一頁目
これは、学園ものです。みじかいです
読んでから、不快に思われても責任はとれません。悪しからず。中傷等もやめてください。
今年の四月、やっとの思いで入れた憧れの高校。私はこの高校の生徒になった。真新しい青いシャツに紺のプリーツスカート、セーター、リボン、ブレザー。どれも高校の制服で、とても可愛い。坂上高校。名前の通り長い坂の上にある高校で、広い土地を持つ。様々な部活動が活発に行われており、高校の横を通るといつも運動部の声が聞こえる。その高校に通って早二ヶ月。私のゲシュタルドが崩壊した。その理由は、今、目の前に広がっている。
どんな風景って?それは・・・
「ご免なさい!ゆ、ゆるしギャッ」
「も、もうきまガハッ」
私の入部している美術部の部長が、自分の体の二回り大きい男たちを左拳だけでぶっ飛ばしている。と、言うよりどうしてこうなったのか全然理解出来ない。
「おい、義香。もう止めとけ。片桐の頭がパンクしかけている。」
美術部がつかっている第一美術室。つまり今私たちがいるところの入り口に三年の佐伯龍彦先輩が立っていた。
「だって、しろくん。こいつら私の子供に手を出した奴らなのよ?意識があるだけいいじゃない。」
と、怒っているであろう口調で吐き捨てるように言葉を放った。部長の広瀬義香先輩の言う「子供」とは、部員のことを指す。
「少し冷静になれ、義香。・・・それから、お前らは二度と俺たちの前に現れるな。」
佐伯先輩は凍てついた表情で、不良らしき人々を睨み、入り口をあけた。不良たちは風のごとく入り口から出ていった。
静寂した空気が流れた。すると、パンパンと手の叩く音が聞こえ「お騒がせしてすまない。とりあえず、個人の作品を制作しててね」と大きな声で部長が言った。あなたが原因でしょうなんて言いません。
To be continued.
どうでしたか?暇潰しには短すぎるかもしれませんが・・・