表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

ステータス

魔法がないと聞き落胆しているとおじいちゃんが何かを思い出して、戸棚にある本を開いた



「あーどこじゃったかのぉー。あっ、あったあった。」


そう言って本の中の1ページを見せてきた。


「魔法もあるにはあるのう。ただ100万人に一人が使えるかどうかで今までワシは魔法を見たことがないのう。」


そんな・・・

100万人に一人ってすごい確率だな。


僕はショックからボーッと差し出された本を眺めていると、気になる文章が目に入った。


「おじいちゃん、この儀式って何??」


そのページには、自分の性質を知るための儀式のようなことが書かれており、結果の欄に召還Sや超能力Bなど書かれており、魔法という文字も書かれていた。


「ん?儀式も知らないのか。これは自分の中に秘めている能力値を確認することじゃよ。性質確認とも言っておるな。」



「この儀式って今すぐにできるの?」


僕は自分の性質を知りたくて、おじいちゃんに聞いてみた。


「簡単じゃよ!自分のステータス画面を出して診断を押せばできるわい。そんなことも知らなかったのかえ?」



ステータス画面・・・?


「ほれ、こうやって手を前に出して、チェック!って言うだけでええんじゃよ!」



おじいちゃんの目の前に何か四角い物が出てきた。

僕はそれを覗いてみると、



名前:レック

レベル:13

HP:185

SP:70

攻撃:21

防御:20

知識:47

速度:9

能力:召還E

超能力D

弓C



うわっ、なんかRPGのゲームとかでよくみる画面だな。


「おじいちゃん、この能力の召還Eとか超能力Dって何??」



「これが自分の性質じゃな。召還、超能力は誰しもが使える訳ではないんじゃよ!特に召還に関しては最初の儀式で表示されないと、どんなにレベルを上げても使えるようにはならんのじゃ!

その点、超能力は誰しもが備わっている能力じゃが、みんなが目覚めさせることができる訳ではないんじゃ。」



なるほど。

召還は何となく分かるけど、超能力ってなんだ?

人の心読めたり、テレポートしたりとか。

もし、そうなら魔法と同じくらいすごい気がするんですけど。


そんな事を思いながら、もう一つ気になる部分についておじいちゃんに聞いてみた。



「この後ろにあるアルファベットはなに?」



「これはその能力のランクじゃな。SSからEまでランクがあり、これもレベルでどうにかなる訳ではなく、召還と超能力は最初の儀式で表示したランクのままじゃな。ただし、ワシのステータスに弓とあるじゃろ!これは武器を利用してのランクじゃから、努力すればする程、ランクは上がっていくぞ!」



なるほどなるほど。

ってことは、召還や超能力はその人の持って生まれた能力だから、レア能力かどうかは、その人の運次第ってことね。



「おじいちゃん、召還も超能力もあるってことはすごいことなんじゃない?」



おじいちゃんは少し照れてみせた。


「まぁワシも若い時は国の騎士団に入団していてのぉ。能力が2つあるのはレアだから重宝されたわい。」


おぉ〜。やっぱりどちらも備わってる人は稀なのか。



ちなみに、召還EだとEランクの召還術しか使えないらしく、A以上だと、ドラゴンなんかも召還できるらしい。

超能力Dは2つの能力が使えるみたい。

Eは1つでA以上だと10を越えるみたいだ。



「まぁAを越えるスキルはほとんどいないみたいじゃがの。ミニット王国の団長でも超能力Bで剣Bじゃからの。」



おじいちゃんのおかげでステータスについてもほとんど理解したぞ。


よし、じゃあ僕の性質も確認してみるか!


僕は手を前に出してチェック!!と叫んだ。


まだ一度も診断していないため、すべての項目が???になっており、診断もボタンがあった。



「よしっ・・・」


僕は息を止め、診断ボタンを押した!


体が光出す。

しばらくすると光が消え、ステータス画面に文字が刻まれていく。



「これって・・・」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ