もある。
作中においては草壁蟻間の収容先として登場した。
▶︎ダエーワ
全殺王アンラ=マンユに従う悪魔の総称。
山羊の角が生えた白人のような個体が多い一方、上位種であるほどその姿は多種多様であり、中には竜など人型ですらないものもいる。
その全ては業魔王の神権代行権『血染の赤月』によって生み出されたものである。
▷ヴェンディナート七大魔王
無数にいるダエーワの中でも最強格にあたる七匹の個体のこと。
かつて第二次天界大戦での敗北によって全滅したが、業魔王の神権代行権によって当時の記憶を保ったまま復活した。
人間や天使同様権能などの術式を使い熟し、また致命傷を受けても即座に再生するほどの強力な自己治癒能力を有する。
メンバーは邪悪の魔王アカ・マナフ、不浄の魔王ドゥルジ・ナス、虚偽の魔王インドラ、狂暴の魔王アエーシュマ、混沌の魔王サルワ、背教の魔王タローマティ、飢渇の魔王ザリチュ。
(作中においてアカ・マナフ、ドゥルジ・ナスは人類王によって、インドラはヴィレキアによって、アエーシュマは陶南萩乃によって、サルワは簒奪王によって殺害された。描写はないがタローマティは後藤機関によって、ザリチュは悲蒼天によってそれぞれ殺害されている)
▶︎対応神格
一部の天使と同一視される諸神格乃至概念のこと。
人間界における天使の諸活動は、これを目にした人々に神などの超常的な存在として解釈されることが多く、特に高位の天使の中は地上において何かしらの神格に置き換えられているものがほとんどである。このため地上の神話・伝承の多くは、これら人による天使の目撃情報を基にしているものが非常に多い。
対応神格の有無によって直接力の強弱が変化するわけではないが、神格持ちには対応する神話から大方の能力を推察されるデメリットと、対応神格から発生した神話を権能として術式に組み込むことが出来るメリットが存在する。
▶︎一元
天使としての最高位である六翼の天使が更に存在を昇華させた状態。
天使が『一元』へと達した場合、その存在は天使よりも神へと近づくため、天使としての象徴である翼と天輪は失われる。
▶︎第二次天界大戦
B.C.1304年からB.C.1285年の十九年に渡り、全殺王アンラ=マンユ・業魔王アズ=エーゼットを中心とするダエーワ軍と、泰然王ベルノート=ジェイ=サーザック率いる天軍九隊の間で繰り広げられた大戦争。
事の発端は、天界に対する抑止力として地上に降りていた全殺王が、事もあろうかダエーワを率いて人類を攻撃し始めたことに始まる。泰然王率いる天界は即座に天軍九隊を以ってこの鎮圧に乗り出すも、地上人類への被害を顧みないダエーワ軍の卑劣な戦術を前に、長い間苦戦を強いられることとなった。
しかし、B.C.1283年に人類王が天軍側として大戦に参戦すると、次第に全殺王軍は圧倒されることとなり、最終的には全殺王の戦死と業魔王の逐電をもって大戦は終結した。
また、この天使と悪魔による大戦争は中東に住まう多くの人々が目撃することとなり、後にゾロアスター教系の諸神話が形成されるきっかけとなった。
◯登場人物
▶︎樋田可成
本作の主人公。左目に神権代行権『燭陰の瞳』を宿す。
▶︎筆坂晴
本作のヒロインの一人。人口的に生産された量産天使で、泰然王の手に堕ちた天界の打倒を目指す。
▶︎秦漢華
本作のヒロインの一人。『綾媛百羽』第四位、司る天使はウリエル。
改変前の世界では草壁蟻間によって『一元』に昇華してしまったため、人類の敵として後藤機関に殺害されたが、樋田可成の過去改変によって死を免れた。
▶︎松下希子
人類王勢力麾下の『綾媛百羽』に属する少女。階級は第五位、司る天使はサンダルフォン。人類王勢力の一員であるが、勢力には身の安全のため嫌々従っているに過ぎない。親友の隼志紗織を救われた恩義から、樋田や筆坂とは協力的な関係にある。
▶︎隼志紗織
松下希子の親友。
アエーシュマに襲われて殺されかけるも、松下に救われ間一髪事なきを得る。
▶︎陶南萩乃
人類王勢力麾下の『綾媛百羽』に属する少女。階級は第二位、司る天使はラファエル。本章においては魔王アエーシュマを瞬殺する活躍を見せた。
▶︎人類王カガラ
十三王の一人にして人類王勢力の指導者。
本章における秦周音の死も、秦漢華の『一元化』も全ては彼によって仕組まれたことであった。
▶︎ ヴィレキア=サルテ=ヤーデスクライ=ルルースク
元黄道王直属第二位の卿天使。現在は人類王勢力の客将。
改変前の世界では魔王インドラに勝利しつつも、草壁蟻間に殺害された。
▶︎菱刈尚弥
表秦島津家に属する戦闘員。
インドラ討伐作戦に参加するも、ダエーワとの戦いの中で戦死した。
▶︎川勝藤助
裏秦川勝家の当主。
インドラ討伐作戦において人類王から総大将を任されるも、飛行型ダエーワに攫われ重傷を負う。早々に戦線を離脱したため、松下希子を除けば討伐隊の中で唯一生還することが出来た。
▶︎川勝勤
裏秦川勝家に属する戦闘員。
インドラ討伐作戦に参加するも、ダエーワとの戦いの中で戦死した。
▶︎裵東賢
悲蒼天の戦闘員。
樋田可成とは浅くない因縁がある。
▶︎栗鳥鈴久
悲蒼天の戦闘員。
ダエーワの発生源が築地本願寺であることを突き止め、更には業魔王を撃破する活躍を見せた。
▶︎簒奪王
元鎮魂王直属第一位の卿天使。
栗鳥鈴久の使い魔として、魔王サルワと戦った。
▶︎北村一毅
元帝国陸軍大尉。後藤機関所属の戦闘員。
基地内に侵入した樋田、筆坂、松下を追い詰めるも、後一歩のところで逃げられた。
▶︎草壁蟻間
全殺王の末裔にあたる青年。
生まれもっての人格破綻者で、人が悲しむことを喜び、喜ぶことを悲しむ。全殺王以上の悪人であったため、彼との遭遇と同時に絶対悪としての権能を継承こととなった。その後無秩序の世界を築くためダエーワの王として人類に戦争を仕掛けるも、樋田可成に敗れて殺害された。
▶︎全殺王アンラ=マンユ
十三王の一人。
天界の開闢後、天に対する抑止力として地上に降りた四王の一人であったが、人類王に唆され、紀元前十四世紀頃妻の業魔王と共に人類の虐殺を開始した。その後の第二次天界大戦において泰然王に殺害されるも、四千年の長きを経て現代に復活する。しかし、末裔である草壁蟻間に絶対悪としての権能を奪われた挙句、依代である草壁の死によって二度目の死を迎えた。
改変後の世界においても、依代の草壁蜂湖共々樋田可成に殺害された。
▶︎業魔王アズ=エーゼット
十三王の一人にして全殺王の配偶者。
全殺王が草壁蟻間に存在を乗っ取られるとあっさり鞍替えし、草壁の支持のもとダエーワを量産していたが、悲蒼天の栗鳥鈴久に敗れて捕縛された。
▶︎大海獣マザン
業魔王が生み出した最強のダエーワ。
大量の配下と共に綾媛学園へ進行し、陶南萩乃を追い詰めたものの、業魔王の敗退によって消滅した。
▶︎魔王インドラ
ヴェンディナート七大魔王の一角。
討伐隊との戦いを有利に進めるも、最後はヴィレキアによって討たれた。
▶︎魔王アエーシュマ
ヴェンディナート七大魔王の一角。
疲弊していた松下を追い詰めるも、途中で駆けつけた陶南萩乃に瞬殺された。
▶︎魔王サルワ
ヴェンディナート七大魔王の一角。
簒奪王に圧倒される最中、業魔王の敗退によって消失した。
▶︎ムンヘラス
上級ダエーワ。
自らの肉体は自在に変化させる力を持つ。東京タワーでの戦いで樋田可成に殺害された。
▶︎アジ=ダハーカ
竜の姿をした上級ダエーワ。
東京タワー上空での戦いで秦漢華に討伐された。
▶︎里浦響子
筆坂、松下、隼志が所属するクラスの担任教師。
ダエーワが学園を襲撃した際、生徒を引率するなかアエーシュマに殺害された。
▶︎秦晋臣
秦漢華の父。
改変前の世界では草壁蟻間に殺害された。
▶︎秦清美
秦漢華の母
改変前の世界では草壁蟻間に殺害された。
▶︎秦周音
秦漢華の姉。
クールビューティーな妹とは違い、自由奔放で快活な性格。改変前の世界では人類王に殺害された。
▶︎秦明希
秦漢華の妹。
改変前の世界では草壁蟻間に殺害された。
▶︎草壁蜂湖
草壁蟻間の妹。
彼女も兄同様全殺王の血を引くが、異能者としての才能は皆無に等しい。
改変前の世界では全殺王の一時的な依代となった後、姉の仇を取ろうとする秦漢華に殺害された。改変後の世界では全殺王に取り憑かれると同時に樋田可成に殺害されている。
▶︎川口美奈
草壁蜂湖の友人。
背の低い茶髪の少女。改変前の世界では秦漢華に撲殺された。
▶︎吉岡悠
草壁蜂湖の友人。
背の高い黒髪の少女。改変前の世界では秦漢華に爆殺された。
▶︎古澤百藝
碧軍の司教。
人類王と通じており、その指示に従って草壁蟻間に人類王の『鍵』を流した。
◯劇中で使用された術式
▶︎『白兵』
全身に『天骸』を巡らすことで身体能力を向上させる汎用術式。
▶︎ 『三千夾叉』
秦の権能『殲戮』の応用技。
無数の小規模爆撃を絶え間なく放つことで、機動力に優れた相手でも確実に攻撃を与えることが出来る。
▶︎ 『絶ち毀す掃劇波』
松下の権能『我が主は神なり』の奥義。
周囲に轟音が溢れている状況に於いて、それらを集積し、通常の『踊り狂う音撃波』とは比べ物にならない威力のソニックブームを射出する。
▶︎『神の薬:虐勢破棄』
陶南萩乃の権能。
非暴力を司る天使としてのラファエルに由来する力で、ありとあらゆるエネルギーを暴力と解釈し、ただ触れるだけで無効化・没収することが可能。
また没収されたエネルギーは別次元に蓄積され、陶南の意志によっていつでも引き出すことが出来る。
▷『天薙』
陶南萩乃の大技。
長さ十メートルに渡る『天骸』の斬撃を飛ばして攻撃する。
▷『天薙・金剛纏』
『天薙』の派生技。
ほとんど通常の『天薙』と変わらないが、その斬撃は空気中の炭素を圧縮して生成した微少なダイヤモンドを纏っている。
第二次天界において大海獣マザンを倒した天使アダマスの名は、最も硬い金属を意味するアダマントと関係する。そのためダイヤモンドを介してアダマスの属性を獲得した陶南の攻撃は、マザンに対して特攻の効果を発揮した。
▷『星崩』
陶南萩乃の大技。
頭上遥かに展開した膨大な『天骸』の塊を地上に向けて一気に射出する。
その火力は小さな街ならば一撃で滅ぼせるほど。
▶︎『終の焦焉』
ヴィレキアの奥義。
雷撃に由来する膨大なエネルギーを一点に集中させた後、一気に無数の光線として解き放つ戦略術式。
▶︎ 『雷槍を番えし虹弓』
ヴィレキアの第二奥義。
弓に見立てた虹に、雷の槍を番えて撃ち放つ攻撃術式。
▶︎『聖泥の威令』
栗鳥鈴久の権能。
その力については詳細不明。
▷『狂狼晩餐』
『聖泥の威令』に付随する能力。
アナトリアにおける狼男ヴルコラクを使役することができる。
▶︎『阻害』の術式
北村一毅の権能。正式な能力名は不明。
自らの『天骸』を周囲に放出し、範囲内の術者に一種のジャミングを仕掛ける力。ジャミングを受けた対象は、異能の発動を阻害され、仮に発動出来たとしてもその精度を狂わされる。
対等以下の相手であれば間違いなく異能を無効化出来るが、格上相手に対して異能の精度をある程度下げるのが精一杯。また発動中は常に『天骸』を放出したくてはならないため消耗が激しい。
▶︎『陽桜』
後藤機関の所有する大量破壊術式。
その火力は『一元化』した秦漢華にダメージを与えられるほど。
▶︎ 『絶対悪の権能』
全殺王の権能。この世界において悪とされるありとあらゆる概念を自在に操る力。絶対悪は全ての概念を悪と判断する価値基準を持つ一方、世界は未だに善と悪の二つに分たれているため、概念の善悪を確定するには他者の価値観を利用する必要がある。つまりは対象に対極的な二つの概念を提示し、そのどちらかを悪であると判断させたはじめて能力を発動することが出来る。
しかし、善悪の可否を問うには自らと対象を微弱な瘴気で覆う必要があるため、高い機動力を持つ敵や、遠距離攻撃を得意とする敵とは相性が悪い。
また善悪の価値観を持たない動物や機械の類には一切能力を使用することが出来ない。
加えて一度に操れる概念は一つであり、二つ以上の概念を同時に操ることは出来ない。
▷『暴発と安定』
『絶対悪の権能』によって発動される能力の一つ。対象が暴発を悪と判断した場合に限り、敵の攻撃を暴発させる。また自らの力を意図的に暴発させ火力を上げることも可能となる。
▷『生起と消失』
『絶対悪の権能』によって発動される能力の一つ。対象が消失を悪と判断した場合に限り、生命体を除く任意の物質及びエネルギーを消滅させることが出来る。
▷『飛翔と失落』
『絶対悪の権能』によって発動される能力の一つ。対象が失落を悪と判断した場合に限り、空を飛ぶ敵を地に叩き落とす。
▷『破壊と創造』
『絶対悪の権能』によって発動される能力の一つ。対象が破壊を悪と判断した場合に限り、任意の範囲を破壊する。
▷『生存と斃死』
『絶対悪の権能』によって発動される能力の一つ。対象が斃死を悪と判断した場合に限り、任意の生命体を死亡させる。
▷『病魔と健勝』
『絶対悪の権能』によって発動される能力の一つ。対象が病魔を悪と判断した場合に限り、任意の生命体を病魔に罹らせる。
▶︎ 『血染の赤月』
業魔王の権能。
異界化させた子宮内で『天骸』をダエーワとして受肉させ、出産の形で創造することが出来る。ダエーワの創造には大量の『天骸』を使うが、仏像など媒体となるものを用意することで消費を大幅に抑えることが出来る。
▶︎『不和の呪い』
大海獣マザンの権能。
二人以上の生命体から直接的な敵意を向けられた場合、その全員に互いに対する不和の感情を生じさせる。
▶︎『悪魔の鎖骨』
アエーシュマの所有する術式。
神話に名高いソロモンの指輪のレプリカで、劣化版ながらソロモン七十二柱の持つ権能全てを使うことが出来る。