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歩道の影

作者: Soraきた

四季様へ、いつもレビューをありがとうございます

歩きながら見上げた街路樹たちも

今日はお疲れ気味

葉がゆらゆら揺すって

歩道に少しでも

日陰を作ろうと

必死に頑張ってくれている


この通りの名前は

あなたと出会った頃

しばらくしてから

正式なものがついた


それまでは

わたしたちも勝手に名前をつけて

そのひとときを楽しんだ


少し早いテンポで歩いたのは

ワクワクとドキドキが

ココロの中で交差していたから


限りない恋について語っても

何ひとつ、動揺することなく

わたしたちは

肩を並べて歩いていた


今日は偶然に同じようなコーデで

お互いをびっくりさせた

ただ、決定的に違うところは

あなたは長袖で

わたしは普段

めったに着ない半袖であったこと


昨日、あまりにも天気が良すぎたから

思わず、服を先取りした


せっかく作ってもらった、

街路樹たちの

歩道に降りる影を

わたしは

あなたに無条件で譲った


帰る頃には

その影たちの今日の役目も終わる

恋人たちが交わした、

たくさんの言葉を包み込みながら








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