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一話【尊敬】

初投稿です!誤字脱字矛盾など読みずらいところはあると思いますが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです

果物の甘い匂いのする森の中で雨の音が黒い傘をさしたメイド服の女の子の足音を掻き消す

手には街で買ったであろうたくさんの食べ物をかかえている


しばらく歩くと森の中から大きな屋敷が見えてくる

周りは紫色の果物で囲まれていて屋敷の周りだけ異様な雰囲気を放っている


やがてメイド服の少女…メイは屋敷にたどり着き、ノックする


コンコンという鈍いのなる扉の音が雨に消される前にギーッという甲高い音と共にドアが開く


「おかえりなさい」

「魔女さん ただいま!」

「びしょびしょじゃない…早くお風呂に入って瘴気を流してきなさい。私なんかと一緒にいるんだから」

「もー!また自分のことを悪く言ってる!むしろ魔女さんの顔見れて瘴気なんて吹き飛んじゃったよ!」


そう言いうと微笑みながら私のご主人様…魔女さんは私にタオルを手渡す 真っ白のタオルはふわふわでとってもあたたかい

そして、私のことを見つめた後、さらさらな赤髪の長い髪を靡かせながら魔女さんはまた自室へと戻る


私は体を温めるためお風呂へと行く

魔女さんとは真逆で白髪の短い私の髪を洗うのはそんなに手間がかからない

さっと体を温めてメイド服に着替えて、夕飯の支度を始める


普段じゃお目にかかれない豚肉を贅沢につかい、家の外の紫の実…「魔女の実」と呼ばれる実で作ったジュースをかけて焼く

「こうすることで肉が柔らかくなる」魔女さんひ最近教えていただいたこの調理法はまるで魔法のようだ


肉と果物の甘いいい匂いが部屋中に漂う

焼き終わる前にキャベツと玉ねぎ、そして手に入れたばかりのトウモロコシという食べ物を一緒に混ぜてサラダをつくる


肉に火がしっかり通ったところで魔女さんの部屋にいく


「魔女さん、夕ご飯ができましたよ!」

「今日のご飯は何?」

「なんと!肉屋のヨハンさんが結婚するそうで、豚肉をお裾分けしていただけました!サラダにはトウモロコシを使ってみました!最近外国から輸入された食べ物で、とっても安価なんですよ!!」


そして魔女さんと一緒に夕飯を食べる

魔女さんは無口だが、食べ終わった際には毎回「今日もありがとう」と言ってくれる

その一言がいつも私の心をあったかくする


とっても冷たく見えるが、私の病気を治すためにずっと研究してくれているとっても優しいご主人なのだ

今日だって、私がすぐにお風呂に入れるようにお風呂の用意をしていてくれたのだろう

本当に魔女様には頭が上がらない


その後はお片付けや魔女さまのお世話をして、ベットで眠りにつく

明日も魔女様のためにもっと頑張ろう………なんて考えながら、少しじめったい匂いと共に眠りについた

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