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天使のクリスマス

作者: 秋葉竹



  


かわいい声で月を呼ぶ

凍える冬の街角で

道をゆきかう車から

かけっぱなしの歌の声


そろそろみんなのクリスマス

天使も歌ってくれるだろう


天使の命は輝いて

僕らはみんな嫉妬する


天使の声は美しく

僕らはそれを妬むんだ


すでに忘れた約束や

なにもなかった恐怖さえ

僕はすっかりみつめたし

僕は悲しいふりをする


冬の朝には罪はなく

冬の朝には雨もない

ただただ広く降る雪が

空から寂しく降り落ちる


天使が羽を

千切って投げた

みたいな痛い雪が降る


罪さえ知らずに生きてる天使が

優しい声で歌を歌うよ

ずっと前から

そうだった

生まれる前から

そうだろう


ただあたたかい世界の片隅

雪の舞い降るこの街に住む

寂しく生きてる僕の好きな

悲しいメロディー奏でてくれる


それはだぁれもいない夜

天使が街にやって来る










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