表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校にテロリストが入ってきたので、ドサクサに紛れて嫌いな奴を殺しちゃいます  作者: 恋背ギドラ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/4

休み時間・2時間目 English

レミはココに女子トイレに連れてかれて行った。流石に目周りが真っ赤なのはまずいので簡単にメイク直しするらしい。


杏子は何かを熱心に調べているようだ。普段はあまり声をかけないが、今日はなぜか声をかけなければいけない気がして杏子の所に行く。


「おい、何調べて…」


「あ、岡村君!あのね、りんごについて知識をもっと付けなきゃって思って…!調べてたの!」

「それでね、この犬りんごっていうりんごは一般的な姫りんごのアルプス乙女よりさらに小さくて、渋味が強いから食用には向かなくて…」


あー、話しかけなきゃよかった。めんどくせぇ…


レミとココが戻ってきた。あのパンダのようなバチバチのマスカラと真っ赤な瞼のピエロと同一人物だと信じれないほど、レミは綺麗にメイクされていた。ココは一体何者なんだ…


ココによって閉められて間もない教室の扉が開く。


「Sit down!!!」


生徒達は少し急いで椅子に座る。


「Why didn't you take your seats before class started?」


「Please calm down.Remy and Coco went to restroom to fix makeup.So they were late for class.」


やべ…何言ってんのかわかんね。

あ、画面の前のお前らごめんな?翻訳機とかで対処してくれ。英語有識者から見たら拙い英語だろう。だが作者は頑張ってるのでそこを叩くのだけはやめてあげてな?

ちなみにモールス信号はあまり意味がないから無理して読まなくてもいいぞ。

この英語教師の名前は竹山武蔵。外国人では無いのだが日本語を全く話さない。

英語の授業中に日本語を一言でも喋った生徒は胸ぐらを掴み振り回し、押し倒して足で踏み付け、理科室からパク…頂いた塩酸を生徒にぶっかけることで有名だ。

ちなみにレミとココはモールス信号を全部暗記して、英語の授業中はこっそり意思疎通をしているらしい。

フランス人のアリスとラピス、英語イキリ野郎の七紙は英語での意思疎通に困らないようだ。

トメ子、杏子、俺も人並みには話せるが…竹山の前だと緊張して殆ど言葉が出てこない。


「It's wrong for high school students to wear makeup.You are also wrong to agree with that,Muma.」


「Why do you think it's wrong for high school students to wear makeup?」


「You don't understand.Stand in the hallway.」


無馬は舌を出してピースし、教室から出て行った。


(レミ):ーー・ー ー ・ー 


(ココ):ー・ー ・ー・・ ー・ーー・ 


(レミ):ー・ー・・ ・・ー・ー ・ー・・ ・・ ーーー・ー ー・ー・・ 


(ココ):ー・・ ・・ ・・・ー ー・・ー・ 


「Open the textbook to page 114514.」


こいつも馬鹿と同様、使ってる教科書が俺らと違う。

明らかに一年で履修できる課程じゃないだろ、教科書の桁数がイカれてる。


「Read the textbook,Anzu.」


あー杏子、終わったな。そこでトメ子が声を上げる。


「She can't speak because of her headache.」


「Really?」


「え、あ…」


「You spoke Japanese, Tomeko. You're a bad student.」


竹山がトメ子に殴りかかった。トメ子は嫌いだが、こればかりは理不尽に感じる。


杏子は申し訳なさそうな顔で竹山とトメ子を見ていた。


トメ子は殴られた、目が腫れていた。


「Now, read the textbook,Anzu.」


「ごめんなさい、わかりません…」


「You're a bad girl,too.」


ボコボコに殴られている杏子を亜依は腐ったものを見るような目で見ている。その瞳の闇は恐ろしいほどに黒曜石だった。

ん?今俺、日本語ちょっとおかしかったかもしれない。まあいい、今は英語の授業じゃないか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ