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即興詩 したからみあげる、うえからのぞく

作者: みなはら

『下から見上げる、上から覗く』 -かたわらのてのとどかないあなたへ-



層のような世界


重なりあって近くにあり


けれどもどうしても触れられない


そんなせかい



電子の海に漂いながら


言の葉を掬い上げて想いへと触れる


響いてくる想いは切なく


誰に宛てたものだろうと


その想いを胸に刻む



隣にいて


相手の気持ちが見えているようで


けれども心の奥はわからないでいる


届かないせかい



そんなせかいをあゆみつづける




現実もそんなもの


けれども想いを焦がすとき


たとえ振り払われるとしても


手は届く


想いを伝えることができて


触れられる




結論がでない


届かないせかい


もどかしい想いを抱える場所


答えのない公式のような世界



今日もまた言の葉を紡ぐ


そんな想いを秘めたまま


文字を綴り想いを刻む



相手を言の葉で照らし


相手の想いに照らされるように


とても近くて遥かな先にいるひとへ


風に流す手紙のような


言の葉と心をおくる




おつかれさまです


お元気ですか?


いつかまた


ここで逢いましょうね




それでは



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― 新着の感想 ―
[一言]  電子たるが故に、触れれば伝わる電子は記憶の何に繋がるのかとも、皆で円陣組んで手を重ね、思い心一つに声合わせ、気合いを入れて振り払う。  アレに重ねて拝読すると、心は触れられずも電子の海でも…
[一言] 同じ場所に立っているようでいて ずれている それぞれの中に抱える心は それぞれの人が秘める世界は 触れる場所もあれば 触れられない場所もある 言葉を重ねて 心を重ね合わせたり 時を重ねて…
[一言]  だれかに届いてほしいと描かれているのですね。  きっと、届いていますよ。  届いてほしいひとではなくても。  届いてほしい意味にではなくても。  なんらかのかたちで。
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