読者にもできる執筆応援
今、小説家になろうでは「執筆応援フェア」を開催しているようです。
開催期間は2025年7月15日から10月31日23:59まで。
何か頑張って書いて投稿したら、抽選でAmazonギフトカードがもらえるらしいです。
いいなあ。私もほしい。
それはさておき、読者にもできる執筆応援って何だろうと思ったので、ちょっと考えてみました。
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1.PV(効果:小)
PVというのは「ページビュー」のことです。
お話を何回閲覧してもらえたかが数字でわかるようになっています。数字が増えれば増えるほど、たくさん見てもらえたことになるので、作者さまのやる気に繋がります。
このPVの数字を上げてあげる方法は、作品を読む。これだけ。
小説家になろうのアカウントすら必要ないので、どんな読者でも簡単に実行できます。
ただし、執筆応援効果は小さいです。
2.ブックマーク(効果:中)
ここからは、小説家になろうのアカウントを持っている読者ができる方法になります。
ブックマークというのは、気に入った作品をブックマークとして登録する機能のこと。
ブックマークをすると、作品の総合ポイントがなんと2ポイントも上がります。もちろん作者さまのやる気に繋がります。
ブックマークをする方法は、該当作品のブックマークボタンを押すだけ。とっても簡単。
執筆応援効果は普通レベル。でも、ポイントが伸び悩んでいるタイプの作者さまにとっては、たったひとつのブックマークでも効果は大きいと思われます。
3.評価(効果:中)
評価というのは、☆による5段階評価です。本文の下の方にある☆☆☆☆☆というやつ。
☆1つが2ptとなっているので、5つ全部入れると作品の総合ポイントがなんと10ptも上がります。5つ全部入れた場合は、ものすごく作者さまのやる気に繋がります。
評価する方法は、☆を押すだけ。押したところまで☆が塗りつぶされます。
執筆応援効果は普通レベル。ただし、☆の数によっては作者さまのやる気を削いでしまうこともあるので注意が必要です。執筆応援したいなら迷わず5つ押しておきましょう。
4.リアクション機能(効果:小)
リアクション機能というのは、作品を読んで感じた気持ちを作者さまへ簡単に伝えることができる機能です。☆の下にある絵文字みたいなやつ。
5種類の絵文字みたいなやつがありますが、複数押すことも可能です。というわけで、驚くべきことに5つ全押しすることもできます。押すと作者さまの笑顔に繋がります。
リアクションする方法は、絵文字のところを押すだけ。これも簡単。
執筆応援効果は小さいです。絵文字であるがゆえにどんな意図でそのボタンが押されたのか、作者さまに上手く伝わらない可能性があるからです。でも、どのボタンを押したとしても喜んでくれる作者さまの方が多いので、遠慮せずにどんどん押せばいいと思います。
5.感想(効果:大)
感想というのは、読者が感じたことを文章にして送ることができる機能です。
大好きの気持ちを込めた感想を送ると、作者さまはものすごく喜んでくれます。連載中の作品であれば、更新速度が上がることもあります。
感想は、本文・後書きの下や感想ページの下にある感想フォームというところから書くことができます。
執筆応援効果は大きいです。何を書けばいいのかわからないときは、とりあえず好きなキャラや好きなシーンなどを書いておけばなんとかなります。ちなみに、誰も感想を書いていない作品に感想を書くと、作者さまがハイテンションで感想返信してくれることがあります。喜んでもらえると、こっちも嬉しくなっちゃいます。
そういえば、勇気を出して感想を書いたのに、なぜか私の感想にだけ感想返信してもらえなかったことがあります。他の人の感想には全部返信してるのに、なぜか私だけ! あれは悲しかった。あまりにも悲しかったので、ブックマークを外しました。感想返信が来たらブックマークを付け直そうかと思っていたのですが、いまだに来ないです。いや、何年も前の話なのでいまさら来てもビックリしますけど。
6.イチオシレビュー(効果:特大)
イチオシレビューとは、作品の推薦文や紹介文を投稿するための機能です。
レビューを送ると、作者さまは大喜びしてお礼のメッセージをくれることがあります。レビューを送ったことを活動報告で紹介すると、コメントを書きに来てくれる作者さまもいます。運がよければ、作者さまの活動報告でもレビューを紹介してもらえることがあります。あれは嬉しい。
イチオシレビューは、イチオシレビュー一覧ページの下にあるイチオシレビューフォームから書くことができます。連載作品の最新エピソードの下、短編作品の本文の下にイチオシレビューフォームへのリンクがあるので、そこからたどりつけます。
タイトルは8文字以上100文字以内、本文は空白・改行含まず150文字以上、空白・改行含み400文字以内という文字数制限があるので、書くのはものすごく大変です。
でも、その執筆応援効果は特大。連載中の作品にレビューを送ると、なんと完結まで書いてくれる可能性が驚くほど高くなります。完結まで書き続けてほしい場合は、レビューを送ったうえで定期的に感想を書くのがおすすめです。
レビューの書き方としては、まず、作品を知らない人にも伝わるように作品の簡単なあらすじを書きます。次に、その作品の好きなところを書きます。最後に「おすすめです!」や「読んでみてください!」などの煽り文を書きます。そうすれば、なんかレビューっぽくなります。
レビューを書くのは大変ですが、感想よりも執筆応援効果は大きいので、一度は試してみる価値があります。
7.活動報告での作品紹介(効果:小)
これは、自分の活動報告内で、気に入った作品を紹介することです。
レビューと違って、作品のおすすめポイントを思う存分書くことができます。作者さまに許可をとらなくてもできるので、わりと気軽にできる執筆応援です。
ただし、作者さまから紹介の掲載をやめてほしいと言われた場合は速やかに掲載を取り下げなくてはいけません。もちろん作品を悪く書くのも禁止されています。
執筆応援効果は小さいです。というか、作者さまに気付いてもらえなかった場合、執筆応援効果はゼロといっていいかもしれません。気付いてほしいときは、メッセージなどで「作品紹介してもいいですか?」とあらかじめ聞いておくのがおすすめ。メッセージを送るときはすごく緊張しますが、快諾してくれる作者さまが多いです。
逆に、気付いてもらえなくてもいいという気持ちでこっそりと作品紹介していたら、作者さま本人が突然コメント欄に現れることもあります。そう、それまで全く関わりがない作者さまであっても、なぜか気付かれてしまうことがあるのです。こんな場合でも喜んでくれる作者さまが圧倒的に多いので、あまり心配せずに作品の大好きなところをたくさん書いて作品紹介するといいと思います。
8.FA(効果:?)
FAは「ファンアート」と読みます。他者が創作した作品に登場するキャラクターを描いたイラストなどのことです。小説を読んで、そこに登場するキャラを描いたら、それはもう立派なファンアートです。
この執筆応援は『みてみん』のアカウントも必要になるので、ちょっと難易度が高めです。
FAは自分の画力なども関係してくるので、執筆応援効果は謎。でも、喜んでくれる作者さまは本当に喜んでくれるので、イラストを描くのが好きな人は挑戦してみてもいいかも。
ただし、FAを発表するときは、作者さまにきちんと許可をとってからにしましょう。無断でやると著作権の侵害になってしまいます。
基本的なFAの送り方ですが、まず作者さまにメッセージなどで「ファンアートを描きたいのですが、描いてもいいですか?」と聞いてみます。許可が出たら、ファンアート画像を『みてみん』に投稿します。投稿画像サイズが3MBを超えていたり、サポートしている形式(gif、png、jpg)以外の画像だったりすると投稿できないので注意してください。
画像を投稿したら、作者さまにメッセージで画像のURLをお伝えします。
( https://○○○○○.mitemin.net/i○○○○○○/ というのをメッセージに書いて送る)
すると、作者さまにFAが届きます。運がよかったら、作者さまの活動報告でFAを紹介してもらえたり、作品の挿絵として使ってもらえたりします。
FAを他の人に見られるのが恥ずかしいという場合は、作者さまにそう伝えましょう。そうすれば、作者さまだけが大切に見てくれるはずです。
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読者にもできる執筆応援はこれくらいかな?
執筆応援効果については、読者としていろいろ送ってみた経験をもとに判断してみました。更新を続けてくれたり、新作を出してくれたり、読者目線でもわかるほどの効果があったかどうかを基準にしています。
そんなわけで、作者さまから見ると効果の大きさの感じ方が全然違うかもしれません。
というか、作者さまが一番喜んでくれる執筆応援って何なんだろう……?
いろいろやってみたけど、わからないです。
それはそうと、読者にもできる執筆応援ってたくさんありますね。
これからも好きな作品を見つけたら、どんどん執筆応援していきたいと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございました!